アイスホッケーアジアリーグ2022―23は21、22の両日、白鳥王子アイスアリーナ=苫小牧市=などで6試合が行われた。レッドイーグルス北海道はひがし北海道クレインズとの道内対決に挑んで2連勝。首位のHLアニャンの勝利数まであと1まで迫った。
22日
▽4回戦(白鳥王子アイスアリーナ)
レッドイーグルス北海道 22勝8敗,5,,2-11-02-0,,1,ひがし北海道クレインズ 14勝16敗
▽得点者【レ】久慈(入倉、彦坂)久慈(三田村、入倉)中屋敷(大澤、橋本)中島(橋本)柴田(大澤、髙木)【ひ】米山(矢野、池田)▽GK【レ】成澤【ひ】脇本▽シュート数【レ】41【ひ】27▽反則【レ】2分【ひ】6分▽パワープレー得点【レ】2【ひ】0▽キルプレー得点【レ】0【ひ】0▽観客数1434
第1ピリオドに久慈が2ゴールでリードを奪い、流れを渡さないまま得点を積み重ねた。数的有利なパワープレーは3回中2回ゴール。数的不利なキルプレーも守り切るなど、スペシャルプレーが光った。
▽8回戦(日光霧降アイスアリーナ)
東北フリーブレイズ5―3栃木日光アイスバックス
▽6回戦(新横浜スケートセンター)
HLアニャン5―1横浜グリッツ
21日
▽3回戦(白鳥王子アイスアリーナ)
レッドイーグルス北海道4―1ひがし北海道クレインズ
▽得点者【レ】彦坂(三田村、山田)中島(佐々木、久慈)髙木(大澤、相木)中屋敷(高橋、橋本)【ひ】寺尾(大津夕、磯谷)▽GK【レ】成澤【ひ】磯部▽シュート数【レ】42【ひ】28▽反則【レ】8分【ひ】8分▽パワープレー得点【レ】1【ひ】0▽キルプレー得点【レ】0【ひ】0▽観客数1377
試合序盤はタフなボディーコンタクトから相手にシュートを打ち込まれる場面もあったが、第2ピリオド以降は落ち着いた試合展開で勝利した。GK成澤を筆頭にDF陣の活躍も光り、最少失点で試合を締めくくった。
▽7回戦(日光霧降アイスアリーナ)
栃木日光アイスバックス18勝11敗,3,,0-01-11-1延 長1-0,,2,東北フリーブレイズ6勝23敗
▽5回戦(新横浜スケートセンター)
HLアニャン22勝7敗,9,,4-03-02-1,,1,横浜グリッツ6勝23敗
―リーグ優勝へ、チーム再構築
北海道ダービーを2連勝したレッドイーグルスは、2試合ともに最少失点で抑え切った。クレインズはキルプレーの防御率が8割を超えるも、この2連戦では3ゴールを奪った。プレーオフに向けた戦術も試しており、毎試合課題を設定しながら試行錯誤を重ねている。菅原監督は「体力温存のために引いた守りを昨年末から試している。リーグ優勝に向け、選手とチーム力を再構築したい」と話す。
また、13年目のベテランが「いい練習」を積み重ねながらチームの勝利に貢献している。FW久慈が22日に2得点を挙げ、アジアリーグ通算200ゴールまであと1に迫った。氷上を駆け抜ける久慈は「チームのために何ができるかを考え、自分のできることをやり続ける」とリーグ連覇を見据えた。
オールスター休みを1週間挟み、選手たちは思い思いの過ごし方でリフレッシュした。21日に1アシストを決めたDF山田は家族旅行に出掛けたといい、「シーズン中は精神的な疲労も重なる。家族で過ごすことでいい気分転換になった」と笑顔を浮かべた。
―来月4連戦へ「修正して臨む」
ひがし北海道クレインズ・齊藤毅監督 レッドイーグルス(RE)が強いと感じた。今回の2連戦はこちらの決定機を(GKの)成沢に確実に抑えられてしまい、攻撃面でいいリズムをつくれなかった。来月はREと札幌、釧路で4連戦する。ラインの組み換えなど、きょうまで試した事柄を踏まえて修正して臨みたい。