苫小牧市内の小学生アイスホッケーチーム、BLUEサンダーズのDF佐々木翔色、FW山口礼恩、橋本暉大(以上ウトナイ6年)、花井颯(沼ノ端6年)、苫小牧WESTアイスキングのFW岩田琥太郎(北星6年)、バーニングバレットのGK谷奏甫(美園6年)、レッドスターズのDF八田幸興(豊川5年)の7人が、2月8~19日にカナダのケベック州で開かれる「第63回ケベック国際ピーウィーホッケートーナメント」の日本選抜メンバーに選出された。7人ともに「全力でプレーして上位を目指したい」と闘志を燃やしている。
同大会はカナダで開催される小学年代の最大規模の国際大会。世界から15カ国、約120チームが参加する。日本は上から2番目の「AAエリート」というカテゴリーで激戦を繰り広げる。
国内から60人以上の応募があり、応募選手から送られてきた動画やスタッフのスカウティングなどで選考し18人の精鋭を選抜。国内の実力者をそろえ、悲願の優勝を目指す。
全道大会を制したBLUEサンダーズからは4人の選出。主将でエースの山口は「体の大きい相手に対して、持ち味のスピードを武器に得点を狙いたい」。山口と並んでエースを担う橋本は「周りを見てチャンスになるパスを正確に出す」。得点に絡む花井も「攻めからの守りを意識してDFを支えて行く」と話し、佐々木は「コーナーの戦いに負けないように体を張ってGKを守る」とそれぞれ意気込みを語った。
苫小牧WESTアイスキングの主将岩田は「コースを見極めて力強いシュートで得点を目指す」と意気込む。バーニングバレットの谷は「無失点で勝つことを意識して守り抜く」。5年生にして選出されたレッドスターズの八田は「シュートをGKに届かせないように体を張って守りたい」と活躍を誓った。
日本選抜を率いる黒川太郎監督は「現地で調整を行いベスト16の壁を破りたい。勝敗も大切だが、世界の舞台で自分の立ち位置を知り、通用するところや課題を見つけて今後のキャリアに生かしてほしい」と気持ちを込めた。
日本選抜は30日にカナダに向けて出発し練習試合などの調整を踏んで同大会に挑む。