「氷上の甲子園」道外参加チームに技術指導 城野塾―基礎教える

「氷上の甲子園」道外参加チームに技術指導
城野塾―基礎教える
城野チーフマネジャー(左)の指導を受け、汗を流す群馬県選抜の選手

 全国高校選抜アイスホッケー大会(4日まで、苫小牧市)の出場チームを対象にした、アジアリーグのレッドイーグルス北海道が企画する競技技術指導のスクール「城野塾」がダイナックス沼ノ端アイスアリーナで行われた。前身の王子イーグルス時代に監督を務めた城野正樹チーフマネジャーが講師を担当し、基礎を手ほどきした。

   大会期間中に参加チームが利用したリンクでの練習時間の合宿枠を使った取り組みにレッドイーグルス北海道が協賛して実現した。2日に群馬県選抜、九州・沖縄選抜がそれぞれ受講した。

   城野チーフマネジャーは基礎のスケーティングやハンドリングなどを中心に指導した。「スケーティングは地味だけど、いいゴール、いいプレーをするために必要」と呼び掛け、一人ひとりに目を配りながら、1プレーごとに声を掛けた。高崎工業高3年の椚瀬真乃介主将は「指導者が違うと、教え方も違う。基礎からやったので、一から学ぶことができた」と目を輝かせ、「日々の練習から思い出しながらこつこつやっていきたい」と語った。

   城野チーフマネジャーは「みんなチャレンジしようと、真面目にやっていた。笑顔で取り組んでくれたのが有り難い」と振り返り、「大人になっても思い出しながら、プレーを楽しんでもらえたら」と目を細めていた。