八戸・苫小牧の友好深める はちとまネットワーク・交流試合[小学アイスホッケー]

八戸・苫小牧の友好深める
はちとまネットワーク・交流試合[小学アイスホッケー]
交流試合を通して、友好を深めた八戸と苫小牧の選抜チーム=26日、ダイナックス沼ノ端アイスアリーナ

 苫小牧市と青森県八戸市を中心とした小学生アイスホッケー選抜チームが26日、ダイナックス沼ノ端アイスアリーナで交流試合を行った。フェリー航路で結ばれている八戸市とアイスホッケーを通じて友好親善を深め、競技力向上を図る目的の「はちとまネットワーク」連携事業の一環。 

   毎年交互に往来を繰り返しつつ続く両市小学アイスホッケーの恒例イベント。青森県選抜と苫小牧選抜の交流試合では両チームとも持ち味を存分に生かした白熱した戦いが展開され、3―3で引き分けた。

   交流試合の後に青森のメンバーはネピアアイスアリーナで午後に行われたアジアリーグのレッドイーグルスと栃木日光アイスバックスの試合を観戦。選手が得点を決めるたび、一団から大きな歓声が上がった。 

   交流試合の終了直前に同点シュートを決めた青森県選抜の高橋拓未君(11)は「苫小牧の選手たちは足も速くて、パスもうまかった」と感想を語り、アジアリーグの試合について「プレーが速くて迫力がある。自分もいつかアジアアリーグでプレーしたい」と目を輝かせていた。

   「はちとまネットワーク」連携事業は2018年から行われており、今年はアジアリーグのレッドイーグルス北海道の試合がネピアアイスアリーナで26、27両日で開催されるのに併せて企画された。八戸市は東北フリーブレイズの本拠地でもあり、アイスホッケーが盛んな東北随一の「氷都」だ。