• 逆縁
    逆縁

       生きてある者、命の火が途絶え別れるる日は必ず来る。想像するだけで心がつぶされる。13年前の春、数え49歳の長男を突然の病気で失った恩師から、生きていれば自分と同じく教職を全うしたはずの長男の、年男の年の春を知らせる重い封書が届いた。やはり別れはつらい。 「逆縁」という言葉を覚えたのは何歳頃のことだ

    • 2025年2月26日
  • 返ってくる笑顔
    返ってくる笑顔

       苫小牧市樽前の錦大沼の氷上ワカサギ釣りが9日に終わる。氷の状態が悪くここ数日休場しており、このままクローズの可能性もありそう。今季は2月11日に釣り場が開放された。暖気の影響で解禁は遅れたものの釣果はまずまずの印象。本紙釣り倶楽部には大切な記事だけに、解禁後の週末、ワカサギ釣りを楽しんでいた家族に

    • 2025年3月8日
  • 便秘の心不全患者 死亡率高く
    便秘の心不全患者 死亡率高く

       便秘を合併した状態で入院した急性心不全の患者は、その後2年以内の死亡率が高まることが分かったと、高知大医学部付属病院などの研究グループが発表した。 便秘は心血管疾患の発症リスクとの関連が指摘されているが、心不全患者の死亡率との関連は明らかでなかった。 研究グループは、2017年5月~19年12月に

    • 2025年3月11日
  • 双方が暮らしやすいまちへ 市、多文化共生指針まとめる 四つの視点で目標 来月から取り組み開始
    双方が暮らしやすいまちへ 市、多文化共生指針まとめる 四つの視点で目標 来月から取り組み開始

       苫小牧市が道内自治体で初めて策定作業を進めてきた「多文化共生指針」。地域住民と外国人が日常的に共生する社会の実現を目指し、2025年度から3カ年の目標や基本方針、施策から構成するアクションプラン(実行計画)をまとめた。4月から指針に沿った取り組みを始めるに当たり、市は「指針を通じて意識の醸成を図って

    • 2025年3月17日
  • 上を向いて
    上を向いて

       うららかな春日和に気持ち良く吹く風を「光風(こうふう)」と呼ぶそうだ。先日、札幌のビル街にそんな風が吹いた。昨日は冬将軍が再来したが、春暖遅々と冬が幼い春に道を空けようとしている。 卒業、進学、就職、そして転勤の季節がまた巡って来た。100人近い記者が所属する大所帯の道政記者クラブも異動シーズンに

    • 2025年3月18日
  • 国道で女性はねられ死亡 会社員の45歳男を逮捕 苫小牧
    国道で女性はねられ死亡 会社員の45歳男を逮捕 苫小牧

       24日午前5時ごろ、苫小牧市大町1の国道36号の車道を歩いていた苫小牧市寿町2の飲食業土田千尋さん(36)が軽乗用車にはねられ、市内の病院に運ばれたが間もなく死亡が確認された。 苫小牧署は、乗用車を運転していた同市矢代町1の会社員大坂大容疑者(45)を自動車運転処罰法違反(過失運転致傷)の疑いで

    • 2025年3月24日
  • 「子供たちの未来のために」 ふるさと納税のスプレスに感謝状 白老
    「子供たちの未来のために」 ふるさと納税のスプレスに感謝状 白老

       白老町は3月28日、町の企業版ふるさと納税に30万円を寄付したスプレス(札幌市)に感謝状を送った。同社の寄付は3回目で累計額は130万円。加納綾社長は「子供たちの未来のために役立てて」と語り、大塩英男町長は「今後も応援いただけるようなふるさと納税の政策を展開していきたい」と述べた。同社は2021年

    • 2025年4月1日
  • 新店探訪「jill ’s  garden」苫小牧市大町1 生花や造花をおしゃれに
    新店探訪「jill ’s  garden」苫小牧市大町1 生花や造花をおしゃれに

       白老町の自宅でフラワー教室などを開いてきた「jill ’s garden(ジルズ・ガーデン)」の西村由佳さん(35)が4日、苫小牧市大町の大町銀座ストリート沿いにフラワーショップをオープンする。西村さんは「私がかわいい、と思う花でやりたい」と目を輝かせる。西村さんは2023年1月に市が民間移譲した

    • 2025年4月3日