ウィーン世紀末の巨匠たち(下) 色彩、タッチで感情表出
- 2022年8月20日
1918年3月に開催された、第49回ウィーン分離派展では、メイン・ルームにエゴン・シーレの19点の油彩画と30点の紙作品が展示された。画面下部の3分の1を占める文字は、シーレと共にクリムトの次の世代の画家として活躍した、表現主義的な作風を展開したオスカー・ココシュカの影響を指摘できる。両者に共通す
1918年3月に開催された、第49回ウィーン分離派展では、メイン・ルームにエゴン・シーレの19点の油彩画と30点の紙作品が展示された。画面下部の3分の1を占める文字は、シーレと共にクリムトの次の世代の画家として活躍した、表現主義的な作風を展開したオスカー・ココシュカの影響を指摘できる。両者に共通す
ウィーンを代表する巨匠としてクリムトと並び称されるエゴン・シーレであるが、その画業の初期には、黄金を用いた装飾的なクリムトの作品を意識し、自らを「銀のクリムト」と称していたという。 本作でモデルを務めたカール・グリュンヴァルトは、第1次大戦期の1915年にシーレが徴兵されてプラハに入営した
アイヌ民族文化財団は23日、白老町のウポポイ内のレストラン、ショップ、キッチンカーで使えるプレミアム付き商品券を限定5000冊(1人1冊限り)発売した。販売期間は8月28日までだが、完売次第終了する。 価格は1000円で、500円券の4枚つづり(計2000円相当)。エントランス棟総合案内所
白老観光協会は9日から31日まで、民族共生象徴空間(ウポポイ)の開業2周年を記念した感謝セールを白老駅北観光商業ゾーン(ポロトミンタラ)のインフォメーションセンターで開く。 初日は先着50セット限定で、道産缶詰3品を1セット500円で販売する。道産鮭筍煮缶(680円相当)、道産鮭水煮缶(同
無数の木々の幹に青色の線が、一定の高さを保ちながら配されている。作者の川上りえによると、その水平線は、遠い昔にかつてそこにあったかもしれない架空の水面を視覚化したものだという。生い茂る草木やそれを育む大地が形成した複雑な自然の表情と、作者の手により挿入された人為的な水平線という両者のコントラストは
東胆振の高校生アスリートを追い掛け、釧路市に10日間滞在した。同市では今年、陸上、ハンドボール、バドミントンの全道大会が開催。市内ホテルは連日ほぼ満室で、宿泊先を小刻みにはしごすることになった。 最初のホテルは快適だった。無駄に神経質で、ベッドや枕が合わないとすぐに体に不調を来すタイプでも
2020年、苫小牧市錦町に誕生した「鮨鷹」は今訪れるべきすしの名店の一つ。繊細な「仕事」を施した握りを提供する松本悠希大将(35)は、「いつもおいしいと言われ、お客さまに良いひとときを過ごしてもらえるお店にしたい」と日々笑顔で客を迎える。 メニューは一品料理6品と握りずし11~13貫の「お
千歳市支笏湖温泉の支笏湖漁業協同組合は17日、今季のヒメマス(チップ)の稚魚放流を始めた。21日までに、例年並みの計18万5000匹を同湖の沖合で放ち、資源回復を促す。 稚魚は昨秋に捕獲した親魚から卵を採集し、人工授精させて今年1月にふ化した。5月には個体の放流年を識別するため、稚魚すべて