急性硬膜外血腫 直後に意識あっても注意!
- 2024年9月19日
転倒や交通事故などで頭部を強く打って発症する急性硬膜外血腫は、脳を覆っている硬膜と頭蓋骨の間で出血して血液がたまる外傷だ。出血量が多く重症であれば命に関わる例もある。 水戸済生会総合病院(茨城県水戸市)脳神経外科の井口雅博主任部長は「頭部を強打後に意識がはっきりしていても時間がたって状態が
転倒や交通事故などで頭部を強く打って発症する急性硬膜外血腫は、脳を覆っている硬膜と頭蓋骨の間で出血して血液がたまる外傷だ。出血量が多く重症であれば命に関わる例もある。 水戸済生会総合病院(茨城県水戸市)脳神経外科の井口雅博主任部長は「頭部を強打後に意識がはっきりしていても時間がたって状態が
成長期に投球動作を繰り返すことで発症する「野球肘」。京都府立医科大学(京都市)と兵庫県立大学(神戸市)の研究チームはこのほど、人工知能(AI)を用いた画像診断で、野球肘の早期病変を高精度に検出できるプログラムを開発した。京都府立医大の木田圭重助教(整形外科学)に話を聞いた。 ▽初期なら9割
75歳以上の後期高齢者を対象とした大規模研究から、奥歯のかみ合わせの悪化が、歯の喪失と強く関連することが分かったと、大阪大大学院などの研究グループが発表した。 研究グループは、2018~22年に大阪府の後期高齢者歯科健康診査を受けた9万4422人を、歯の残存状況から(1)奥歯にかみ合う部分
暦の上では既に秋を迎えている。二十四節気では、8月に立秋、処暑を過ぎて、あさって7日には早くも朝の草花に露がつくようになるとされる白露。気付けば空気は爽やかで、朝晩の気温も徐々に下がっており、街角のナナカマドも実が赤く色づき始めた。 とはいえ気温の上ではまだまだ夏真っ盛り。夏が短いはずの苫
若い頃の家族との死別経験が、中年期以前の老化の進行に関連していたと、米国の研究グループが発表した。 研究グループは、大規模な健康調査に参加している米国人3963人のデータを用い、家族との死別経験と、血液検査などから判定された生物学的年齢との関係を調べた。 参加者は調査開始時の199
顔や胸、脇腹などに痛みを伴う小さな水膨れがまとまって表れる帯状疱疹(ほうしん)。加齢とともに発症しやすく、神経痛などが残るリスクも高まる。水ぼうそうにかかったことがあれば患う可能性があるが、8年前からワクチンが導入され、予防が可能になった。奈良県立医科大学付属病院(奈良県橿原市)皮膚科の浅田秀夫教
有名人によるパニック障害の公表が、他の患者の受診を促した可能性が示されたと、韓国の研究グループが発表した。 韓国では、2010~12年に俳優などの有名人がパニック障害であることを相次いで公表した。研究グループは、韓国の国民健康保険サービスのデータを用い、04~21年におけるパニック障害の発
高齢の要介護者が背骨(脊椎)を圧迫骨折すると、介護度が上昇する割合が高まることが分かったと、群馬大大学院などの研究グループが発表した。 脊椎圧迫骨折の主な原因は、加齢に伴う骨粗しょう症。研究グループは、2014年6月~19年2月に栃木県で脊椎圧迫骨折と診断された高齢患者1万8392人(平均