• 自分の力を磨き続けたい 苫小牧市明野新町 大沢(おおさわ) 朱叶(しゅか)さん(20)
    自分の力を磨き続けたい 苫小牧市明野新町 大沢(おおさわ) 朱叶(しゅか)さん(20)

       公務員の父親の姿を見て育ち、苫小牧市の役に立ちたいと思うようになって高校卒業後、苫小牧市役所に入庁しました。青少年課に配属されて2年目です。放課後児童クラブやリーダー養成事業を担当しており、業者や保護者に対応することも多いです。  仕事は年々増えていますが、自分の力で最後までやり遂げることを

    • 2023年11月27日
  • 不便さいっぱい
    不便さいっぱい

       冬を間近にして穂別の人たちは相変わらず忙しい。タイヤは冬用に交換したし、まきの用意はできた。あとは畑の後始末を終えて、そうしたら漬け物を漬けて、次はいよいよ年越しの用意に取り掛かる。買い忘れているものがないか、毎日、台所のチェックに余念がないという人もいる。購買車がやって来るのは1週間に1回なので

    • 2023年11月25日
  • 絵本セラピスト にゃっきーの1冊どう?  児童書を楽しく紹介
    絵本セラピスト にゃっきーの1冊どう? 児童書を楽しく紹介

       絵本や物語以外にも、さまざまなジャンルの児童書を楽しく紹介する番組。手に取る機会の少ない専門書の取り扱いも多く、音楽や気象、鳥獣害、穴など多岐にわたる。  絵本セラピストで、苫小牧市内の小学校で学校司書として勤務する「にゃっきー」こと山田貴子さんをMCに、市立中央図書館の富田歩美館長、苫小牧

    • 2023年11月25日
  • 台湾の鉄道事情 奥山(おくやま) 由(ゆい)
    台湾の鉄道事情 奥山(おくやま) 由(ゆい)

       前回のゆのみ原稿を書いた翌日から、台湾の新竹にある国立陽明交通大学に行きました。私の専門分野であるプラズマに関する国際会議が開催され、そこでの発表や会議運営に関する仕事をしてきました。参加者は50人程度と小規模なものですが、その分、充実した議論を行っています。ここ数年、コロナウイルスの影響で実施で

    • 2023年11月25日
  • 「ヨーロッパからアジアをめざした理由」
    「ヨーロッパからアジアをめざした理由」

       この私、百に近い国々を周遊してきたが、いつの頃からか、アジアを訪ね歩くことが多くなっているようだ。そのせいだろう、いろんな方から「なぜ作家としてアジアを主たるテリトリーにしているのか?」とよく聞かれる。  その理由は青春時代にくり返しヨーロッパに滞在していたことにある。  ベルリンへの

    • 2023年11月24日
  • 動きや音を加えた「電子紙芝居」で時代を継承 杉本 孝さん(81)
    動きや音を加えた「電子紙芝居」で時代を継承 杉本 孝さん(81)

       パソコンの画面から伝わる音楽と描画が昔話を鮮明に再現する。昭和・平成に国内外で起こった出来事を振り返る「電子紙芝居」を手掛ける杉本孝さん(81)は「懐かしんでもらいたい」という思いを込めて、マウスを動かし描いていく。  14年前、パソコン教室で簡単なイラストを学んだのがきっかけで、「パワーポ

    • 2023年11月23日
  • 寒い季節 磯崎(いそざき) 文盛(ぶんせい)
    寒い季節 磯崎(いそざき) 文盛(ぶんせい)

       風が冷たい季節になりました。地域の子どもの遊び場「いぶり勧学館」では、夏場は毎日のように子どもたちが来て、多い日は10人以上が外でボール遊びや鬼ごっこをしてはしゃぎ回っていました。今は5人ほど、ほとんどの時間を屋内で卓球やスマホのゲームをして過ごしています。  何ぶん古い建物なので、暖房をつ

    • 2023年11月23日
  • オータニサーン
    オータニサーン

       「ビッグフライ、オータニサーン」。何度その実況を聞いただろう。今年も大活躍だった米メジャーリーガー大谷翔平選手が、アメリカンリーグで2度目のMVP(最優秀選手)を受賞した。  今年も「初」づくしの一年だった。アジア人「初」の本塁打王。「初」の2年連続2桁勝利2桁ホームラン。そして今シーズンの

    • 2023年11月22日
  • ライトアップ 佐瀬(させ) 英明(ひであき)
    ライトアップ 佐瀬(させ) 英明(ひであき)

       苫小牧信用金庫本店の2階と3階部分の壁面は、2層のガラスで覆われたダブルスキン構造になっており、夏は日射熱を軽減させ、冬には保温効果を発揮する省エネルギー仕様になっています。また、このガラスは「紙のまち苫小牧」にちなみ、2種類の和紙をイメージしたガラスと透明ガラスを配置し、優しく親しみのある外観に

    • 2023年11月21日
  • わたしの時間 勉強分かるよう寄り添いたい 苫小牧市東開町竹林(たけばやし) 晴香(はるか)さん(25)
    わたしの時間 勉強分かるよう寄り添いたい 苫小牧市東開町竹林(たけばやし) 晴香(はるか)さん(25)

       4月に教員になり、苫小牧明野中学校で英語を教えながら1年の担任をしています。私自身、学生時代に勉強が分かるという気持ちが理解できなかったので、分からない子になら寄り添えるかなと苦手意識の強かった英語の教師になりました。  授業では会話を重視しているほか、ゲーム感覚で楽しく学んでもらえるように

    • 2023年11月20日
  • Uber考
    Uber考

       Uber(ウーバー)はここ数年で人の暮らしに最も大きな変化をもたらしたイノベーションの一つであろう。スマホに内蔵されたGPS(全地球測位システム)を巧みに使い、運転手と乗客のリアルタイムマッチングを実現させる魔法のようなスマホアプリだ。  私は世界中どこに行っても移動はUber、地域によって

    • 2023年11月18日
  • 出光興産北海道製油所元所員 有本定巳さん(75)
 地域の支えがあっての製油所 建設工事から携わり40年 安定操業に尽力
    出光興産北海道製油所元所員 有本定巳さん(75) 地域の支えがあっての製油所 建設工事から携わり40年 安定操業に尽力

       人生初の飛行機に乗り、北の大地にやって来た。苫小牧市へと向かうバスの車窓から見た木々に緑はまだなく、道路は雪解け水で泥だらけ。「これはえらいとこに来たな」。1972年、24歳の春のことだ。  生まれ育った兵庫県姫路市内の工業高校を卒業し、「一緒に受けよう」と友人の誘いがきっかけで出光興産に入

    • 2023年11月18日
  • 元地域おこし協力隊の姫ちゃん
羽地(はねじ)夕夏(ゆうか)
    元地域おこし協力隊の姫ちゃん 羽地(はねじ)夕夏(ゆうか)

       白老町で暮らす仲間の一人、姫ちゃんこと若山姫夏さん。私と同世代、20代の良き友です。  姫ちゃんは2年前まで、白老町の地域おこし協力隊として自然ガイドの分野で活動していました。協力隊卒業後、夏はボードに立ちながらパドルをこいで水面を進むSUP(サップ)のインストラクター、冬は鹿ハンターとして

    • 2023年11月18日
  • ものづくりと親子(下)
西川(にしかわ)良雄(よしお)
    ものづくりと親子(下) 西川(にしかわ)良雄(よしお)

       参加者アンケートでは、始まってからの説明が長いとか、全体の時間が長いとかの指摘がありましたが、おおむねちょうどよいとのことでした。参加は、自分で決めた人が11組、保護者と相談した人が7組、友人が行くから、その他が2組でした。何に興味が湧いたかの質問では、やったことのないはんだ付けやエナメル線を巻い

    • 2023年11月16日
  • 冬季スポーツの輝き
    冬季スポーツの輝き

       気温がグッと下がり冬の訪れを感じる。冬季スポーツもシーズンに入り、各競技で活気を見せている。  苫小牧市ハイランドスポーツセンターでは13日から、屋外リンクの散水が始まった。水まきを繰り返し分厚く頑丈な氷を作り上げるため、関係者らの懸命な作業が続いている。  昔は小中高の各学校に学校リ

    • 2023年11月15日
  • 会長になった経緯 石澤(いしざわ) ともみ
    会長になった経緯 石澤(いしざわ) ともみ

       私が会長を務める苫小牧市の「とまこまいWEB商店会」は、昨年2月に発足し、市内の商店などをWEB上でつないでいます。今回はこの会の会長になった経緯をお伝えします。  おととしの12月、現在、会の事務局長である山口時計店の山口敏文さんから「とまこまいWEB商店会を立ち上げたい。そのためのクラウ

    • 2023年11月14日
  • 昭和57年 不況の中、光明は「いすゞ」着工 
新駅舎、自由通路で鉄北ににぎわい 
大泉市長、5期20年で引退表明
 「まちづくりの方向、間違いなかった」
    昭和57年 不況の中、光明は「いすゞ」着工 新駅舎、自由通路で鉄北ににぎわい 大泉市長、5期20年で引退表明 「まちづくりの方向、間違いなかった」

       昭和57(1982)年、3年前の第2次オイルショックによる不況はなお続いていた。大手の企業のすべてが構造不況に陥り、それを象徴的に見せつけたのは日軽金苫小牧工場の大幅な人員削減だった。前年からの減産が3月末には電解炉の一部を除いた休止に至り、6月末までに転勤・希望退職を実施して前年夏には1000人

    • 2023年11月13日
  • ジャズを身近にしたい 苫小牧市澄川町 石川(いしかわ) 海(かい)さん(32)
    ジャズを身近にしたい 苫小牧市澄川町 石川(いしかわ) 海(かい)さん(32)

       苫小牧ジャズクラブの代表で、主にドラムをたたいています。「苫小牧で定期的にジャズを聴ける場を提供したい」と、アマチュアの若手ジャズ奏者5人で2018年に立ち上げました。  ジャズバーで月1回、セッション企画を行っており、ほかに市内各地で演奏をしています。  ジャズは、大学入学時にジャズ

    • 2023年11月13日
  • 近代美術名品選 下
意匠に新しい花々
    近代美術名品選 下 意匠に新しい花々

       本展では、新たな可能性に挑戦する近代の工芸作品も見どころです。近代の工芸家たちは、アール・ヌーボーなど海外の潮流に学ぶと共に、自然を観察し、これまでにない意匠が展開されています。特に大正や昭和時代には、それまで工芸を飾ることのなかった新しい花々が意匠に取り入れられることも特徴です。  板谷波

    • 2023年11月11日
  • 最強のホタテスープ
    最強のホタテスープ

       東京にて舞台「リムジン」絶賛本番中である。向井理さん、水川あさみさん主演、倉持裕さん作・演出の作品。本当はコロナで世の中が大騒ぎになりはじめた2020年に本番を迎える予定だったが延期になり、3年たって上演の運びとなった。  劇場のある下北沢駅前には、今やマスクなしの人の方が多い。観劇中、お客

    • 2023年11月11日
  • 市民参加演劇(4)
鈴木(すずき)龍也(たつや)
    市民参加演劇(4) 鈴木(すずき)龍也(たつや)

       このコラムが皆さまの目に留まっているまさにきょう(執筆中はまだである)、苫小牧市文化会館で午後5時半から苫小牧市民参加演劇「グッドバイ」の上演は本番を迎えている。  出演者やスタッフは、朝いちで会場入りし、本番への準備を整えている。舞台を仕事としている者なら、プロとして作業を進めるのだが、そ

    • 2023年11月11日
  • 美笛川と支笏湖 
名称なくなり「通称」に
    美笛川と支笏湖  名称なくなり「通称」に

       56年前の1967年5月、支笏湖へ注ぐ最大河川「美笛川」の名称が法律上なくなりました。それまで、千歳川の始まりだった支笏湖と美笛川の合流点が8キロ上流にさかのぼってソウオン美笛川合流点までとされ、美笛川が千歳川に組み込まれたためです。  なぜ美笛川がなくなったのか?  現在の河川法(6

    • 2023年11月10日
  • 第58回夏休み読書感想文コンクール (4) 中学生の部・最優秀賞 辞書から学んだこと 苫小牧沼ノ端中3年 海沼(かいぬま) 来伽(らいか)さん
    第58回夏休み読書感想文コンクール (4) 中学生の部・最優秀賞 辞書から学んだこと 苫小牧沼ノ端中3年 海沼(かいぬま) 来伽(らいか)さん

       「辞書」といったらどんなイメージを持つだろうか。重くて、古い? デジタル化が進む時代にアナログ感マックスの辞書はマイナスのイメージが強く根付いてきているのかもしれない。スマホならキーボードで変換すると誤った漢字の使い方には滅多にならないし、ましてや調べたいことをスピーディーに検索することができる。

    • 2023年11月10日
  • 光輝く「パステルシャインアート」 自由に描いて心も健康
浦川みずほさん(59)
    光輝く「パステルシャインアート」 自由に描いて心も健康 浦川みずほさん(59)

       15センチ四方の小さな画用紙から感じる神秘的な世界。夢を与えてくれるようなシャイン(光)を描いて、自らの可能性を切り開く「パステルシャインアート」。浦川さんは「上手下手に関係なく、自由に描くことを大事にしている」と話す。  作り方は簡単で、粉末にしたパステルを優しくコットンで伸ばし、最後に消

    • 2023年11月9日
  • 熱中に駆られて
加藤(かとう)千昇(ちしょう)
    熱中に駆られて 加藤(かとう)千昇(ちしょう)

       「M―1(日本一の若手漫才師を決める大会)に出たことがあるんです」と言うとすごいことのように聞こえるが、実は1回戦は応募さえすれば誰でも出場できる。事務所や養成所などに所属する芸人に紛れ、僕は一度だけステージに立った。これもまたすごいことに聞こえるが、観客の爆笑を生んだかどうかは別の話。自分たちの

    • 2023年11月9日
  • 第58回夏休み読書感想文コンクール (3) 小学校高学年の部・最優秀賞 自分との戦い 苫小牧拓進小5年 田野(たの) 紗彩(さあや)さん
    第58回夏休み読書感想文コンクール (3) 小学校高学年の部・最優秀賞 自分との戦い 苫小牧拓進小5年 田野(たの) 紗彩(さあや)さん

       「どうして水泳をやっているのか、一度考えてみるといいよ」。この本の中で、コーチがナルに言った言葉だ。ああ、なぜ私は新体操をやっているのか。問いかけられているようで、ドキッとした。  私は年長の秋から、新体操を習っている。けれど、この5年間、どうして新体操をやっているのかなんて、一切考えたこと

    • 2023年11月9日
  • 歓喜
    歓喜

       プロ野球阪神タイガースの日本一とファンの盛り上がりを取材するため5日夜、苫小牧市内の居酒屋「鳥しん」へ行った。到着したのは試合開始10分前だったが、同店を拠点に阪神を応援する「苫小牧若虎会」の会員20人ですでに満席。「本日貸し切り」の貼り紙が出された。  メガホンの音と応援歌で球場にいるかの

    • 2023年11月8日
  • 第58回夏休み読書感想文コンクール (2) 小学校中学年の部・最優秀賞 守ることとチャレンジと 苫小牧拓勇小4年 中 (なか)拓生(たくお)君
    第58回夏休み読書感想文コンクール (2) 小学校中学年の部・最優秀賞 守ることとチャレンジと 苫小牧拓勇小4年 中 (なか)拓生(たくお)君

       ぼくはジュンがかわいそうだと思った。興味がないみそのことを、お父さんにしつこく言われているからだ。お父さんがみそのことを話しても、ほとんど聞き流している。右から左だ。興味のない話を聞き流してしまう気持ちはよく分かる。ぼくも動物や植物の話になると、聞き流してしまいがちだ。ほとんど頭に入ってこない。

    • 2023年11月8日
  • 十勝産小麦と美深の牛乳使用  MILK DO dore iku? 苫小牧店 苫小牧市日新町1
    十勝産小麦と美深の牛乳使用  MILK DO dore iku? 苫小牧店 苫小牧市日新町1

       札幌で行列ができるドーナツ店と話題を呼ぶ、「生仕立て」ドーナツのテークアウト専門店「MILK DO dore iku?(ミルクドドレイク)」が6日、オープンした。道内6店舗目で、胆振・日高に初進出した。  ドーナツは上川管内美深町の牧場で生産した牛乳と十勝産小麦が原料。火が入りすぎない生仕立

    • 2023年11月7日
  • 近代美術名品選 中
伝統と革新に揺らぐ
    近代美術名品選 中 伝統と革新に揺らぐ

       大正時代には、西洋美術を受容した芸術家たちが、改めて東洋の伝統的な価値観に目覚め、日本的な情感を作品に表現しようとする画家たちが現れます。  その代表的な画家であり、極めて特異な存在感を放つのが小杉放菴(1881~1964年)といえるでしょう。写実によらず、画家の心情や自然に身を委ねながら、

    • 2023年11月7日