◆5 苫小牧工業高校創立100周年 式典や記念碑で節目祝う ものづくり人材育成へ
- 2023年12月18日
「時代のニーズに合わせたものづくり人材を輩出していきたい」―。苫小牧工業高校の諸橋宏明校長は力強く語る。社会のさまざまな分野で活躍する人材を育て、工業都市苫小牧や道内産業を支えてきた同校は今年、創立100周年を迎えた。10月に同窓生らが中心となって記念式典を行った他、新たなシンボルの記念碑「希望の
「時代のニーズに合わせたものづくり人材を輩出していきたい」―。苫小牧工業高校の諸橋宏明校長は力強く語る。社会のさまざまな分野で活躍する人材を育て、工業都市苫小牧や道内産業を支えてきた同校は今年、創立100周年を迎えた。10月に同窓生らが中心となって記念式典を行った他、新たなシンボルの記念碑「希望の
苫小牧市港町の海の駅ぷらっとみなと市場内にある玉晶青果店(玉腰晶代社長)で、正月料理向けのゴボウの出荷準備がピークを迎えている。16日も高校生の臨時バイトを雇い、作業に汗を流していた。 地中深くに根を張り、力強く成長するゴボウは長寿や家族安泰の象徴とされる。 今年は十勝産を中心に約
ゴールデンウイーク直後の5月8日から、新型コロナウイルスの感染症法上の分類が季節性インフルエンザと同じ「5類」に引き下げられた。感染の危険度が急に下がったわけではない。それでも地域を彩るイベントなどは今やほぼ完全に復活。お盆や年末年始の帰省ラッシュを含め、コロナ禍前の日常が戻って来た。 5
安平町の卓球クラブに9歳から通っています。先生の勧めで守備型のカット打ちを磨き、粘り強くボールを返しながらポイントした時はとても達成感があります。 苫小牧ウトナイ中学校の卓球部では部長を任されました。仲間一人ひとりと向き合い意思統一していくのは大変だったけど、集大成の全道大会では自分たちら
先週末の9日午前、モンゴルのチンギス・ハーン国際空港に降り立った。首都ウランバートルはユーラシアのまさにヘソ。到着時の外気温はマイナス30度。息を吸うと思わずせき込んでしまうこのいてつく感覚は実に6年ぶりのことだ。年の瀬に無理して突っ込んだ1泊の弾丸出張である。 空港の出口付近に横付けして
前回に引き続き台湾についてです。台湾は3回目の訪問でしたが、いつ来てもスクーターの数に驚きます。歩道にびっしりと並んだスクーターは圧巻で、調べたところ1世帯当たり1・5台は所有しているようです。 スクーターが多いと交通事故が起きやすいイメージがあり心配になりましたが、スクーター専用道路や歩
―トレーナーとして意識していること。 「マッサージや針を使った体のケア、試合中の応急手当て、試合後の選手の通院に同行して話を聞き、状態を見ながらリハビリしたり―といった役割がある。シーズンを通して選手と向き合い続けることで、個々の特徴も見えてくるが、けがなどの症状に対して原因や問題を予測し
2009年度から始まった小学校への出前授業「こころの授業」も、ありがたいことに多くの小学校から声を掛けていただき、これまで実施した授業は500回を、そして参加児童数は1万5000人を超えました。 「こころの授業」とは、苫小牧市内の小学生を対象とした授業で、実際に人為的な要因でけがをした傷病
―トレーナーを目指したきっかけ。 「もともとトレーニングをすることが好きで、本を購入して勉強しながら取り組んでいた。現役を引退してから会社勤めをしていたが、自分のやりたかったことがトレーナー業だったので、挑戦しようと思った。現役時代、特に最後の3年くらいは入院したりと、けがに悩まされること
車のライトに照らされた道路を、ヒグマ3頭が堂々と横切っていた。10月1日夜に苫小牧市桜坂町の住宅地近くで撮影された動画。本紙に提供してくれた男性が家族と車で帰宅する途中、クマと出くわし、車内から妻が20~30メートル先の光景をスマホで撮った。親子とみられるクマはすぐに西側のやぶに姿を消したというが
華やかな着物に身を包み、伝統文化の日本舞踊の継承と普及を目標に活動する「日舞 歩実(あゆみ)の会」。繊細な振り付けが特徴の若柳流を取り入れ、稽古に励む。 1977年に発足し、メンバーは苫小牧市内の主婦や退職者ら40~90代の12人。市文化交流センターのアイビーサークルまつりや市民文化祭など
苫小牧市文化交流センターは25日まで、1階ギャラリーで「アイビークリスマス展」を開いている。サークル会員らが手掛けたクリスマスを彩る作品や、冬にちなんだ写真など約160点を展示している。 木や陶器などに絵を描くトールペイント、書道、籐(とう)工芸といった同センターで活動する8サークルをはじ
5月、日ごろから取材などで何かとお世話になっている苫小牧市泉町の池野京子さん(85)から電話を受けた。1月に本紙に掲載された「受け継ぐ平和」という作文を書いた苫小牧東中学校3年生の渋谷ゆうなさんに会いたいので、力を貸してほしい―という内容だった。 池野さんは終戦直後、満州敦化(現・中国吉林
新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが5月8日、「2類相当」から季節性インフルエンザと同様の「5類」に移行した。2020年1月に道内で感染初確認以降、3年余りに及んだコロナとの闘い。3月に国がマスク着用を個人の判断に委ねる方針を示すなど、徐々に平時を取り戻しつつあった中、コロナ禍も新たな局面に
―レッドイーグルス北海道というチームについて。 「監督とコーチが選手を大事にしていて、それぞれの考え方や思いをくんでいる。一人一人が考え、行動する組織に必然となるような体制になっている。選手同士が相談し合ったり、監督、コーチに声を掛けるというように、コミュニケーションが取れていて、良い方向
ありがたいことに日本全国に掛け替えのない「縁」がある。人と人との結びつきを強く感じる季節だ。 毎年秋に親族と青森県へ墓参する。その際に少々フライング気味の「お歳暮」リンゴを贈るのが慣例だ。 「元気にしとったかい」と声を弾ませるのは奈良に住む祖母のいとこ。京都の大学在学中は何度もお世
46年前に厚真町で起きたひき逃げ事件を取材することになった。当時、宮城県から出稼ぎに来ていた40代男性が車にはねられ、亡くなった事件。父を失った娘=同県在住=が父の最期となった場所で手を合わせたい―と自身の還暦を機に初めて現地に行こうと決意し情報を探す中、関係者から記者の元に相談があった。
苫小牧市高丘の樽前山神社で12日、師走恒例のすす払いが行われた。神社の信徒でつくる榊葉会(守屋久義会長)の会員11人が参加し、ササぼうきで社殿の軒下などを掃除し、1年間のすすを払い落とした。 新年を迎えるための準備として行う大掃除。参加者は役割を分担し、社殿の窓ガラスを拭いたり、床に掃除機
JR苫小牧駅南口で廃虚化が進む旧商業施設「苫小牧駅前プラザエガオ」を巡り、6月13日に苫小牧市役所で行われた「トップ会談」。苫小牧市の岩倉博文市長と、土地の一部約1070平方メートルを所有する不動産業・大東開発(若草町)の三浦勇人社長が意見を交わしたが、両者の主張は平行線をたどった。その後はトップ
―試合の来場者数増を目指して。 「1日の目標を1500人に定めている。今年は4月から保育、高齢者施設を訪問する地域貢献活動を行っているが、選手やスタッフが地域と直接的な接点を持つことでチームを知ってもらい、会場に来てもらおうという狙いもある。苫小牧開催では取り組みの成果もあり、平均来場者数
東京都八王子市でのこども研修事業、同市の伝統芸能「車人形」の苫小牧公演、桑都(そうと)と呼ばれた歴史に触れるカイコの繭を使ったワークショップ(WS)、八王子千人同心の取材―。今年は八王子尽くしの1年。個人的には驚きと懐かしさ、新鮮さが込み上げた1年だった。 12年前、18歳だった私は大学入
4年に1度の統一地方選が繰り広げられた今年、苫小牧市で有権者の反応は極めて鈍かった。前半戦の道知事選と道議会議員選挙、後半戦の市議会議員選挙はいずれも投票率が過去最低を更新した。年内の衆院解散・総選挙も見送られる中、有権者の政治離れは深刻さを増している。 ◇ 全国9道府県で行われ
9月末、苫小牧市明野新町で鍼灸(しんきゅう)院を始めました。出身は札幌市。駒大苫小牧高校の元野球部員で甲子園にも出場した弟が昨年、市内でスポーツジムを開業した縁で、サポートできればとジムの隣に店舗を構えました。 鍼灸師の免許は2009年に取得。東京で10年余り働き、競輪や競馬などのプロのア
昭和59(1984)年のこの年、紙パ業界など本州大手企業の一部に好景気ムードが見られた。苫小牧でも、いすゞ自動車北海道工場の開所や王子製紙の大型設備投資などがあり、福祉施設の建設も少なくはなかった。しかし、地域全体としては一向に好況に転じないのである。いや、むしろ地場事業所、商店の倒産は前年よりも
道南バス(室蘭市)は9日から、クリスマス仕様に飾ったバスを苫小牧市内やその近郊で運行する。8日に苫小牧看護専門学校の学生たちが車内を色鮮やかに装飾し、「見どころは全部。ぜひ乗車して」とPR。14日からは苫小牧総合経済高校による装飾車両も加わり、25日まで2台体制でクリスマスムードを演出する。
男友達と、その友人の男性と3人で東京・下北沢のカフェバーにいた。わたしはハーブティー。初めて会う中肉中背の人の良さそうな男性は昼からビールをあっという間に飲み干し、忙しそうな店員さんに何度も「あ、ビールを、すみません」と申し訳なさそうに頼んだ。 「あ、私、中小企業の社長です~特技は土下座で
厚真町観光協会が企画する一大イベントとして定着した「田んぼのオーナー事業」を生み出し、町の最大行事「あつま田舎まつり」では本祭会場の移転を実現させた。町商工会会長、町田舎まつり運営実行委員会、町まちづくり委員会のいずれも委員長など数々の肩書を持ち、厚真の経済活性化をけん引してきた。今の厚真の礎を築
―地域のアイスホッケーを取り巻く環境と指導経験について。 「少子化を背景に小学校のチーム数が減少した。以前は各学校にリンクを造って練習する環境が当たり前だったが、温暖化などの影響で徐々になくなり『苫小牧のアイスホッケーに特化した環境』が縮小してきていると感じている。選手を引退してから、王子
白老町といえば、民族共生象徴空間(ウポポイ)。アイヌ文化の保存・研究、ならびに発信する役割を担う国立アイヌ民族博物館があり、ここで働く是澤櫻子さんは、20代の若い研究者。出身は関東で、3年前に研究員として白老へ移住してきました。大学でシベリアの先住民族の研究をされていたことから、北国の冬が好き!と
11月1日に就任してから1カ月余り。千歳市で次世代半導体の量産を目指すラピダスに関連した工場やデータセンターの進出が相次ぐ中、「商議所の会員企業が関われるように情報収集を進めたい」と抱負を語る。 トヨタ自動車北海道で長年製造畑を歩んできた。専務理事就任の打診には「驚いたが、挑戦できるチャン