• 縁起の良い「鷹」 氷上の使者
    縁起の良い「鷹」 氷上の使者

       明けましておめでとうございます。皆さまは初夢を見られましたか。初夢に見ると縁起が良いものとして「一富士、二鷹(たか)、三茄子(なすび)」ということわざがあります。正月ということで、この縁起の良い「鷹」について取り上げてみます。  皆さまは「タカ」と「ワシ」の違いをご存じでしょうか。実は生物の

    • 2024年1月5日
  • 師走彩景 年越しそば丹精込め準備
    師走彩景 年越しそば丹精込め準備

       大みそかの31日をあすに控え、苫小牧市内のそば店では早くも、年越しそばの準備が始まっている。2023年も残すところ一日余りとなる中、各店の店主たちが丹精込めてそばの手打ち作業に汗を流している。  1968年創業の「つなしま食堂」(見山町)は28日から、店主の綱島正人さん(74)が年越しそばを

    • 2023年12月30日
  • 年越しへ食材準備 市場やスーパー買い物客どっと
    年越しへ食材準備 市場やスーパー買い物客どっと

       官公庁や多くの企業が正月休みに入った29日、苫小牧市内の市場やスーパーなどの商業施設は、年末年始の料理食材を買い求める市民らで混雑している。  新年の到来まであと2日余りとなる中、海の駅ぷらっとみなと市場(港町)では、店頭に魚介類や青果などがずらりと並び、市内外からの買い物客でにぎわっている

    • 2023年12月29日
  • 笑いあり、涙ありの川柳 苫小牧川柳社
    笑いあり、涙ありの川柳 苫小牧川柳社

       同じ「五・七・五」のリズムでも川柳と俳句は似て非なるもの。俳句は季語が必要で、川柳は人間に関わることを主体に書く。苫小牧川柳社は川柳の普及や地域のコミュニティー活動を目的に日々多彩な句を詠み上げている。  1968年4月に発足し、現在のメンバーは約20人。8代目会長の遠藤俊二さん(75)=苫

    • 2023年12月28日
  • 樽前山神社に辰の巨大絵馬奉納 苫小牧
    樽前山神社に辰の巨大絵馬奉納 苫小牧

       苫小牧市高丘の樽前山神社の本殿横に28日、来年のえとの辰(たつ)を力強く描いた巨大絵馬がお目見えした。幸せいっぱいの新年を願い、毎年、地元企業の共同出資で奉納。市内双葉町のデザイン製作会社アートスタジオNON(梶川弘樹社長)が約30年間、制作を手掛けている。  木材やアルミ素材で作られた絵馬

    • 2023年12月28日
  • ◆11 岩倉市長倒れる 復帰目指しリハビリ続ける 一時意識不明も回復
    ◆11 岩倉市長倒れる 復帰目指しリハビリ続ける 一時意識不明も回復

       11月7日夕、岩倉博文苫小牧市長が出張先の韓国で倒れた。一報が入った市役所内で衝撃が走り、幹部が慌ただしく情報収集に追われた。岩倉市長は意識不明で、医療機関の集中治療室(ICU)に入った。翌8日に市は記者会見を開き、木村淳副市長は市長が倒れた要因について「心室細動よる不整脈が起きた可能性がある」と

    • 2023年12月28日
  • ◆10 苫小牧港開港60周年 市民に親しまれる港に 脱炭素化の取り組み加速
    ◆10 苫小牧港開港60周年 市民に親しまれる港に 脱炭素化の取り組み加速

       苫小牧港は4月25日、開港から60周年を迎えた。世界初の内陸掘り込み式港湾として造られ、1963年の同日に第1船が入港。以来、北日本の中心的な港として、道内の物流や経済を支える国際貿易港として発展してきた。「還暦」を迎えた今なお成長を続け、世界的な流れでもある脱炭素化にも力を入れる。港湾関係者は「

    • 2023年12月27日
  • 11 母校の名前残したい 思い詰まったスイーツ
    11 母校の名前残したい 思い詰まったスイーツ

       この秋、むかわ町の穂別高校生が地元特産品のカボチャを使ったスイーツを考案した。10月上旬に札幌市内で開かれた高校生チャレンジグルメコンテストinHOKKAIDOでは2品エントリーし、クッキーが「味の匠賞」に選ばれた。その裏側にあったのは単なるお菓子づくりではなく、地域や母校への思いだった。

    • 2023年12月27日
  • 年賀状 仕分け大忙し 苫小牧郵便局
    年賀状 仕分け大忙し 苫小牧郵便局

       2023年も残りわずか―。年の瀬を迎え苫小牧市若草町の苫小牧郵便局では、年賀状の仕分け作業がピークを迎えている。  今年は職員とアルバイト総勢36人で、20日から昼夜交代制で郵送する地域ごとに分けた棚へ年賀状を振り分けている。  年賀状の9割以上は区分機で郵便番号や住所を読み取るが、文

    • 2023年12月27日
  • 10 共創の芽生え 芸術祭に見た保存と継承
    10 共創の芽生え 芸術祭に見た保存と継承

       白老町内各地で展開される芸術祭「ルーツ&アーツしらおい―白老文化芸術共創」は今年、3年目の取り組みを終えた。驚かされたのはアート展示の一部が町民有志の手で保存、継承されていくのを目の当たりにしたからだ。同祭が掲げる「共創」の芽生えを見る思いがした特別な年だった。  芸術祭は、日本の美や文化を

    • 2023年12月26日
  • ◆9津波ハザードマップ改訂 避難訓練への関心高まる 想定される浸水域が拡大
    ◆9津波ハザードマップ改訂 避難訓練への関心高まる 想定される浸水域が拡大

       11月4日に苫小牧明倫中学校を主会場に行われた市の総合防災訓練。地域住民が続々と訪れる中、運営を手伝う同校ボランティア部の生徒が忙しく、いすを追加で体育館に運んでいた。市は参加する住民を約200人と見込んでいたが、最終的に350人ほどに膨らんだ。3月に改訂した津波ハザードマップ(災害予想地図)の検

    • 2023年12月26日
  • 樽前山神社本殿 大しめ縄新調 明るい新年を祈願
    樽前山神社本殿 大しめ縄新調 明るい新年を祈願

       苫小牧市高丘の樽前山神社で24日、本殿の大しめ縄の付け替えが行われた。市内のみこし同好会のメンバーら約15人が明るい新年となることを祈願し、和気あいあいと作業していた。  同神社が矢代町から現在地に移った1992年から毎年、苫小牧鳳凰睦(脇田忠会長)を中心としたみこし同好会のメンバーが大しめ

    • 2023年12月25日
  • どんなことにも挑戦してみて
車いすラグビー・東京パラ銅メダリスト 池崎(いけざき) 大輔(だいすけ)選手(45)
    どんなことにも挑戦してみて 車いすラグビー・東京パラ銅メダリスト 池崎(いけざき) 大輔(だいすけ)選手(45)

       車いすラグビー選手で、東京パラリンピック銅メダリストの池崎大輔選手(45)は、苫小牧など道内各地の学校を回り競技の普及や障害者スポーツの理解促進に力を入れている。パラスポーツを通じて伝えたい思いを聞いた。 (聞き手・報道部富樫陸、撮影・同高橋真希)  ―車いすラグビー選手になったきっか

    • 2023年12月25日
  • こんがりいい焼き目 ローストチキン製造最盛期
    こんがりいい焼き目 ローストチキン製造最盛期

       苫小牧市音羽町の精肉店「肉のあおやま」で、クリスマス限定の「特製ローストチキン」を焼く作業が最盛期を迎えている。従業員がチキンを色づき良く仕上げようと、細心の注意を払いながら焼き上げ、店内は食欲をそそる香りが広がっている。  23~25日に限定販売するローストチキンは、1986年の創業以来続

    • 2023年12月23日
  • 集団接種は社交の場
    集団接種は社交の場

       この冬も、高齢者を中心とした町民へのコロナワクチン集団接種が始まった。ちょっとおかしな言い方だが、私はこの仕事が大好きだ。接種会場はいつも笑いにあふれているからだ。  「ワクチンでなぜ笑いが?」と不思議に思う人もいるだろう。会場での看護師と町民たちの会話を再現してみよう。  「あ、セー

    • 2023年12月23日
  • 9 ご当地ナンバーへの期待 物流拠点のまちPRを
    9 ご当地ナンバーへの期待 物流拠点のまちPRを

       千葉県に住む知人から「苫小牧(とまこまき)ナンバー見たよ」とラインでメッセージが届いた。読み方の誤りはともかく、今秋からの自分の勤務地を認知してもらえているのがうれしかった。  先日、苫小牧自動車販売店協会を取材する機会があり、そこでご当地ナンバープレートの普及が話題になっていたのを思い出し

    • 2023年12月23日
  • 市民参加演劇(6) 鈴木(すずき) 龍也(たつや)
    市民参加演劇(6) 鈴木(すずき) 龍也(たつや)

       2023年11月11日午後4時半ごろ。市民参加演劇祭の客入れ30分前に、舞台上では出演者と全スタッフが集合し、掛け声を上げて気合入れをしてから本番に挑むのが慣例となっている。気合を入れて、本番へ向かう集中力を高めていく。今年は自分も出演者としてここに立つとは夢にも思わなかった。出演者の体調不良によ

    • 2023年12月23日
  • 8 電子化の挑戦 動画発信、初の試みも
    8 電子化の挑戦 動画発信、初の試みも

       電子版の読者をいかに拡大するか試行錯誤した1年だった。担当を任され、思い描いたうちの1割ほどしか実現できなかったが、紙面では伝え切れない地域の情報を動画で発信することに注力。弊社では前例のなかったことに挑戦し続けた1年だった。  紙面と電子版の連動企画として、苫小牧市内で文化活動に励む人たち

    • 2023年12月22日
  • ◆8 鵡川ししゃも29年ぶり休漁 資源回復優先 苦渋の決断 特産品復活へ模索続く
    ◆8 鵡川ししゃも29年ぶり休漁 資源回復優先 苦渋の決断 特産品復活へ模索続く

       むかわ町の鵡川漁業協同組合が10月5日、1991~94年以来29年ぶりに「鵡川ししゃも」の休漁を決めた。8月下旬から9月上旬に行った事前の調査で資源量が少なかったことや、ここ数年記録的な不漁が続いていたことを踏まえての措置。資源回復を優先させる苦渋の決断だが、全国区の知名度を誇る特産品の先行きは見

    • 2023年12月22日
  • 「アジア人の苦労は顔に出る」
    「アジア人の苦労は顔に出る」

       奨学金制度を主宰する私は、還暦を迎えた頃からサンドロという10代半ばのフィリピン人少年を援助するようになった。  サンドロは生まれながらにして肢体に重度の障害を持ち、そのせいなのかどうか、生後間もなく父親が出奔してしまう。さらに母親も、乳飲み子のサンドロを残して、恋仲になった近所の男性と駆け

    • 2023年12月22日
  • ファン獲得へ、魅力発信⑪高田航太マネジャー
    ファン獲得へ、魅力発信⑪高田航太マネジャー

       ―マネジャーとして意識していること。  「会場に足を運んでくれる人、運べない人も含めチームを応援してくれる人に試合以外でも楽しんでもらえるよう、ユーチューブやSNSの企画を立てている。見てくれる人に良いものを届けたいので、アップする写真や動画についてもデザインの統一性など時間をかけ、一つ一つ

    • 2023年12月21日
  • 7 水素の可能性 未来に触れたイベント
    7 水素の可能性 未来に触れたイベント

       9月2、3両日、苫小牧港・西港北埠頭(ふとう)キラキラ公園で音楽やアート、食をテーマにした複合型イベント「TOMAKOMAI MIRAI FEST(トマコマイミライフェスト)2023」(苫小牧観光協会主催)が開かれた。会場には燃料電池車がお目見えし、音楽ライブの電源確保やVIP(高額チケット購入者

    • 2023年12月21日
  • この一冊、あの一日 加藤(かとう) 千昇(ちしょう)
    この一冊、あの一日 加藤(かとう) 千昇(ちしょう)

       「ブックサンタ」は、NPO法人チャリティーサンタ(東京都千代田区)が毎年クリスマスに行っているプロジェクト。さまざまな境遇にある全国の子どもたちに誰でも本を贈ることができる。参加方法は、賛同している書店で好きな一冊を選んでレジで購入して預けるだけ。実際に本を選ぶとなるとあれもこれもと欲張ってしまう

    • 2023年12月21日
  • ◆7 コミュニティーラジオ「FMとまこまい」開局 災害時の情報発信に備え 地域密着の番組作り
    ◆7 コミュニティーラジオ「FMとまこまい」開局 災害時の情報発信に備え 地域密着の番組作り

       苫小牧初のFMコミュニティーラジオ局「FMとまこまい」が9月1日、開局した。子どもから大人まで、さまざまな立場や年代の市民が発信者となり、地域の情報や話題を提供する場をつくろうと、市民有志がFMとまこまい実行委員会を発足させてから約4年間の準備期間を経て、実現した。 ◇  開局のきっか

    • 2023年12月20日
  • 6 部署異動で見えたもの 地元に無限の可能性
    6 部署異動で見えたもの 地元に無限の可能性

       今年5月、10年近く担当したスポーツ部から報道部の政治経済班に部署異動した。慌ててスーツを買い、ネクタイの締め方を確認し、履き慣れない革靴に悪戦苦闘しながら、生まれ育った苫小牧市の姿を新たな側面から探る旅が始まった。  ストライク、ドリブル、アイシング、レシーブ―。スポーツ用語や競技ルールは

    • 2023年12月20日
  • ファンの心を”鷲づかみ”に ⑩渡谷憲太ディレクター
    ファンの心を”鷲づかみ”に ⑩渡谷憲太ディレクター

       ―新たなファンを引き出す取り組み。  「特に力を入れているのは女性のファンを増やすこと。メインターゲットは18歳から35歳くらいまでで、例えば選手の容姿やプライベートを発信して、選手を身近に感じてもらえるようなチームになったらいいと思っている。さらにそのチームには、実は日本代表がたくさんいて

    • 2023年12月20日
  • 5 胆振東部地震5年 風化させない努力
    5 胆振東部地震5年 風化させない努力

       胆振東部地震から5年の今年、被災地の現状を知ってもらう連載「胆振東部地震から5年 今を伝える」の取材に参加した。同地震が起きた9月6日には、山腹崩壊で19人が亡くなった厚真町吉野地区に設けられた献花台近くで遺族や町民に話を聞いた。  献花台の脇に報道関係者が大勢集まり、訪れた人を囲んで質問す

    • 2023年12月19日
  • ◆6 白老町長選、町議選の同日見送り 町民負担減へ求められる議論 自主解散求めた決議案否決
    ◆6 白老町長選、町議選の同日見送り 町民負担減へ求められる議論 自主解散求めた決議案否決

       白老町議会は2月6日、町議会議員選挙を町長選挙と同じ日程にするため、町議会の自主解散を求めた議員提出の決議案を、否決した。全14議員で採決し、10対4の賛成多数となったが、決議案可決に必要な12人には達しなかった。  地方議会の自主解散は、特例法で全議員の4分の3以上が出席し、その5分の4以

    • 2023年12月19日
  • 選手の最高のプレーを ⑨桑原賢治マネジャー
    選手の最高のプレーを ⑨桑原賢治マネジャー

       ―用具マネジャーの役割について。  「例えばスケートの刃を研いだり、ヘルメットのバイザーを着けたりする。選手が防具を選ぶ際には、けがをしないようなサイズや形をアドバイスする。防具はほぼ輸入物なので、日本人の体格に合うよう長さをカットしたり、防具を固定するマジックテープを短くしたりと選手の要望

    • 2023年12月19日
  • 美人と血圧の関係 川田(かわた) 幸香(さちか)
    美人と血圧の関係 川田(かわた) 幸香(さちか)

       誤解を招くことのないよう先に書くが、私は全くもって美人ではない。血圧を測る時によく高齢の方が「美人が測ったら血圧上がっちゃうな~」と冗談を言う。医師の前でだけ血圧が高くなる白衣性高血圧があるように、これはあながち冗談ではなく、血圧は緊張や興奮などでも容易に変動する。  だが、この場合に関して

    • 2023年12月19日