フル回転
- 2024年9月7日
放送前に入念に準備していても、オンエア中に考えなければならないことも多く、放送中は大きく分けると三つのことを並行して行う必要があります。 一つは、当然のことながら、天気予報についての内容を話すことです。スタジオに入る前に準備をしているとはいえ、雨雲の様子などは、最後に確認した状況と変わって
放送前に入念に準備していても、オンエア中に考えなければならないことも多く、放送中は大きく分けると三つのことを並行して行う必要があります。 一つは、当然のことながら、天気予報についての内容を話すことです。スタジオに入る前に準備をしているとはいえ、雨雲の様子などは、最後に確認した状況と変わって
今回も苫小牧商工会議所の職員を紹介したいと思います。「経営の救世主」と呼ばれる29歳の男性です。 各種相談の中で、最も難しいのは事業再生です。彼は財務を中心に分析し、経験とデータを基に業種別にアドバイスしていきます。もちろん、専門家の先生たちとも連携して経営改善策を検討し、計画を共に作って
苫小牧市住吉町の市営住宅で1人暮らしの高齢者の部屋を訪れる「見回り活動」や、切り絵教室を開いている。活動を始めて15年以上たつが、休むことなく地域の見守りに尽力してきた。 戦中の1940年3月、豊浦町で6人きょうだいの次男として産声を上げた。その後、十勝管内の本別町に移り住み、終戦を迎える
ウトナイ湖はもうすぐ水鳥の秋の渡りシーズンを迎えます。夏の間静かだった湖に、数千羽のガン類やカモ類、ハクチョウ類が訪れ、彼らのにぎやかな声が聞こえるようになります。 昨シーズンはヒシクイが9月7日、マガンが同21日に観察されました。コハクチョウは10月7日、オオハクチョウは同14日に渡りで
死をカジュアルに語る、デスカフェを苫小牧市高砂町の正光寺で、毎月開催しています。その中で、時々話すことがあります。 湯灌に伺った際、ご家族に「これもご縁ですね」と言っていただいたことについてです。私はこの言葉をどう受け止めればいいのか分からないまま、それからもたくさんの故人さまとご家族に出
▽被害想定を町民と共有 北海道から東北の太平洋沖にある日本海溝・千島海溝周辺で、津波リスクのある巨大な海溝型地震が発生した場合、むかわ町はどうなるか。市街地は太平洋からの津波に襲われ、自動車などが押し寄せる。波が引いた後は、多くのがれきが集積する―。このイメージを分かりやすく表現した動画を
車窓からながめる沿線の景色が好きだ。とりわけ、JR植苗駅周辺の牧場で母馬のそばで草をはむ子馬の姿には心が癒やされる。 一方で乗客にとっての悩みの種がトラブル。シカとの接触事故もその一つだ。道による2024年度の道内のエゾシカの推定生息数は73万頭。18年度(65万頭)以降、増加が続き、前年
瀬戸大橋、明石海峡大橋、しまなみ海道。四国の雄大なつり橋が海峡をまたぐ姿を初めて目にした時、僕は息をのみました。北海道育ちの僕にとって、この光景は異世界でした。 車内から見える橋の支柱は天を突き、ケーブルは大海原を優雅に舞う鳥の翼のよう。遠くかすむ対岸は、まるで夢の国への入り口です。
▽震災未経験職員を研修で訓練 安平町は8月29日、小中一貫の義務教育学校「早来学園」の7年生(中学1年相当)が行った防災キャンプに、若手を中心とした職員25人を研修として参加させた。大災害が発生した際、2023年4月に開校した同学園を避難所として活用できるよう開設手順を確認するとともに、胆
▽教職員の被災地視察を継続 8月8日、厚真町で行われた地元小中高校の教職員向け防災学習研修会で、町桜丘の崩壊斜面をバスで訪れた参加者16人から、驚きの声が上がった。6年前の胆振東部地震の発生後の状況が分かり、土砂のむき出しになった山肌が被害の大きさを物語っていたからだ。 年月がたつ
自らを”パン君”と名乗り、ぱん工房を営む傍ら苫小牧のラジオ局「FMとまこまい」で市民パーソナリティーの顔も持つ。「人を介して町を活性化させたい」との強い思いがある。たくさんの人に救われた人生だから、この町で同じ思いを抱く仲間と電波や絆でつながる。 「FMとまこまい」
さて、前回まで市場で発見した知られていないもの、おいしいものについてお知らせしてきました。4年間小売市場を見てきて、お知らせしたいものはまだたくさんありますが、それはまた今度に致します。 61年間食道楽を続けてきた私は、食べ物のことは大概知っているだろうとたかをくくってきたのですが、市場で
6月28日付で株式会社植苗・美沢プロジェクトの社長に就任。生まれも育ちも植苗で「植苗・美沢から苫小牧を盛り上げたい」と意気込む。 同社は道の駅ウトナイ湖と植苗ファミリーセンターの指定管理者。道の駅のリニューアルオープンで「人の出入りが増えた」といい、「農作物や山菜を道の駅で売るおじいちゃん
パリ五輪が閉幕しました。前回、書かせてもらった女子やり投げの北口榛花選手は、期待通りの金メダルを取ってくれました! 次回のロサンゼルス五輪でも金メダルを期待してしまいますが、個人的には70メートル突破と世界記録の72・2メートルを目指してほしいです。 ところで今回の五輪中継の中では、前回の
戦時下の満州で壮絶な体験をした苫小牧市在住の高橋ミチさん(89)を取材し、15日の「終戦記念日」に記事を載せた。 当時10歳の少女だった高橋さんは母親やきょうだいの手を取り、まちの人たちと共に山中を1カ月近くも逃げ回った。野宿を繰り返し、飢えに耐え、はだしで歩き続けた。おびただしい数の死体
かつてより良質かつ豊富な湯量で来訪者を魅了してきた白老町の虎杖浜温泉地域。2011年に源泉掛け流し宣言を行った後、シニアクラブ誘客、市のまち事業、虎杖浜かに・たらこ・温泉三大まつりなど、温泉を中心とした誘客事業に取り組み、町内の魅力を高めてきました。 しかし、温泉が身近にある生活をしてきた
「札幌農学校」としては初の単独店。新千歳空港国内線ターミナルビル2階で、7月24日にオープンした。店舗併設の工房で焼いたばかりのスイーツを楽しめ、観光客らが常に列を成す。運営する北海道コンフェクトグループ、COC(札幌市)は「オープン前から並ぶお客さまが多数いる状況。行列は長くて1時間」と説明する
昭和35年4月、8年前に開店した苫小牧初の総合デパート「鶴丸百貨店」が3階建てに増築され、その屋上に「飛行塔」ができた。ゴールデンウイーク初日の29日、屋上開きが行われ、飛行塔は親子連れに大人気。子どもたちはぐるぐる回る飛行機から発展する街を眺め、夢を膨らませた。苫小牧港の内陸掘り込みが急ピッチで
いきなり自分の話になるが、私は動物が大好きだ。子どもの頃から実家でいろいろなペットを飼い、東京にいた時はよく近郊の動物園巡りをしていた。 だから、穂別に来た頃は「獣害」といわれても、あまりピンと来なかった。「野生動物に囲まれた暮らしなんてステキじゃない」と心の中で思っていた。 とこ
自転車旅行から戻った後、自分と同じように大量の荷物を積んで走っている自転車旅行者が気になるようになった。 そんなある日、薄暗い中、1人の青年が走っているのを見掛けた。今夜はどこに泊まるのだろうと気になり、車を停めて話し掛けた。すると、まだ寝床を決めていないという。本当は私の家に泊めたかった
名馬の銅像、こんなところにも―。中央競馬で無敗のまま3歳クラシック三冠を制しG1・7勝を挙げたディープインパクト(安平町・ノーザンファーム生まれ)のブロンズ像が苫小牧市のノーザンホースパーク内に建立され8月10日から公開されている。馬産地胆振、日高には、競走馬や種牡馬として活躍した功績をたたえ建立
アジア各国を経て、パリオリンピックの直前にフランスに降り立ち、目下ヨーロッパを周遊中だ。そこで旅の携行品の話をしよう。 海外を一定期間取材して歩く時、携行品一つ一つの重さにとても神経質になっている。100グラムどころか、時には10グラムでも軽いものにしようというのだから、周りには異様なこだ
ずっと以前に、知らない2人組の男が私の目の前で愛車に乗って行こうとしている場面に遭遇した。「まさか盗難⁉」。目を疑った。動きだしている。発車しかけている車の助手席に乗り込もうとしている男に向けて、精いっぱい放った私の言葉はこれだった。「どうしたの?」だけ。情けない。片足で地面を蹴り上げ、反動を付け
―競技を始めたきっかけは。 3歳上の兄(東北フリーブレイズ、FW安藤永吉)の幼い頃から練習を見に行っていて、3歳から始めた。 ―海外経験を振り返って。 アイスホッケーが好きで、海外でプレーしてみたいとずっと思っていたが、両親が応援してくれたこともあり、不安なく挑戦できた。US
宮本屋窯の作に描かれる画は道釈人物、山水、花鳥、霊獣など、中国由来のものが多く見受けられます。宮本屋窯の作に描かれた画や意匠は、中国・明時代の万暦16(1588)年に刊行された墨のデザイン帳である画譜『方氏墨譜(ほうしぼくふ)』に基づいていることが判明しています。 また、画工の飯田屋八郎右
観光客でにぎわう商業施設「海の駅ぷらっとみなと市場」に加わったおにぎり店。7月5日にオープンし、店主の宮腰憲介さん(40)は「北海道のおいしい米や魚を生かし、みなと市場らしいおにぎりを提供したい」と意気込む。 同施設では海鮮丼など1000円超えの価格帯のメニューも多いが、同店はおにぎり1個
商業や観光に関わる分野を取材することが多い。ここ何年か、新型コロナ感染症の流行などもあって週末のイベントから足が遠のいていた。今年は仕事もあり、さまざまな催しやまつり会場を訪れている。 飲食物や子どもが喜びそうなくじ、お面などのおもちゃを販売する露店やキッチンカーの価格が総じて以前より高い
今回は採血についてお話しします。通常の定期健康診断では、採血管3本分の採血をします。たくさん採っているように見えますが、全量10~15ミリリットル程度で大さじ1杯くらいの量ですので、それほど多くの血液を必要としないことが分かっていただけると思います。 採血そのものはすぐに終わりますが、採血
前回に引き続き、コミュニティースペース「ENTRANCE(エントランス)」の役割の一つ「まちとつながる場」について、具体的なイベントを取り上げながらフォーカスして紹介します。 母親にリフレッシュしてもらう「ママNight」と同様、定期的なイベントに、「TJNight」があり、これまでに5回
「九谷焼」とは、江戸時代の初め、現在の石川県加賀市山中温泉九谷町において初めて焼成され、時代と窯の移り変わりで作風を変えながら、今日まで続いてきました。その特色は何よりも独特な色絵装飾にあり、九谷焼に用いられる緑・黄・紫・紺青・赤の色彩は、「九谷五彩」と呼ばれています。 宮本屋窯は、183