新型コロナ治療の免疫細胞作製 3年後に治験開始へ―京大など
- 2024年7月30日
新型コロナウイルスに感染した細胞を検知して攻撃する免疫細胞「キラーT細胞」をヒトの胚性幹細胞(ES細胞)から世界で初めて作製したと、京都大や藤田医科大(愛知県豊明市)などの研究チームが30日、発表した。京大などは共同で特許を出願。抗がん剤治療で免疫不全状態となった重症の新型コロナ患者を対象として3
新型コロナウイルスに感染した細胞を検知して攻撃する免疫細胞「キラーT細胞」をヒトの胚性幹細胞(ES細胞)から世界で初めて作製したと、京都大や藤田医科大(愛知県豊明市)などの研究チームが30日、発表した。京大などは共同で特許を出願。抗がん剤治療で免疫不全状態となった重症の新型コロナ患者を対象として3
視線の先には2大会連続の金メダルしかなかった。柔道男子66キロ級の阿部一二三選手(26)=パーク=。決して天才肌ではなく、少年時代から努力を積み重ね、力強い攻めの柔道を築いた。序盤で敗れ去った妹詩選手(24)=同=の思いを背負って戦い、連覇をたぐり寄せた。 勝ち名乗りを受けると、両手でガッツ
日米両政府は28日、外務・防衛担当閣僚による安全保障協議委員会(2プラス2)を東京都内で開いた。米側は在日米軍に指揮・作戦立案などの部隊運用権限を付与する方針を表明。「核の傘」提供を含む米国の拡大抑止の信頼性確保に向けた連携強化を確認した。 中国の軍備増強などを踏まえ、自衛隊と米軍の抑止力・
28日午後4時15分ごろ、福岡県柳川市昭南町で、通行人の男性から「ヘリコプターが墜落した。煙が上がっている」と119番があった。県警などによると、ヘリには2人が乗っており、いずれもその場で死亡が確認された。県警は2人の身元の確認を急いでいる。 佐賀県空港課などによると、墜落したヘリは「エス・
フェンシング男子エペ個人で金メダルを獲得した加納虹輝選手(26)=JAL=は、東京五輪では団体で金メダルを手にしていた。2度目の五輪で、念願の個人種目でのメダルを勝ち取った。 愛知県あま市出身。4歳から器械体操を続けた。テレビでウルトラマンを見ているうち、自然に側転ができるようになったという
【パリ時事】フランス・パリと地方都市を結ぶ高速鉄道(TGV)網が26日未明、放火などの破壊行為を受けた。複数の路線で被害が生じ、運行は朝から大混乱に陥った。パリは五輪開会式を目前に国内外から大勢の観光客らが押し寄せており、仏国鉄(SNCF)は80万人の足に影響が出ると発表した。 フランスは五
「解消」を決めたはずの自民党の各派閥が結集の動きをそろりと見せ始めている。9月に想定される総裁選をにらみ、「総裁候補」を擁する派閥は水面下で準備に着手。明確な候補がいない派閥も固まって動いた方が主導権を握れるとの思惑があるようだ。 自民派閥のうち、麻生派を除く5派閥は解散を決めている。党内は
日本原子力発電敦賀原発2号機(福井県敦賀市)の再稼働の前提となる新規制基準への適合性審査で、原子力規制委員会は26日、「新規制基準に適合しているとは認められない」と結論付けた。焦点となっていた原子炉建屋直下の断層について「(周辺の活断層からの)連続性は否定できない」との見解を示した。今後、審査書が
パリ五輪開会式が行われた26日午後(日本時間27日未明)、パリ市内では青、白、赤のフランス国旗を身にまとった市民が100年ぶりとなるパリでの五輪開催を祝い、各国の国旗を手にした外国人観客らが歓声を上げるなどして開幕を祝福した。 セーヌ川近くのコンコルド広場に設けられた観客席への入場口には、午
【パリ時事】パリ五輪の開会式は26日午後7時半(日本時間27日午前2時半)から行われる。市内の中心部を流れるセーヌ川とその周辺が会場となる。夏季大会の開会式が競技場以外で実施されるのは史上初。各国・地域の選手団は入場行進として、船に乗り、川岸にルーブル美術館などの観光名所が並ぶ約6キロのコースを進
能登半島地震で被災した奥能登地域の小・中学校にはスクールカウンセラーが派遣され、児童生徒や教職員のメンタルケアが続く。これまで延べ160人超が現地入りし、「眠れない」「当時を思い出してつらい」など心身の不調を訴える声に耳を傾けてきた。地震発生から半年が過ぎたが、心の傷はいまだに癒えず、専門家は「支
東北地方では26日も梅雨前線の影響で雨が降った。気象庁は25日深夜に山形県に再び発表した大雨特別警報を26日朝に警報に切り替えたが、引き続き土砂災害や河川の増水、氾濫に厳重に警戒するよう呼び掛けた。国土交通省によると、同県戸沢村の最上川中流では明け方に氾濫が発生。同県新庄市では、救助要請に向かった
総務省が日公表した住民基本台帳に基づく2024年1月1日現在の日本人の総人口は、前年比86万1237人(0・70%)減の1億2156万1801人と、15年連続で前年を下回った。減少幅は過去最大。東京は同3933人(0・03%)増と、3年ぶりに微増に転じる一方、46道府県では減少が続いた。
【ワシントン時事】バイデン米大統領(81)は米東部24日午後8時(日本時間25日午前9時)、ホワイトハウスの大統領執務室で演説した。11月の大統領選からの撤退を表明後、自らの考えを国民に語るのは初めて。「前進のため、次世代にバトンを渡すのが最善と判断した」と述べ、残り6カ月の任期中、大統領の職務に
SNSを通じ投資話を持ち掛ける「SNS型投資詐欺」グループの拠点が摘発された事件で、大阪府警は24日、詐欺などの容疑で同日までに逮捕したグループのメンバーが計90人に上ったと発表した。逮捕者はさらに増える可能性があるという。SNS型投資詐欺事件の摘発では過去最多とみられるが、府警は今後、関与の度合
旧優生保護法に基づく強制不妊手術の被害者救済を目指す超党派の議員連盟(会長・田村憲久自民党政調会長代行)は24日、新法制定に向けたプロジェクトチーム(PT)の初会合を東京都千代田区の衆院第2議員会館で開いた。法整備に向けた論点整理が行われ、今後具体的な補償制度の枠組みを検討し、早期の法案策定を目指
立憲民主党と国民民主党が次期衆院選に向けた連携を模索している。自民党が派閥裏金事件で苦境に立たされる中、「与党過半数割れもあり得る」とみているためだが、共産党との関係見直し、原発・憲法といった基本政策の一致など乗り越えるべきハードルは高いままだ。 立憲の泉健太、国民の玉木雄一郎両代表は22日
新型コロナウイルスの感染が拡大し、流行「第11波」の様相を呈している。厚生労働省によると、新規感染者数は10週連続で増加し、感染力の強い変異株への置き換わりが進む。新型コロナ以外の感染症も広がっており、厚労省は手洗いなど基本的な感染対策を呼び掛けている。 同省によると、全国の定点医療機関から
中央最低賃金審議会(厚生労働相の諮問機関)の小委員会が23日開かれ、最低賃金を全国平均で時給1050円台半ばとする方向で最終調整に入った。ただ、協議は同日中に決着せず、24日午前に再開する。前年度の改定で最低賃金は43円引き上げられ、現在1004円。物価高を考慮して50円程度の増額に向け詰めの協議
小林製薬は23日、創業家の小林一雅会長(84)とその長男である小林章浩社長(53)が辞任する人事を発表した。「紅麴(べにこうじ)」配合サプリメントによる健康被害の拡大を招いた経営責任は重いと判断した。後任の社長には山根聡専務(64)を充てる。創業家以外の社長は初めて。新たな経営体制で被害者への補償
【ワシントン時事】バイデン米大統領(81)の選挙戦撤退表明から一夜明けた22日、バイデン氏に後継として推薦を受けたハリス副大統領(59)に支持を一本化する動きが民主党内で進んだ。党指名獲得が有力視されるハリス氏は、早期に流れを確実にするため重鎮らの支持固めに奔走。11月の大統領選でトランプ前大統領
パリ五輪で初採用された新競技ブレイキン(ブレイクダンス)。日本からは世界トップクラスの選手が出場予定で、関係者は五輪をきっかけにさらなる普及が進むと期待する。一方、安全性を確保するため、指導者向けの資格を導入するなど新たな動きも出ている。 NPO法人「日本ブレイクダンス青少年育成協会」会長の
小林製薬は23日午後にも、「紅麴(べにこうじ)」を配合したサプリメントによる健康被害問題を受けた新たな経営体制を発表する。創業家の小林一雅会長(84)と小林章浩社長(53)が辞任。後任の社長には山根聡専務(64)が就任する見通しで、同日の取締役会で人事を決定する。 小林製薬は4月、外部の弁護
バイデン米大統領の大統領選撤退を受け、日本政界では9月に自民党総裁任期の満了を控える岸田文雄首相の去就に改めて注目が集まる。バイデン氏と同様に首相も総裁選不出馬を求める身内の圧力にさらされており、周辺には米国からの「飛び火」に警戒感が漂う。首相は8月のお盆明けにも総裁選対応を判断するとの見方があり
立憲民主党は、9月に控える代表選の日程について、中下旬の投開票を軸に調整している。同時期に総裁選を行う見通しの自民党に対抗して政策論議をアピール。今秋以降の衆院解散・総選挙を視野に、埋没を回避したい考えだ。 代表選は、泉健太代表の任期が9月末で満了することに伴う。代表選規則で、投開票は9月中
好きな芸能人やアニメキャラクターなどを応援する趣味活動の「推し活」を、母親の約6割が楽しんでいることが22日、民間企業の調査で分かった。予算を尋ねたところ、年100万円以上使うと答えた人も約5%いた。 調査は4月、母親向けの情報ウェブサイトなどを運営するインタースペース(東京都新宿区)が行っ
日本政府観光局が19日発表した2024年1~6月の訪日外国人数(推計値)は、前年同期比65・9%増の1777万7200人だった。同じ時期の訪日客による消費額は3・9兆円となり、ともに上半期として過去最高を更新した。歴史的な円安を背景に訪日客の増勢が続けば、年間でも過去最高の3500万人、8兆円を達
【シリコンバレー時事】米マイクロソフト(MS)のクラウドサービスや基本ソフト(OS)「ウィンドウズ」搭載端末で日、システム障害が一時発生した。米国だけでなく、日本を含む世界各地の航空会社で運航停止や遅延、欠航などが生じた。証券取引所や銀行、放送局のシステムにも影響が広がった。 国際的なサイ
警察庁は19日、横断歩道の白線の間隔を現行の45~50センチから90センチまで広げることを可能とするよう規則を改正した。設置や維持費用の削減などが目的で、26日に施行される。ただ視覚障害者らから横断歩道を認識しづらくなるとの懸念も寄せられており、同庁は、音で信号機の表示内容を知らせる装置などが備わ
児童生徒を対象にした体水分調査で、半数以上が「水分量がやや不足気味」だったとする結果を、新潟大などの研究グループが日までにまとめた。水分摂取量が少ない状態が続くと、便秘やぜんそく、尿路結石などになるリスクがあり、同グループは「夏の脱水予防はもちろん、暑さが厳しくない季節でも小まめに水を飲むことが