野党、総裁選への埋没危惧 早期解散観測が懸念増幅
- 2024年8月21日
9月の自民党総裁選で10人超が出馬に意欲を示す異例の展開となる中、野党は「メディアジャック」で存在が埋没しかねないと危惧する。新首相が就任すれば直ちに衆院解散に踏み切る可能性があるとの観測がこうした懸念を増幅させている。 立憲民主党の岡田克也幹事長は20日の記者会見で、同時期に行われる立民代
9月の自民党総裁選で10人超が出馬に意欲を示す異例の展開となる中、野党は「メディアジャック」で存在が埋没しかねないと危惧する。新首相が就任すれば直ちに衆院解散に踏み切る可能性があるとの観測がこうした懸念を増幅させている。 立憲民主党の岡田克也幹事長は20日の記者会見で、同時期に行われる立民代
北方領土の元島民らが船に乗り、洋上から先祖を供養する「洋上慰霊」が20日、始まった。北方墓参などの四島交流事業が中断する中、道や元島民らでつくる千島歯舞諸島居住者連盟などが共同実施。今年で3年連続で、9月にかけて計7回実施される。 初日のこの日は元島民やその家族ら計約80人が参加。午前9時半
2019年参院選での安倍晋三元首相の応援演説にやじを飛ばした札幌市の団体職員桃井希生さん(29)が、道警の警察官に排除され精神的苦痛を被ったとして道に損害賠償を求めた訴訟で、最高裁第1小法廷(深山卓也裁判長)は19日付で道側の上告を退ける決定をした。裁判官5人全員一致の意見。表現の自由を侵害したと
セブン&アイ・ホールディングスは19日、カナダのコンビニエンスストア大手アリマンタシォン・クシュタールから買収提案を受けたことを明らかにした。セブン&アイは提案内容を精査するため、既に社外取締役のみで構成する特別委員会を設置。受け入れるかどうかを「速やかに検討し、返答する予定」としている。
こども家庭審議会(首相の諮問機関)は、子どもの貧困問題への対策強化に向けて、ワーキンググループ(WG)を今秋にも新設する方針だ。子どもの貧困対策を巡っては、自治体が子ども食堂の運営を支援するなどしているが、WGで実施状況を調査・分析し、取り組みを加速させるための方策を話し合う。必要に応じて国から自
9月7日告示、23日投開票の立憲民主党代表選に向け、同党千葉県連の国会議員や地方議員ら40人超が19日、県連所属の野田佳彦元首相(67)と千葉市内で面会し、首相再登板を目指して出馬するよう要請した。野田氏は10人超の名前が挙がる自民党総裁選に「すごい勢いだ」と危機感を示し、「迫力ある代表選にしなけ
自民党の小林鷹之前経済安全保障担当相(49)は19日、国会内で記者会見し、9月の党総裁選への立候補を表明した。派閥裏金事件に対する厳しい批判を踏まえ、「新たな自民党に生まれ変わる」と強調。「脱派閥選挙を徹底する。旧派閥に支援は一切求めない」と明言した。10人超の名前が挙がる中、出馬表明したのは小林
9月の自民党総裁選が一気に乱立模様となってきた。出馬が取り沙汰されるケースも含めれば、「ポスト岸田」候補は10人程度となる。派閥の締め付けが緩んだことで、立候補に必要な推薦人人を各候補は自前で確保する必要に迫られ、水面下でつばぜり合いが繰り広げられている。 「複数の同僚から話をもらっている
自民党の石破茂元幹事長(67)は18日、9月の党総裁選を巡り、早ければ週内に出馬表明する考えを示した。必要な20人の推薦人確保について、東京都内で記者団に「ほぼめどがつきつつある」と強調。石破氏の挑戦は今回で5回目となる。 石破氏は「新しく出馬表明した人もいるので、(推薦人の)確認作業が必要
立憲民主党代表選(9月7日告示、同23日投開票)を巡り、千葉県連所属の国会議員ら有志が19日、野田佳彦元首相(67)に出馬を要請する。県連代表の奥野総一郎衆院議員が18日、同県四街道市で開いた会合で明らかにした。 野田氏はこの会合で講演し、立候補の可能性について「私の場合は刷新感は全くない。
充電式の電動工具や掃除機などで、メーカー純正ではないバッテリーによる火災が起きているとして、製品評価技術基盤機構(NITE)が注意を呼び掛けている。使用前に初めて充電する際や保管中に出火したり、建物が全焼したりしたケースもあり、担当者は「低価格だが高リスクだ」と指摘する。 NITEに通知があ
9月の自民党総裁選を巡り、林芳正官房長官(63)が出馬の意向を所属する岸田派議員に伝えた。関係者が16日、明らかにした。加藤勝信元官房長官(68)と上川陽子外相(71)も立候補を検討。小林鷹之前経済安全保障担当相(49)は20人の推薦人確保にめどを付け、19日にも表明する方向で調整している。
15日午前5時15分ごろ、室蘭市絵鞆町の住宅で、近隣住民から「裏の家が火事のようだ」と119番があった。火は約2時間後に消し止められたが、焼け跡から成人とみられる3人が見つかった。うち男女2人はその場で、残る男性1人も搬送先の病院で死亡が確認された。 室蘭署によると、火が出た木造平屋建て住宅の住
子どもがボタン電池を誤飲する事故が相次いでいるとして、国民生活センターが注意を呼び掛けている。体内で放電して腸を傷つける恐れがあり、海外では死亡事例もある。同センターは「短時間でも子どもの手が届く場所に置かないで」と管理の徹底を求める。 同センターによると、2019年4月から今年5月までに報
近年ブームになっているサウナで事故が増えているとして、消費者庁が注意を呼び掛けている。心臓発作を起こして入院したり、やけどで指を切断したりしたケースのほか、死亡事故も起きているといい、「体調を見極めて無理なく利用してほしい」と促している。 関係機関から収集した事故情報のうち、サウナ関係は10
南海トラフ地震の「臨時情報(巨大地震注意)」の発表から1週間となった15日、内閣府は後発地震に備えた防災対応の呼び掛けを午後5時に終了した。気象庁によると、同地震の想定震源域周辺でプレート境界の固着状況に特段の変化は見受けられないという。 内閣府の防災担当者は気象庁と合同で実施した記者会見で
全国戦没者追悼式で遺族代表として追悼の辞を述べた安斎満さん(86)=福島市=は、5歳の時に父が戦病死した。遺族の高齢化で戦時中を知る人が減る中、「戦争が忘れ去られてきている」と危機感を募らせる。日本遺族会の常務理事として、語り部の育成に力を入れている。 父与一さんは、満さんが5歳だった194
国土交通省は、地方自治体が所有する空き家や廃校といった小規模な施設を民間に貸し、宿泊施設などに活用してもらう「スモールコンセッション(SC)」の推進に向けて、支援を強化する方針だ。2025年度予算概算要求に具体策を盛り込む方向で検討している。SC立ち上げの相談に応じる「伴走型支援」も始める考えだ。
岸田文雄首相(自民党総裁)の退陣表明を受け、9月の総裁選に向けた「ポスト岸田」候補の動きが15日、一気に活発化した。小林鷹之前経済安全保障担当相(49)は、中堅・若手から一定の支持を得て出馬に意欲を示す。また、首相が現職閣僚の立候補も問題ないとの考えを示し、斎藤健経済産業相(65)、河野太郎デジタ
岸田文雄首相が14日、突如退陣を表明した。自民党派閥の裏金事件に対する世論の批判が渦巻く中、党内の「首相で次期衆院選は戦えない」との声に抗しきれず、万策尽きた格好だ。一方で「名誉ある撤退」を演出し、政治的影響力を残そうとの思惑も透ける。お盆休みのさなかに号砲が鳴った「ポスト岸田」レースは、混沌(こ
岸田文雄首相が9月の自民党総裁選への不出馬を表明したことを受け、同党内で14日、「ポスト岸田」を巡る動きが本格化した。石破茂元幹事長は立候補に必要な推薦人20人が集まれば出馬する意向を明言。立候補に意欲を見せる茂木敏充幹事長は麻生太郎副総裁と会談した。 石破氏は14日、台湾・台北での記者会見
岸田文雄首相の自民党総裁選への不出馬表明を受け、野党各党には14日、劣勢の与党が息を吹き返すことに警戒が広がった。早期の衆院解散・総選挙もあり得ると分析。立憲民主党の泉健太代表は自民派閥の裏金事件に触れ、「首相が辞めても自民の体質が変わるわけではない」と訴えた。 泉氏は党本部で記者団に「生命
15日の全国戦没者追悼式で埼玉県の遺族代表として献花する栗原健昇さん(81)=同県熊谷市=の父は、栗原さんの生後間もなく海軍に召集され、サイパンで亡くなった。父の無念や母の苦労に思いをはせ、栗原さんは「戦争は国民の人生を奪う」と悲惨さを訴える。 父竹治良さんは、母雪江さんと1940年に結婚。
小林製薬は13日、「紅麴(べにこうじ)」配合サプリメントの健康被害問題で、厚生労働省に本来であれば報告しなければいけなかった死亡事例が新たに件見つかったと発表した。山根聡社長はオンライン会見で「被害報告の確認体制に至らぬ点があった。誠に申し訳ない」と陳謝した。 同社は報告漏れの原因について
国土交通省は、運送現場で適正な取引が行われているか監視する「トラックGメン」の機能強化に着手した。本省から地方運輸局に対し、荷主企業や元請け企業を是正指導する権限を付与。スピード感を持って、きめ細かく対応する狙い。荷主や元請けと比べて立場が弱い下請けの運送会社を保護し、物流が停滞する「2024年問
気象庁は13日、南海トラフ地震の想定震源域内での地震の発生状況について、正午までの24時間に、震度1以上は新たに観測されなかったと発表した。8日に宮崎県で最大震度6弱が観測されて以降では23回のまま。 同庁によると、南海トラフ地震の「臨時情報(巨大地震注意)」が初めて発表された8日以降、プレ
岸田文雄首相は13日、パリ五輪日本代表のメダリストと首相官邸で面会した。柔道男子66キロ級で連覇を果たした阿部一二三選手ら66人が参加。首相は「寝不足の悩みを吹き飛ばすくらい元気と勇気を全国民に与えてくれた」と健闘をたたえ、一人ひとりと握手を交わした。 首相は卓球女子団体で銀メダルの早田ひな
乗客乗員520人が犠牲となった日航ジャンボ機墜落事故は、12日で39年を迎えた。「やっと会いに来られた」。墜落現場となった「御巣鷹の尾根」(群馬県上野村、標高約1565メートル)には、朝から遺族ら230人が慰霊登山に訪れ、登山口から険しい山道を上り、坂道に点在する墓標の前で故人を悼んだ。 事
政府・与党は、訪日客らを対象とした消費税免税制度の抜本的な見直しを進める。訪日客が免税で購入した物品を、日本国内で転売していると疑われる事例が相次いでいるのが理由。転売防止対策として、訪日客の出国時に購入品の持ち出しを確認後、免税額を返金する制度に改める方針だ。 政府・与党は、年末に決定する
パリ五輪に出場した選手のうち、11日時点で27カ国の195人がLGBTQ(性的少数者)であることを公表したことがLGBTQとスポーツに関するニュースサイト「アウト・スポーツ」のまとめで分かった。同サイトによると、公表した選手は計42個のメダルを獲得。内訳は金メダル15個、銀メダル13個、銅メダル1