伝統儀式でヒグマ慰霊 コロナ禍の終息も祈願 恵庭アイヌ協会
- 2020年7月6日
恵庭アイヌ協会(藤原顕達会長)は5日、恵庭市盤尻の漁川源流域の「本流の岩屋」(国有林内)でヒグマを慰霊する伝統儀式「シラッチセカムイノミ」を厳かに営んだ。 シラッチセはアイヌ語で岩屋、岩陰のこと。約4万2000年前の支笏火山の火砕流堆積物で形成された溶結凝灰岩の岸壁上部がひさしのように張り
恵庭アイヌ協会(藤原顕達会長)は5日、恵庭市盤尻の漁川源流域の「本流の岩屋」(国有林内)でヒグマを慰霊する伝統儀式「シラッチセカムイノミ」を厳かに営んだ。 シラッチセはアイヌ語で岩屋、岩陰のこと。約4万2000年前の支笏火山の火砕流堆積物で形成された溶結凝灰岩の岸壁上部がひさしのように張り
恵庭市が2022年6月下旬の開催を目指す全国都市緑化北海道フェアの基本計画検討会議準備会が3日、恵庭市民会館で開かれた。道や都市緑化機構、恵庭市、学識者、関係団体から37人が出席。同フェアの基本構想を踏まえた基本計画と実施計画の策定スケジュールなどを確認。座長には北大公共政策大学院の高野伸栄教授を
赤羽一嘉国土交通相は3日午後、道内視察のため来道。6月1日に道内7空港の完全民営化に移行した新千歳空港国際線旅客ターミナルビルを、北海道エアポートの蒲生猛社長らの案内で視察した。 国際線のチェックインロビーでは、蒲生社長が新型コロナウイルス感染拡大の影響について説明。国際線は運航実績がない
道は、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、10月4、18の両日に千歳、恵庭両市などで予定していた第58回北海道障害者スポーツ大会を中止すると発表した。選手や介助者の移動、宿泊で感染リスクが高まるほか、「3密」の回避が困難と判断した。大会の中止は2000年の有珠山噴火を受けた第38回大会以来、2回目
日本航空千歳空港支店(林浩一支店長)は6月30日、新型コロナウイルス対策の一助にと、千歳市に27万円を寄付した。 浄財は、新千歳空港のJALグランドサービスなど日本航空関係者が自発的に呼び掛け募ったもので、募金者には使用済みの制服を再利用したエコバッグやランチバッグ各150枚をプレゼントし
乳業製菓大手の明治(松田克也社長)は2日、恵庭市戸磯の工業団地「恵庭テクノパーク」内の道道江別栗山線(基線)沿いに飲用牛乳を生産する新工場を建設すると発表した。本道の生産体制を再編し、競争力を強化するのが狙いで投資額は約120億円。2021年3月に着工し、22年6月の操業を目指す。 新工場
恵庭市の原田裕市長は「(工場の)新設は地元として大変喜ばしい。雇用創出や経済波及効果は大きく、明治のブランド力による本市の知名度向上を期待する。できる限り支援をしていきたい」とコメントした。
千歳市は2日、新型コロナウイルス感染の有無を調べるPCR検査センターを市内に開設した。初日に検査を受けた市民はいなかった。 新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が相次いだことから、今後の感染拡大に備えた対応。感染が疑われる患者から検体を採取し、早期に覚知して感染拡大を防止する。道の
新型コロナウイルス感染症対策に―と医療法人社団北楡会の福田武男会長は6月30日、千歳市に防護服300着(100万円相当)を寄贈した。 福田会長は、同日まで2019―20年度の国際ロータリー第2510地区ガバナーを務めた。 福田会長は「防護服が不足する中、高機能の信頼できる防護服を入
車載用半導体センサー製造のデンソー北海道(根橋聖治社長)=千歳市泉沢=は、自社の技術を農業分野に活用することで、地域貢献できないかと模索している。 同社は4月、社内の生産、改善、設計の各部門から女性1人を含む9人のプロジェクトチームを立ち上げた。5~7月にかけて江別市や恵庭市、桧山管内せた
公益社団法人北海道アイヌ協会の副理事長に就任した千歳アイヌ協会会長の中村吉雄氏(71)が、このほど千歳市役所を訪れ、山口幸太郎市長に就任を報告した。中村氏は「大役に身が引き締まる思い。大川勝理事長を支えていきたい」と語った。 北海道アイヌ協会は全道50団体で組織。中村氏は2004年4月から
恵庭市の北海道文教大学(渡部俊弘学長)と丸善雄松堂(本社東京、矢野正也社長)は1日、包括連携協定を締結した。大学本館1階会議室で締結式が行われ、渡部学長と矢野社長が協定書に署名した。 協定は、相互に協力して地域社会の発展や人材育成、教育・学術の振興に貢献することを目的としている。丸善雄松堂
千歳市内の住宅地で6月30日早朝から7月1日未明にかけてヒグマの目撃が相次いだ。人畜に被害はないが、千歳署などが現場周辺でパトロールや看板を設置して注意を呼び掛けている。 同署によると、30日午前4時ごろ、陸上自衛隊北千歳駐屯地に近い北信濃で、車両巡回中の自衛官が林の中を歩くヒグマを目撃。
JA道央管内4市(千歳、恵庭、北広島、江別)の新規就農者を激励する会が6月30日、恵庭市西島松の道央農業振興公社で開かれた。今年の新規就農は夫婦5組を含む18~45歳の24人と過去最多。JA道央や4市の関係者が基幹産業を担う就農者の門出を祝福した。 今村隆徳代表理事組合長は、会に臨んだ8人
千歳市高台の北海道中央葡萄酒千歳ワイナリーがこのほど、質の高い日本ワイン造りに取り組む醸造所を表彰する「日本ワイナリーアワード」で四つ星の評価と、全国で2カ所が選ばれる審査員特別賞に輝いた。三澤計史社長は「(新型コロナウイルス禍の)こんな時だからこそ『頑張ってワイン造りに励め』ということだと思う。
北海道銀行千歳支店(犬養正太郎支店長)は29日、千歳市千代田町7のステーションプラザ1階に移転し、支店業務と同支店住宅ローンプラザ千歳の営業を始めた。同日は笹原晶博道銀頭取や同支店の取引企業でつくる千歳らいらっく会の藤川俊一会長、セントラルリーシングシステム(札幌市)の安達隆好社長が支店前でテープ
千歳の支笏湖温泉旅館組合(佐々木義朗組合長、5軒)は28日から販売された「どうみん割」を使った宿泊と支笏湖の魅力を満喫できるオリジナルプラン「支笏湖再発見の旅」を企画。千歳市内の旅行会社ノース・スター・トラベルが29日から販売を始めた。通常より割安の価格設定でどうみん割でさらに安くなる仕組み。同社
在クウェート米国大使館のハービー・ビーズリー領事が25日、恵庭市の北海道文教大学(渡部俊弘学長)で講演した。一時滞在している大阪からビデオ会議システム「Zoom(ズーム)」を利用し、11月に控える米国大統領選挙の仕組みついて話した。 道文教大が国際言語学科を新設した2010年から、在札幌米
千歳商工会議所は27日、千歳商工センターで通常議員総会を開いた。 入口博美会頭はあいさつで、「4月に緊急要望した新型コロナウイルス関連対策について、市にいち早く取り組んでいただいた」と報告。コロナによる会議所事業活動への影響については、「一連の夏まつりイベントを中止とした。11月の創立60
千歳市内の飲食店利用者にタクシーの初乗り運賃(560円)の無料券を贈呈する地元応援企画「食べ得! タクシーキャンペーン」が26日スタートした。千歳市が新型コロナウイルスの影響を受ける事業者を支援する事業で、7月5日まで参加店舗が先着100人に無料券をプレゼントする。 市商店街振興組合連合会
出光興産北海道製油所(苫小牧市)の大規模定期補修工事で、道が新型コロナウイルスの感染防止の観点から工事作業員を石狩管内に宿泊させないよう求め、千歳の宿泊施設の予約に大量のキャンセルが生じた問題で25日、千歳市内7ホテルの代表6人が道に補償や支援を求める4項目の要望書を提出した。土屋俊亮副知事は要望
千歳市中央の「ささき農園」(佐々木美津子代表)は25日開園し、今季の営業を始めた。大人の背丈ほどあるハスカップの苗木が育つ畑では、地元や近郊から訪れた愛好者が青紫色に輝く大粒のハスカップを摘み取っている。 「3密」の不安もなく開放された1ヘクタールの畑には、味や形が異なる5種類のハスカップ
千歳署は25日、千歳市文京1の自称タクシー運転手、小原一人容疑者(59)を殺人未遂の疑いで逮捕した。刺したことは認めているが、殺意は否認しているという。 逮捕容疑は、同日午前1時40分ごろ、同容疑者が住む同町のマンション廊下で次女の昌子さん(17)の背中を日本刀のようなもので刺した疑い。同
千歳市内の行政機関・団体の関係者が一堂に会し「新型コロナウイルス感染症に係る千歳市行政等連絡会議」が24日、北ガス文化ホール(市民文化センター)で開かれた。介護施設や病院でのクラスター(感染者集団)発生で104人の感染者を出した事態を受け、新型コロナウイルス感染防止対策を報告して情報を共有。想定さ
キリンビール北海道千歳工場=千歳市上長都=の工場見学業務を担う「キリン&コミュニケーションズ」はこのほど、千歳市民病院に試飲用おつまみ(柿の種チーズ味)1600袋を寄贈した。 新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、最前線で昼夜、千歳市民の安心安全のための業務に携わる病院関係者に味わっても
恵庭市議会第2回定例会は24日、本会議を再開し、市議会議員の議員報酬及び費用弁償などに関する条例の一部改正など議案4件を可決し閉会した。 議員報酬関連の条例の一部改正は、7~9月の議員報酬(21人)を10%削減する。削減額は3カ月間で227万1000円となる。また、行政生活等に係る旅費など
恵庭商工会議所は23日、同会議所内で通常議員総会を開いた。中泉澄男会頭はあいさつで新型コロナウイルス感染拡大による市内事業者への各種支援対策に触れ、「総合経済団体としての責務を果たしていく」と会員に協力を求めた。来賓の原田裕恵庭市長は「地域経済支援に向け一層の連携を」と期待を寄せた。 席上
千歳の市議会議員でつくる千歳市観光議員連盟(坂野智会長、21人)はこのほど、山口幸太郎市長に安心・安全なまちを内外にPRするなど5項目からなる「観光関連事業を守るための要望書」を提出した。 要望では▽観光客を促進するため国が進める「GoToキャンペーン」に合わせ、市独自のインセンティブ(刺
千歳市は、新型コロナウイルス感染の拡大防止対策で「新北海道スタイル」に取り組む事業者をアピールする千歳版「新型コロナ対策推進宣言」ポスターを作成し、市内の業界・団体や大型店に配布した。新型コロナ感染拡大のイメージを払拭(ふっしょく)。千歳市を訪れた旅行客に安心・安全の情報を提供し、個店に足を運んで
千歳市内の自衛隊協力団体でつくる「千歳市における自衛隊の体制強化を求める期成会」(会長・山口幸太郎千歳市長、83団体)は23日、陸上自衛隊東千歳駐屯地と同北千歳駐屯地で要望活動を行った。国が中期防衛力整備計画(31中期防)で2023年度末までに部隊編成を予定する第3水陸機動連隊の千歳市への配置など