仮設暮らしなお290人 迫る期限、住まい確保へ 被災3町
- 2020年9月7日
胆振東部地震で甚大な被害を受けた厚真、安平、むかわ3町では、現在も136世帯290人が仮設住宅で生活している。入居期限が迫る中、自治体は被災者の住まい確保を進めている。 プレハブなどの仮設住宅に身を寄せている被災者は、8月末時点で厚真町201人、安平町38人、むかわ町51人。3町以外の被災
胆振東部地震で甚大な被害を受けた厚真、安平、むかわ3町では、現在も136世帯290人が仮設住宅で生活している。入居期限が迫る中、自治体は被災者の住まい確保を進めている。 プレハブなどの仮設住宅に身を寄せている被災者は、8月末時点で厚真町201人、安平町38人、むかわ町51人。3町以外の被災
札幌市と小樽市は5、6の両日で、新たに14人(5日10人、6日4人)の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。このうち9人(5日5人、6日4人)の感染経路が不明。小樽市では5日、年代・性別・職業非公表の1人の死亡が確認された。道内の感染者は延べ1828人(実人数1806人)となった。
玄関の鍵の調子が悪くなり、帰宅のたびに扉の前でガチャガチャする日が続いた。中に入れなければ、食事も入浴もできない。くつろぐこともできないので、疲れも取れない。切羽詰まる出来事だった。 もしこれが、突然家が全壊した、あちこち壊れて住めなくなったとなれば、どれほど衝撃を受けるか。胆振東部地震後
厚真町で最大震度7を観測するなど道内全域を襲った胆振東部地震から、6日で2年がたった。被害が大きかった厚真、安平、むかわの3町ではインフラの整備が着実に進み、少しずつだが復興に向けた歩みが始まっている。その一方で、仮設住宅入居期限が早い世帯で10月末に迫っており、3町共通して最優先事項にしている住
2018年9月に発生した胆振東部地震から2年を迎えた6日、大きな被害を受けた厚真町には、犠牲者を悼み多くの人が町内外から訪れた。亡くなった人との思い出と復旧復興へ向けた思いを胸に、それぞれが静かに手を合わせた。 町総合福祉センターを訪れた町内ハスカップ農家の山口善紀さん(49)は、吉野地区
厚真町在住者を中心に結成し、胆振東部地震で倒れた木の丸太や倒壊家屋の解体材を再利用して製品化を目指す「ATSUMA96%PROJECT」のキックオフイベントが6日、行われた。インターネット上のビデオ会議システム「Zoom(ズーム)」を活用し、全国からスタッフを含む約100人が参加。町に森とデザイン
白老町主催のアイヌ手工芸担い手育成講座が5日、町総合保健福祉センターを会場に始まった。民族共生象徴空間(ウポポイ)見学で来町した観光客向けの商品作りなど、白老観光を支える人材育成の事業。50人の受講者は10月10日まで全4回の講習を経て、アイヌ文様の刺しゅう技術などを身に付ける。 町が国の
帝国データバンク札幌支店は、2020年の女性登用に対する道内企業意識調査結果を発表した。自社の女性管理職(課長相当職以上)の割合は平均7・2%と前年比0・5ポイント減少。政府目標である「女性管理職30%以上」を超えている企業は0・5ポイント減の6・5%と低水準にとどまった。女性の活躍促進のために重
千歳市選挙管理委員会は7日までに、2021年6月19日に任期満了となる千歳市議会議員(定数23)の選挙期日を同年5月23日告示、5月30日投票に決定した。 9月1日現在の選挙人名簿定時登録者は男4万1086人、女4万237人の計8万1323人。
胆振東部地震から2年になるのに合わせ、道は4日、道石油業協同組合連合会(札幌市)と締結した災害時燃料供給協定に基づく燃料供給訓練を実施した。28の自治体や企業が参加し、重要施設への優先給油の要請手順を確認した。 訓練は、大規模停電が発生し、胆振地域で白老町役場の軽油が枯渇する恐れがあるとの
千歳サーモンマラニック2020(千歳市スポーツ合宿大会誘致等推進協議会「スポーツinちとせ」主催)が5日、千歳市住吉の住吉ソフトボール場を発着点に開かれた。親子連れなど303人が参加し、移ろう田園風景や味覚を満喫しながら26キロと7キロの各コースの完走を目指した。 今年は新型コロナウイルス
東京商工リサーチ北海道支社は、8月の道内企業倒産状況を発表した。倒産は11件にとどまり、前年同月に比べ10件減。負債総額も65・8%減の10億3400万円。件数、負債とも8月としては過去最少となった。 業種別では、「サービス・他」が6件で最多。次いで「建設業」(3件)となっている。
◇苫小牧歯科医師会の前副会長が3724万円を私的流用(31日) 昨年12月に会計に使途不明金が見つかり、内部調査を進めた結果、会員の会費や積立金などを7年間にわたって私的流用していたことが判明。前副会長は1月28日に自院の火災で死亡し、歯科医師会は親族に全額弁済を求めている。 ◇苫小牧市主
(8日) 苫小牧 午前10時、第9回市議会定例会・一般質問。 千 歳 在庁執務。 恵 庭 在庁執務。 白 老 在庁執務。 安 平 在庁執務。 厚 真 在庁執務。 むかわ 終日内部打ち合わせ。
胆振総合振興局森林室は12日、苫小牧市サンガーデン前広場で親子向けに「マイ箸と箸置き」作り体験を実施する。計4回行い、各回5人の参加者を募集している。 苫小牧造園協同組合との共催。木育活動の一環で2018年から年に数回開催している。同室、同組合の職員を講師にサクラやヒノキなどの木を使って箸
苫小牧市内や近郊の美術関係者でつくる二階堂昊(ひろし)回顧展実行委員会(菊地章子代表)は3日、苫民ボランティア振興基金に30万円を寄託した。8月21~29日に市民活動センターで開催した回顧展「野獣派―色彩と形態の即興の世界」の収益の一部。 同実行委は苫小牧出身の画家、故二階堂昊が残した絵の
苫小牧市宮前町の錦岡児童センター(中村直之センター長)は4日、市のオリジナルキャラクター環境戦隊053(ゼロごみ)ファイブを招いて「わくわくタイム~環境戦隊053ファイブと遊ぼう」を開いた。市内の親子連れ10人がショーやリズム遊びを楽しんだ。 053ファイブのレッド、イエロー、ホワイトの3
斉藤征義の宮沢賢治と詩の世界館(丸山伸也館長)は21日午前9時から、宮沢賢治の命日にちなむ文学祭「2020北の賢治祭」を苫小牧市王子町の館内で開く。賢治の代表作「雨ニモマケズ」の英訳詩を市内の中学生2人が朗読するほか、11歳から75歳までの市民が賢治の詩や童話を朗読する。 同館は、宮沢賢治
苫小牧美術協会会員で白老町在住の松崎純一さん(80)の水彩画小品展「HANA」が3日、苫小牧市表町のファッションメールプラザで開かれている。淡く優しいタッチで描かれたみずみずしい花の絵が並び、会場は明るい雰囲気に満ちている。29日まで。 公園や庭、室内のテーブルなどで咲くクレマチスやアヤメ
室蘭テクノセンター(室蘭市東町4)は17日から、モノのインターネット(IoT)導入ワークショップを開催する。胆振東部の企業も無料で参加することができ、8日まで先着4社を募集している。 17日から10月1日まで全4回。省力化や生産性向上、業務改善に有効なIoTの導入を促進しようと、ものづくり
トヨタ自動車は、新型の小型SUV(スポーツ用多目的車)のヤリスクロスを発売した。ヤリスシリーズならではの軽快な走り、先進の安全・安心技術、低燃費を受け継ぎ、利便性はもとよりドライバーの個性やライフスタイルを彩る「都市型コンパクトSUV」となっている。 今年2月に発売した小型車「ヤリス」を基
1995年にオープンした、苫小牧市元中野町の港大通に面したカフェ。オムライスやカレー、パスタなど定番メニューの他、スイーツやドリンクも充実している。代表の常盤のり子さん(71)のお薦めは日替わりでさまざまな料理が楽しめる「おまかせ定食(税込み1120円)」だ。 ご飯とみそ汁付きで、栄養バラ
今年6月中旬に発売されたアイヌ民族などを題材にした人気漫画「ゴールデンカムイ」(集英社)の22巻に、苫小牧市美術博物館が所蔵しているアイヌ民具のたばこ入れと矢毒入れ(スルクオプ)が登場し、同館関係者を驚かせている。作者の野田サトルさん=北広島市出身=から同館に記念の色紙も届き、現在は実物のたばこ入
苫小牧市は4日、遺骨を別の埋葬場所に移して墓を撤去する「墓じまい」の一部費用を助成する制度を検討していることを明らかにした。近年、市営霊園の貸付墓所の返還件数が増加傾向で、墓じまいのニーズが高まっていることを踏まえ、早ければ2021年度から導入したい考えだ。 同日の市議会定例会で、竹田秀泰
苫小牧市教育委員会は4日、新型コロナウイルス感染対策の一環で道教委が期限付きで雇用するスクール・サポート・スタッフなどを市内の全小中学校に配置する方針を示した。校内の消毒作業や換気、学習プリントの印刷補助などが主な業務で、教員の負担軽減につなげる考えだ。 同日、市議会定例会で喜多新二氏(新
苫小牧市の豊川町内会(岩田典一会長)は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、今年度の「長寿を祝う会」を中止し、75歳以上の対象者に1人当たり1・5キロの厚真産「さくら米」を記念品として贈呈する。福祉部長の河村好晃さんと副部長の谷垣俊樹さんは「会員の安全に配慮した。長寿と厚真町の復興を祈りたい」と
2018年9月6日に発生した胆振東部地震から丸2年を迎えるのを前に厚真町は5日、土砂災害などで亡くなった町民37人(災害関連死含む)に哀悼の意をささげる追悼式を町総合福祉センターで行った。遺族や町民ら約130人が参列。犠牲者の冥福を祈るとともに、一日も早い復興を願った。 今年の追悼式は、新
苫小牧漁業協同組合(伊藤信孝組合長)の秋サケ定置網漁は4日、水揚げが始まった。しけの影響で2日遅れの開始となったが、水揚げ量は4日が約3・9トン、5日が約1・9トンと、不漁だった前年を上回る滑り出し。関係者は「順調に水揚げが増えてくれれば」と願っている。 胆振海区(室蘭・地球岬―むかわ)の
苫小牧市議会定例会は4日午後も本会議を開き、一般質問を続行した。岩倉博文市長は、イベント開催時の新型コロナウイルス感染防止対策に伴う経費補助を検討する考えを示した。 同日の首藤孝治氏(改革フォーラム)への答弁。岩倉市長は「感染拡大防止が第一義」と強調しながら12、13の両日、開かれるたるま
マインドコントロールという片仮名語を久しぶりに読んだ。確かオウム真理教の教祖が、信者の若者らを特定の行動へ誘導した行為がそう呼ばれた。 後志管内寿都町の片岡春雄町長が、原発から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場候補地選定の「文献調査」受け入れ検討を表明、道や近隣町村に衝撃が広