• (5)メンテナンスの重要性 天然の歯にはかなわない
    (5)メンテナンスの重要性 天然の歯にはかなわない

       5回にわたり掲載した本コラムの最終回は、歯のメンテナンスについてお伝えします。皆さんも人生に1度は、歯科治療の経験があるかと思います。小さなむし歯であれば白い詰め物、より大きなむし歯には金属などの詰め物やかぶせ物が、さらに進行したむし歯の場合には、歯の中の神経の処置、あるいは抜歯となってしまった方

    • 2021年6月5日
  • (4)むし歯予防とフッ素 通常使用での問題はなし
    (4)むし歯予防とフッ素 通常使用での問題はなし

       むし歯は、酸によって歯の表面が溶かされて起こります。口の中に常にいる「口腔(こうくう)常在菌」により食べた物を原料に酸が作られて、歯の表面のカルシウムなどが溶け出す「脱灰」が生じます。しかし、脱灰しても唾液に含まれるカルシウムなどが再度歯の表面に取り込まれる「再石灰化」が起こるため、食事のたびに脱

    • 2021年6月4日
  • (3)口腔機能低下症・オーラルフレイル 筋肉の衰えに注意を
    (3)口腔機能低下症・オーラルフレイル 筋肉の衰えに注意を

       平均寿命や健康寿命という言葉を聞いたことはあるでしょうか? 平均寿命は生まれてから何年生きられるのかを表した数値、健康寿命は健康で自立した日常生活を送ることができる期間を表しています。日本人の平均寿命は、2016年の調査で男性80・98歳、女性87・14歳、健康寿命は男性72・14歳、女性74・7

    • 2021年6月3日
  • ≪33≫ 新開明野元町町内会 みんなで会館新設
    ≪33≫ 新開明野元町町内会 みんなで会館新設

       町内会発足30周年を迎えた昨年、明野元町にあった集会所を建て替えて町内会館を新設した。会員の協力により5年間続けたアルミ缶回収・分別などで資金を捻出し、地域の企業からも支援を受けた。会館には催事などに利用できるウッドデッキを整備。図書コーナーも設置し、地域住民が気軽に集える場所を目指す。  

    • 2021年6月2日
  • (下) 開かれた議論で解決 市民負担伴う賠償 「まちのため考えて」
    (下) 開かれた議論で解決 市民負担伴う賠償 「まちのため考えて」

       JR苫小牧駅南口の旧商業施設「駅前プラザエガオ」をめぐる5月28日の控訴審判決は、再び市の主張を退けた。最高裁への上告期限は6月11日だが、市は上告しない可能性が濃厚だ。市が最も主張したかった権利集約の「公共的な目的」について、一審では言及がなかったが、札幌高裁は目的の正当性は認めた。それでも、大

    • 2021年6月1日
  • (2)口唇閉鎖不全・おくちぽかん 唇周りの筋肉を鍛えて
    (2)口唇閉鎖不全・おくちぽかん 唇周りの筋肉を鍛えて

       突然ですが皆さんのお子さんは、ろうそくの火を吹き消すことができますか? 風船を膨らませることができますか? 縁日などでよく見掛ける笛のおもちゃの吹き戻しで遊ぶことができますか? もしできない場合は、口唇閉鎖不全症の可能性があります。  口唇閉鎖不全症は、口の周りの筋肉が十分に発達していなかっ

    • 2021年6月1日
  • (上) 一筋の望み断たれる 和解協議決裂 市の譲歩案限界
    (上) 一筋の望み断たれる 和解協議決裂 市の譲歩案限界

       JR苫小牧駅南口の旧商業施設「駅前プラザエガオ」をめぐり、建物の現所有者の市に対し、土地の一部を所有する大東開発(苫小牧市)が賃料相当分の損害賠償を求めた訴訟。昨年7月に始まった控訴審は第1回口頭弁論で双方の提出資料の確認を終えると、長谷川恭弘裁判長はすぐに和解勧告を出した。「話し合いを積極的に進

    • 2021年5月31日
  • (1)マスク着用によるお口トラブル 口呼吸で雑菌繁殖しやすく
    (1)マスク着用によるお口トラブル 口呼吸で雑菌繁殖しやすく

       6月4日は、その語呂合わせから「むし歯予防の日」と言われており、日本歯科医師会は「歯と口の健康週間」(6月4日~10日)に合わせ、5月下旬~6月上旬にかけて啓発活動を行っております。苫小牧歯科医師会も、かつては「歯の健康まつり」、近年では「歯っぴいフェスタ」と題し、フッ化物の塗布や歯科健診、小学生

    • 2021年5月31日
  • ≪32≫日新草笛町内会 「くさぶえの街」町内会歌も
    ≪32≫日新草笛町内会 「くさぶえの街」町内会歌も

       1971年5月発足の糸井北町第1町内会が前身。当時市内に進出したアルミニウム総合メーカー日本軽金属の社宅が現在の日新町地区に建てられ89年、人口増などを背景に同町内会が発展的解消を遂げ、日新草笛町内会が誕生した。  同町で暮らした歌人で元苫小牧短歌協会の会長、故宮口良朔が作詞した町内会歌「く

    • 2021年5月26日
  • カッコウ 托卵の理由や経緯は不明
    カッコウ 托卵の理由や経緯は不明

       Q…カッコウは自分で子育てをしないと聞きました。なぜでしょう?  A…カッコウはホトトギス科に属するハトくらいの大きさの夏鳥で、越冬地の東南アジアなどから5月20日前後に飛来します。この時期になると「カッコウ、カッコウ」という独特の鳴き声が聞かれるようになります。

    • 2021年5月24日
  • (9) 苫小牧東高校 南俊明校長(59) 生徒の可能性伸ばす
    (9) 苫小牧東高校 南俊明校長(59) 生徒の可能性伸ばす

       「賢そう。明るくて伸び伸びしている。きっとみんな素晴らしい才能を持っているのだろう」と苫小牧東高校の生徒の印象を語る。  オホーツク管内の津別高校から赴任した。全校生徒の数が前任校の10倍に当たる約700人になり「学校の規模が全然違う。名前を覚えるのが大変」と話す。  初任校が日高管内

    • 2021年5月22日
  • 苫小牧市高丘 佐藤(さとう) 大哲(たいき)さん(17)
    苫小牧市高丘 佐藤(さとう) 大哲(たいき)さん(17)

       駒大苫小牧高校野球部の主将をしています。夏の甲子園で連覇を経験している同校に憧れ、自分も日本一になりたいと思い進学しました。5月中旬に苫小牧市内で行われた支部大会でブロック優勝し、24日に札幌円山球場で開幕する全道大会に出場します。新型コロナウイルス禍で大会を開催してくださることに感謝しながら、目

    • 2021年5月22日
  • 6 高齢者憩いの場再び休止 ワクチンに期待も「楽観できない」
    6 高齢者憩いの場再び休止 ワクチンに期待も「楽観できない」

       新型コロナウイルス感染拡大が、高齢者の生活にも影響を与えている。苫小牧市内の「ふれあいサロン」は中止を余儀なくされ、高齢者施設は外部との交流を避けるなど、高齢者がいきいきと過ごすための活動が制限されている。市内で高齢者の一般接種が進む中、事態の好転を願う声が広がっている。 ◇  誰もが

    • 2021年5月22日
  • 北海道クリーン開発社長 伊部 廣明さん(75) アスリートを応援 スポーツに打ち込めるまちへ
幼少期から励んだスキー バイアスロン日本代表コーチに
    北海道クリーン開発社長 伊部 廣明さん(75) アスリートを応援 スポーツに打ち込めるまちへ 幼少期から励んだスキー バイアスロン日本代表コーチに

       スキー板とストックを自在に操り、雪上を一目散に滑走した。見事1位でゴール。両手に抱えきれないほどの賞品のお菓子を獲得し帰宅すると、当時7人いたきょうだいの大歓声にいつも迎えられた。「誇らしかったね」。物語の主人公は北海道クリーン開発社長の伊部廣明さん(75)だ。  家族の勧めで幼少期からクロ

    • 2021年5月22日
  • (8) 苫小牧総合経済高校 古市俊章校長(55) 外部の人と接する機会を
    (8) 苫小牧総合経済高校 古市俊章校長(55) 外部の人と接する機会を

       「胆振は仕事に子育てと大変な時期を送った思い入れのある地域。戻って来ることができて素直にうれしかった」と苫小牧市への赴任を喜んだ。20代から30代にかけて、室蘭市内の高校で教員を務めた経験がある。前任校は、十勝管内の池田高校。  苫小牧総合経済高校の生徒について「落ち着いて学校生活を送ってい

    • 2021年5月21日
  • 苫小牧市福祉ふれあいセンター長 石丸浩一(いしまるこういち)さん(60)
    苫小牧市福祉ふれあいセンター長 石丸浩一(いしまるこういち)さん(60)

       4月1日付で指定管理者がNPO法人ワーカーズコープに移行したことを受けて就任。「これまで以上に多くの市民に親しまれる施設を目指す」と意気込む。  施設全体の管理に加え、障害者サークルへの場所の提供や支援、入浴サービス、創作活動などの生活介護事業を展開。今後、就労継続支援B型を始める計画で、「

    • 2021年5月21日
  • 5 工夫重ね教育活動 感染対策との両立に努力
    5 工夫重ね教育活動 感染対策との両立に努力

       新型コロナウイルス感染症が流行し始めた昨春、全国の小中学校は一斉休校した。子どもの学びに与える影響は大きく、文部科学省はコロナ下でも持続的に学校運営できるよう、指針や衛生管理マニュアルをまとめた。児童や生徒の感染経路は家庭内感染が大部分であることを踏まえ、休校は「学びの保障や心身への影響から避ける

    • 2021年5月21日
  • 鳥たちの子育てシーズン本格化 知らんぷりの心掛け
    鳥たちの子育てシーズン本格化 知らんぷりの心掛け

       「チチッ、チチチッ」。ウトナイ湖野生鳥獣保護センターのバックヤードで、毎年春を迎えると聞こえるようになる小鳥の声。その声の主は、白と黒のコントラストがかわいらしいハクセキレイ(スズメ目セキレイ科)です。ハクセキレイは私たちの身近で暮らす野鳥の一つで、長い尾羽を上下に振り下ろしながら地面をせわしなく

    • 2021年5月21日
  • (7) 苫小牧南高校 髙橋昭仁校長(58) 主体的学習の手助けを
    (7) 苫小牧南高校 髙橋昭仁校長(58) 主体的学習の手助けを

       「優しくて明るく、好奇心旺盛な人が多い。勉強も真面目に取り組んでいて感心する」と苫小牧南高校の生徒の印象を語る。  浦河町出身、北海道大学卒。生物学を学んでいた。前任校は上川管内の上川高校。胆振管内の高校に赴任したのは初めてという。  同校では国際社会の中で活躍できる人材育成を目指して

    • 2021年5月20日
  • (7) 苫小牧西高校 新山雄士校長(58) 何事も生徒中心に
    (7) 苫小牧西高校 新山雄士校長(58) 何事も生徒中心に

       「住宅地がウトナイにまで広がってびっくり」と、13年ぶりの苫小牧市内の様子に目を驚かせた。苫小牧工業高校で1989年4月から2007年3月まで教員を務めた経験がある。  苫小牧西高校の生徒について「素直で堅実な印象。まだまだ伸びしろがありそう」と話す。  学校づくりで目指すのは、生徒、

    • 2021年5月20日
  • 4 厳しさ増す医療現場 感染症病床相次ぎ増床
    4 厳しさ増す医療現場 感染症病床相次ぎ増床

       「これ以上の増床は通常医療とのバランスが非常に厳しい」―。東胆振唯一の感染症指定医療機関、苫小牧市立病院の担当者は危機感を募らせる。新型コロナウイルス感染が全道で急拡大し、道は医療態勢の崩壊を防ぐべく、15日に「医療非常事態宣言」を発出。市立病院も道の要請に基づき、感染症病床の増床を続けている。

    • 2021年5月20日
  • (6)苫小牧啓北中学校 宮嶋隆行校長(50) 生徒と共に汗を流す
    (6)苫小牧啓北中学校 宮嶋隆行校長(50) 生徒と共に汗を流す

       苫小牧啓北中学校には2006~12年度に続き、2度目の着任となる。同校山なみ分校の生徒を含め「当時から変わらず、明るく活発で前向きな子どもが多い」と目を細める。  安心して学校生活を送れる環境や、生徒と共に汗を流せる教師集団をつくっていきたいと考えている。  函館市で生まれ、室蘭市で育

    • 2021年5月19日
  • (6) 苫小牧開成中学校 細部善友校長(51) 一人一人にきめ細やかに
    (6) 苫小牧開成中学校 細部善友校長(51) 一人一人にきめ細やかに

       今年、開校50年を迎える苫小牧開成中学校に、校長職として初めて勤務する。4月には修学旅行で生徒たちを岩手県へ引率した。真剣にメモを取ったり、話を聞いたりする姿に「学びに向かう姿勢が、とても良い子たちだ」と表情を和らげる。  東京都出身で、専修大学卒。「生徒に寄り添いながら子どもたち一人一人に

    • 2021年5月19日
  • 3 危機感さらに強く 時短要請受け休業する飲食店も
    3 危機感さらに強く 時短要請受け休業する飲食店も

       緊急事態宣言の発令により、道が「特定措置区域」以外の全道飲食店に対しても、営業時間を午前5時~午後8時、酒類提供を午前11時~午後7時とするよう要請し、苫小牧市内の各店で対策に追われた。道が求める18日までに多くの店舗が時短に対応し、休業を決断する店舗も目立つ。昨年2月の道独自の緊急事態宣言以降、

    • 2021年5月19日
  • 柴田和宏さん現地リポート 家事 31人が役割分担し生活、自分のことは自分で
    柴田和宏さん現地リポート 家事 31人が役割分担し生活、自分のことは自分で

       東胆振から第62次南極地域観測隊(2020年11月~22年3月)に参加している元小学校教員柴田和宏さん(46)=苫小牧市澄川町=と元航空自衛隊員久保木学さん(55)=安平町早来。柴田さんから昭和基地での暮らしをつづったリポートの2回目が届いた。今回のテーマは家事。   (随時掲載)  第1回

    • 2021年5月19日
  • 道中小企業家同友会苫小牧支部友知会会長 谷口亮(たにぐちりょう)さん(42)
    道中小企業家同友会苫小牧支部友知会会長 谷口亮(たにぐちりょう)さん(42)

       4月7日に苫小牧市内で開かれた総会で、新会長に選任された。「全員で未来の地域の和を目指す友知会」を会長方針とし、新型コロナウイルスの感染拡大が地域経済に深刻な影響を与える中、「自ら考えて行動することが必要」と訴える。  北海道中小企業家同友会苫小牧支部内の組織で、45歳以下の会員73人の先頭

    • 2021年5月19日
  • ≪31≫澄川西町内会 安心で活気のある
    ≪31≫澄川西町内会 安心で活気のある

       モットーは「助け合い、心の通い合う、安全・安心で活気のある町内会」。七夕祭りや運動会など一年を通じ、さまざまなイベントを開催して地域住民を楽しませている。  秋口に行う「町内会運動会」は住民約300人が参加するほど人気だ。徒競走や玉入れはもちろん、「大収穫祭」というユニークなプログラムにも注

    • 2021年5月19日
  • 2 「集まって楽しむ」無理 港まつり2年連続中止 イベント開催 カギはワクチン接種
    2 「集まって楽しむ」無理 港まつり2年連続中止 イベント開催 カギはワクチン接種

       「残念だが、この状況では仕方がない」―。7月30日~8月1日の日程で開催予定だった苫小牧の夏の一大イベント「第66回とまこまい港まつり」。17日に市職員会館で開かれた臨時の実行委員会で、新型コロナウイルスの感染者が急拡大している現状を踏まえ、今年も開催中止が決まった。異論は出なかった。  昨

    • 2021年5月18日
  • 苫小牧市住吉町 吉岡(よしおか) 千紗都(ちさと)さん(27)
    苫小牧市住吉町 吉岡(よしおか) 千紗都(ちさと)さん(27)

       教員の両親に憧れて、同じ職業に就きました。洞爺湖町虻田中から苫小牧東中学校に4月に着任し、国語を教えています。苫小牧市出身なので、街並みに懐かしさを感じます。生徒会執行部を担当しており、役員たちがスムーズに意見を言い合っていることに感心します。生徒が主体性を持って活動できるように近くで話し合いを見

    • 2021年5月17日
  • 1 猛威振るう変異株 半数は無症状 家庭内感染が増加
    1 猛威振るう変異株 半数は無症状 家庭内感染が増加

       「胆振管内でも変異株への置き換わりが進んでいると想定される」―。10日に胆振総合振興局が開いた新型コロナウイルス感染症対策の地方本部員会議で、胆振管内の最新の感染状況が報告された。ゴールデンウイーク後の8日から、日別の新規感染者数は連日2桁を記録している。感染力が強いとされる変異株が猛威を振るい、

    • 2021年5月17日