森田と下瀬、全道大会で活躍 雅龍拳誠會舘苫小牧支部 北海道空手道選手権大会

森田と下瀬、全道大会で活躍
雅龍拳誠會舘苫小牧支部
北海道空手道選手権大会
全道大会で3位となった(右から)森田と下瀬

 苫小牧の沼ノ端で活動する空手道場、雅龍拳誠會舘苫小牧支部の小学6年生2人が千歳市でこのほど開かれた極カップ(全極真選抜予選)第29回北海道空手道選手権大会で3位に入賞した。森田丈三郎(ウトナイ小)が42キロ級、下瀬陸斗(拓勇小)が初中級でそれぞれ準決勝進出を果たした。

   森田はこの階級から選ばれて12月に名古屋で行われる全国大会へ出場することが決まった。千歳での大会では1、2回戦で「パンチが当たった」と存分の実力を発揮。敗れた準決勝では「相手に押された」とし、全国大会へ向けて「しっかりパンチと蹴りを出していく」と現在の稽古の要諦を語った。

   下瀬は準決勝進出までのの勝利を振り返り、「パンチがいい形で出た」とし、ベスト4として当たった相手には「手が下がって、手足を出すときも腰が回っていなかった」と反省。「来年は稽古してもっと強くなる」と雪辱を誓う。

   道場で2人を指導してきた佐々木雅美代表は成長中の森田に「周りの先輩がたの動きを見習って、体の使い方の技術をさらに高めてほしい」と期待する。「体重がある分、スピードを付ければ繰り出す技が生きてもっと強くなれる」と言う。

   奮闘した下瀬についても「上段への蹴りがさえていた」とし、「下半身の使い方が決まるとさらに伸びる」とみて、この点の稽古を勧めている。