豊昇龍に純白の綱 大相撲

豊昇龍に純白の綱 大相撲
綱締めで笑顔を見せる新横綱豊昇龍(中央)=30日、東京都台東区の立浪部屋(代表撮影)

 大相撲で74人目の横綱に昇進した豊昇龍(25)=本名スガラグチャー・ビャンバスレン、モンゴル出身、立浪部屋=が土俵入りで締める横綱の「綱打ち」が30日、東京都台東区の立浪部屋で行われた。

   本人が見守る中、元大関の御嶽海や幕内の豪ノ山ら、同じ出羽海一門に所属する関取衆を含む約40人が参加。太鼓に合わせた威勢のいい掛け声とともに3本の綱をより合わせていった。

   純白の綱が完成した後、同門の武蔵川親方(元横綱武蔵丸)の指導で雲竜型の土俵入りの稽古を行った。豊昇龍は「(綱は)重かった。もっと頑張らないといけない気持ちが、また出てきた」と表情を引き締めた。

   31日には東京・明治神宮で横綱推挙式に臨んだ後、奉納土俵入りで雲竜型を披露する。