Tリーグ、全選手調査へ

Tリーグ、全選手調査へ

 卓球の五輪メダリスト丹羽孝希(30)が、海外のカジノサイトで賭けをした疑いで書類送検された問題で、卓球国内リーグのTリーグが各クラブに対し、所属選手に同様の行為がないか聞き取り調査を求めることが30日、複数の関係者の話で分かった。全選手を対象にコンプライアンス(法令順守)研修を行うことも決め、2月中にも実施する。

   日本協会は倫理・コンプライアンス委員会を開く方針で、司法判断が出るまでの措置や協会による処分などを検討する。関係者によると、丹羽は「個人的にやった。誰も誘っていない」などと話しているという。

   愛知県豊田市内で取材に応じた日本協会の宮崎義仁専務理事は「非常に残念。教育不足だったと僕らも反省している」と話し、日本代表選手らを対象にした研修会を開く意向を明らかにした。

   丹羽は2016年リオデジャネイロ五輪の男子団体で銀、21年東京五輪の同種目で銅メダルを獲得した。