国内男子ゴルフは28日開幕の今季最終戦、日本シリーズJTカップ(東京よみうりCC)で賞金王争いに決着がつく。27日はランキング1位の平田憲聖、2位の金谷拓実、2009年以来の賞金王が懸かる石川遼らがプロアマ戦で調整した。
前週を終え、平田と金谷は約300万円の小差。最終戦の優勝賞金は4000万円と高額で、3位今平周吾、4位岩田寛、5位木下稜介、6位石川までの6人にチャンスがある。
今季4勝の平田は「あと1試合しかないのでやるしかない。楽しみ。飛ばせばいいというコースではなく、僕に向いている」と意気込む。金谷は「去年は優勝を逃して悔しい思いをした。しっかり自分のプレーを貫きたい」。ともに初の賞金王を目指す。
石川は優勝しても平田が単独2位なら逆転できない厳しい立場だけに、「雑念が入ることなくプレーできる。(最終戦まで)6人で争うのは珍しいことなので楽しみ」と言う。過去2度優勝し、トップ10にも何度も入っている相性の良い大会に、気負いなく臨む。
大会は今季のツアー優勝者や賞金ランキング上位など30人が出場。昨年の賞金王で今季は欧州ツアーを主戦場とした中島啓太も出場する。