得点王争い エムバペ、メッシ首位タイ サッカーW杯

得点王争い エムバペ、メッシ首位タイ
サッカーW杯
アルゼンチンのメッシ(左)とフランスのエムバペ(時事)

 【ドーハ時事】カタール大会は大詰めを迎え、得点王争いは18日の決勝で決着する。エムバペ(フランス)とメッシ(アルゼンチン)が5得点でトップに立ち、ジルー(フランス)とアルバレス(アルゼンチン)が4得点で追う。両チームは決勝で激突し、4人のいずれも初受賞が懸かる。

   エムバペは準々決勝以降、好機に絡みながら無得点に終わっているものの、爆発的なスピードは脅威。1958年大会のフォンテーヌ以来、フランス史上2人目の栄誉に輝く可能性は十分にある。メッシは3得点がPKによるものだが、ここまでの6試合中5試合でゴール。自身最多だった2014年大会の4得点を上回り、勢いに乗る。

   大会直前に離脱したベンゼマの穴を埋める活躍を見せてきたジルーはモロッコとの準決勝で決定機を物にできなかった一方、安定したプレーを続けている。アルバレスはクロアチアとの準決勝で2ゴールを挙げ、一気に得点王争いに食い込んできた。予期せぬラッキーボーイとして台頭した22歳にも、チャンスはある。

   3得点の選手が所属するチームはいずれも敗退。事実上、決勝戦に臨むこの4人の中からタイトルを手にする選手が出るだろう。35歳のメッシは今大会が「最後」と明言し、36歳のジルーも年齢的に次回は難しい。エムバペとメッシが雌雄を決するか、他の2人が逆転するか。優勝の行方とともに注目される個人の争いも白熱しそうだ。