苫小牧沼ノ端スポーツチャンバラクラブ所属の川戸渚(ウトナイ小6年)が11月に横浜武道館=神奈川県=で行われた第46回スポーツチャンバラ世界選手権大会の楯小太刀(たてこだち)部門3~5級で優勝した。同クラブから世界選手権覇者が出るのは初。20日には苫小牧市役所を表敬訪問、「優勝できてすごくうれしかった」と笑顔で岩倉博文市長に報告した。
楯小太刀部門3~5級の部はトーナメント方式で行われ、26人が参加。4級の川戸以外のベスト4は全員3級の中高生と体格差のある相手にも、得意の横面や足打ちで勝ち進んだ。
次の目標は、スポーツチャンバラの全13種目の王者が集うグランドチャンピオン戦での優勝。種目によって武器の数や大きさが変わるものの、「きれいな一本を決め切れる選手になりたい」と気を吐く。5年間指導する足立和舟代表は「反射スピードと間合いの詰め方が上手」と評する。
岩倉市長は「偉業を見習いたい。これからもさらに上を目指して」と健闘をたたえた。