バスケットボールの全国高校選手権は28日、東京体育館で行われ、女子決勝は京都精華(京都)が札幌山の手(北海道)を99―81で下し、初優勝を果たした。夏の高校総体との2冠も達成した。
京都精華はリバウンドで優位に立ち、前半を65―41でリード。後半も着実に得点を重ねた。主将のイゾジェが35得点、18リバウンドの活躍を見せた。
男子の準決勝は福岡第一(福岡)が中部大第一(愛知)を76―64で破り、開志国際(新潟)は藤枝明誠(静岡)に78―76で競り勝った。
上々の活躍
▽…札幌山の手は連覇を果たした2011年大会以来となる優勝はならなかった。リバウンドは相手の57を大きく下回る15にとどまり、高さで圧倒された。後半にゾーンディフェンスを敷いてリズムを取り戻したが、軸となる3点シュートの成功率が上がらなかった。
夏の高校総体は複数の選手が新型コロナウイルス陽性と判定されたため辞退。上島監督は「影響がないとは言えない。経験がなかったのは大きい。ここまで来ただけでも上々」と選手をねぎらった。