北洋大・坪井、最後のインカレへ フィギュア男子出場

北洋大・坪井、最後のインカレへ
 フィギュア男子出場
地元開催のインカレで上位入賞を目指す坪井

 来年1月5日から白鳥王子アイスアリーナ=苫小牧市=で開催される第95回日本学生氷上競技選手権大会スケート競技会フィギュア部門(男子7、8級)に、坪井聖弥(北洋大4年)が出場する。最後のインカレは地元開催ということもあり「自分の納得いく演技で上位を狙いたい」と練習に熱が入る。

   今季は痛めていた膝の治療と就職活動で2カ月ほどリンクから遠ざかった。その影響から、2連覇中だった東北・北海道選手権(10月、青森県八戸市)は合計130・04点で2位。「体力的に間に合わなかった。ショートプログラム(SP)は良かったが、フリーで点数を落としてしまった」と振り返る。続く東日本選手権(11月、前橋市)はSPでミスが続き、全日本選手権の出場権に手が届かなかった。

   今回の会場となる白鳥王子アイスアリーナは坪井のホームリンク。出場する7、8級はトップランクだが、地の利を生かして上位入賞を狙う。「自分の演技で観客に感動を届けたい」と目を輝かせる。インカレ後は特別国民体育大会冬季大会スケート競技会(来年1月、八戸市)にも出場予定。3度目の国体に「自分の成績はもちろん、北海道として表彰台を目指したい」と強い気持ちでチャレンジする。

   卒業後は苫小牧市役所に就職する予定で、働きながらフィギュアを続けるという。「社会人になっても選手として国体や全日本を目指したい」と話した。