ノルディックスキー・ジャンプ女子の高梨沙羅(クラレ)が27日、ワールドカップの遠征から帰国した。羽田空港で取材に応じ、未勝利に終わった今季について「後半になるにつれ、自分の思っていることが体現できるようになり、次につながる締めくくりができた」と前向きに振り返った。
シーズン序盤は不調だったが、ジャンプをポイントごとに修正するのではなく、「流れの中でスムーズにつなげられるということを一番に考えないといけないと感じた」と言う。2月の個人第14戦では2位に入って手応えを得た。
今季から、小林陵侑(チームROY)も指導するヤンネ・バータイネン氏が自身のコーチに就いた。「自分に合うものを見つけていけるよう、もっとコミュニケーションを取っていきたい」と来季を見据えた。