角田、母国で初入賞を 5日から鈴鹿で日本GP 自動車F1

F1日本グランプリ(GP)に向けて取材に応じるRBのドライバー、角田裕毅=3月29日、東京都港区

 自動車のF1シリーズ第4戦、日本グランプリ(GP)は三重・鈴鹿サーキットで5日に開幕し、7日に決勝が行われる。日本GPはこれまで例年秋に行われてきたが、今回は初の春開催。昨年9月の日本GPから約半年しか時間がなく、関係者は急ピッチで準備を進めてきた。

   自身3度目の母国GPを迎える角田裕毅(RB)は、「桜が見えていい。いつもと違った日本GPが見られると思うし、わくわくしている」。今季は開幕戦バーレーンGPは14位、第2戦サウジアラビアGPは15位だったが、第3戦オーストラリアGPでは予選で8番グリッドを獲得し、7位入賞を果たした。

   「チームとしてどのサーキットでもパフォーマンスを発揮できているのはすごくポジティブ。ここまではいいシーズン」と手応えを口にしており、この勢いのまま鈴鹿に挑む。一昨年13位、昨年12位だった悔しさを胸に、日本GPでは初の入賞(10位以内)を目指す。

   総合3連覇の絶対王者、レッドブルのマックス・フェルスタッペン(オランダ)は、豪州GPでマシントラブルによりリタイア。これで昨年の日本GPから続いていた連勝が9で止まったが、再び連勝街道が始まるか。豪州GPを制したカルロス・サインツ(スペイン)、2位シャルル・ルクレール(モナコ)のフェラーリ勢も優勝を狙う。

   また、ホンダ育成ドライバーの岩佐歩夢は5日のフリー走行1回目でRBのマシンのステアリングを握り、F1公式セッションデビューを果たす。