松山、狙う3年ぶり制覇 マスターズ11日開幕 米男子 ゴルフ

松山、狙う3年ぶり制覇 マスターズ11日開幕 米男子 ゴルフ
2021年のマスターズ・トーナメントを制し、グリーンジャケットを着せてもらう松山英樹=同年4月、米ジョージア州オーガスタ(AFP時事)

 【オーガスタ(米ジョージア州)時事】男子ゴルフのメジャー今季初戦、マスターズ・トーナメントは11日に米ジョージア州オーガスタのオーガスタ・ナショナルGCで開幕する。2021年にアジア勢として初優勝を遂げた松山英樹は13度目の出場。3年ぶりの制覇を狙う。

   松山は2月のジェネシス招待で米ツアー2年ぶりの優勝。長く悩まされた首の痛みが落ち着き、ショット、パットとも本来の精度を取り戻しつつある。マスターズ前の2大会は6位と7位。「そこまで納得できるゴルフはできていなかった」と自己採点は辛いが表情は明るい。

   復調気配に周囲の期待も高まっている。米ツアーが8日に発表した、優勝者予想の「パワーランキング」では、トップに挙げられた世界ランキング1位のスコッティー・シェフラー(米国)らに続く4番手。松山は「(優勝して)3年たつが、もう一回そこにいけるように日々努力している。今週そうなるとうれしい」と意気込む。

   前年覇者のジョン・ラーム(スペイン)はLIVゴルフ移籍後初のメジャー出場。シェフラーや、今季好調のザンダー・シャウフェレ(米国)らと上位争いを演じられるか。

   途中棄権した2月の大会以来の公式戦となるタイガー・ウッズ(米国)、グランドスラム(メジャー4大会制覇)が懸かるロリー・マキロイ(英国)も参戦。久常涼は特別招待を受け、初の舞台に臨む。