スポーツ団体が地域貢献

清掃の成果をアピールするクラブ員たち

 地域社会に貢献しようと苫小牧のスポーツ団体が善意で街角や運動施設周辺で清掃活動を展開した。

 強健流空手 表町で清掃活動

 

   苫小牧市内の空手道場、NPO法人日本空手道振興会強健流空手(山田五郎代表)が7日、市内表町のグランドホテルニュー王子と周辺の清掃事業を行った。少年、一般の各部で稽古に励む道場生とその家族、指導者ら約30人が参加し、まちの景観美化に努めた。

   毎年春に行っている地域活動の一環。今年は14日スタートの市内一斉清掃に先立って実施した。

   参加者は火ばさみを手に路上に落ちているたばこの吸い殻や紙くずなどを拾い集めた。苫小牧青翔中1年の深川嶺さん(12)は「この場所をきれいにできたことを実感できた。昨年よりごみの量は減っているので、この調子でポイ捨てをなくしてほしい」と笑顔を見せた。

   山田代表は「地域に貢献する活動を継続していきたい」と話していた。

 とましんスタジアム周辺を美化 オール苫小牧

   苫小牧市唯一の社会人野球チーム、日本野球連盟道地区連盟に加盟するオール苫小牧は7日、地域貢献活動の一環として、とましんスタジアム周辺の清掃活動を行った。

   所属選手やその家族、同球場を管理する緑豊建設のグラウンドキーパーらを含む14人。苫小牧市のメイン球場としてシーズン開幕を間もなく迎えるとましんスタジアムや少年野球場付近で午前8時ごろから約1時間にわたって手分けし、落ちていたごみを拾い集めた。

   用意したポリ袋には捨て置かれた弁当などのプラスチック容器や壊れたビニール傘、紙くずなどが収まった。大浦健太部長は2年目を迎えた春のごみ拾い活動に「球場を利用させてもらう者として実行した。来場する人たちには、ごみを捨てないようにしてもらいたい」と話していた。