苫小牧市の卓球クラブ、ノースチャンプ(四辻孝代表)に所属する佐々木未希(ウトナイ小2年)が、北海道選手権大会兼全日本予選会(バンビの部女子)=5月、千歳市=で優勝し、全日本選手権大会=7月、神戸市=へ進む。全道規模の大会で初の栄冠を勝ち取った佐々木は「うれしい」と喜んでいる。
19人が出場した全道大会バンビの部女子では、2回戦で第1シードの選手と当たったものの、持ち前の対応力で2―1と勝利。決勝も3―0で相手を寄せ付けず、初優勝を果たした。
佐々木は中学、高校、社会人と卓球に打ち込んだ父の影響で卓球を始め、クラブの会員募集のチラシを見て昨年9月、ノースチャンプに入団した。チーム練習のほか、自宅でもサーブの練習を重ねてきた。市内の大会に一度出場したのみ―と試合経験は浅いが、四辻代表は「教えたことを次の練習には習得している。試合でも、相手の攻撃に対して対応し、ポイントを重ねていく力がある」と評価。「全国でも持ち前の対応力で優勝してほしい」と期待を寄せる。
全国大会に向け、佐々木は「緊張するけれど、ドライブを決めて一つでも多く勝てるように頑張りたい」と意気込みを語った。
ノースチャンプは、明野柳町総合福祉会館や苫小牧緑小学校の体育館が活動拠点。小学2年から中学3年の12人が所属し、佐々木は最年少の団員だ。四辻代表は入団希望者を募集しており「同世代の選手がいれば、さらに成長し合うことができるし、ダブルスでの出場も目指していきたい」と語った。