【パリ時事】パリ五輪は10、11の両日に各競技が行われ、最終日まで日本勢のメダルラッシュが続いた。10日の陸上女子やり投げ決勝には、旭川市出身の北口榛花(JAL)が登場。北口は1投目でいきなり65メートルを超える投てきでトップに立ち、そのまま順位を維持。トラック・フィールド種目で日本女子初の金メダルに輝き、世界女王の貫禄を見せつけた。
レスリングは2日間とも金メダルラッシュ。10日の女子62キロ級の元木咲良(育英大助手)、11日の同76キロ級の鏡優翔(サントリー)、男子フリースタイル65級の清岡幸太郎(三恵海運)がいずれも表彰台の真ん中に立った。74キロ級の高谷大地(自衛隊)は銀メダルだった。
近代五種男子の佐藤大宗(自衛隊)が2位に入り、この種目で男女を通じて日本勢初のメダルを獲得。男子高飛び込みの玉井陸(JSS宝塚)も日本勢初のメダルとなる銀メダル。卓球女子団体は決勝で中国に敗れたものの、2大会連続の銀メダルだった。
今大会の日本勢のメダルは金20個を獲得し、大会前の目標を達成。銀12、銅13を含む43個となり、海外開催では2016年リオデジャネイロ大会の41を上回り、最多となった。