苫小牧市西部地区の中華の老舗。店主の藤本良雄さん(74)は15歳で船橋市の高級中華料理「東魁楼」などで修業。腕を磨き、1980年に両親や兄弟と川沿町で開業。2005年1月に現店舗に移転した。
1番人気は特製「炸小鶏塊(鶏ブツ切りフライ)」(1180円)。1個80㌘の大きい鶏もも肉が5個。迫力の一品だ。
鶏もも肉にサンショウとこしょう、焼き塩を振り、3種類の国産片栗粉をまぶし、170~180度の白絞油でじっくり8分間揚げるとカラッとした食感に。鶏もも肉の表(皮の部分)にだけ塩を振ることで「皮と肉のうま味が増す」という。
鶏もも肉が3個の「から揚げ定食」(970円)と「油林鶏塊定食」(同)も人気、共にスープ、漬け物付き。一品料理に麺類、定食とメューは豊富。定食のご飯は無料で大盛りに変更可能。
妻の美恵子さん(67)と3人の従業員で店を切り盛り。物価高だが価格は長年据え置いている。「ボリュームを維持し値上げしないよう頑張りたい」と藤本さん。長年通う白老町の男性会社員は「味と量が魅力ですね」と話す。
苫小牧市ときわ町5の19の8。営業は午前11時30分~午後2時30分、午後5~8時。火曜定休、数回の月曜休みも。カウンター5席、テーブル25席。駐車場10台。電話0144(68)8419。
ボリュームたっぷりの一品料理多彩なメニューが来店者を魅了