30年前、ロサンゼルスで「スンドゥブ」専門店が大人気という話を知人に聞いた伊藤美貞子オーナー(67)が大阪・寝屋川市で開業したのが始まり。現在、大阪と京都に4店舗。今年3月1日に5店舗目をオーナーの地元苫小牧市にオープンさせた。
店名のチャンチは、韓国語で祭り、パーティーなど「にぎわう場所」の意味。店で毎朝、厳選した道産大豆をひき、にがりを加えて豆腐を作っている。甘く、まろやかで京都の「汲(く)み上げ豆腐」のようという。「ヘルシーで肌にも良くストレス解消に有効。病みつきになる」と女性に人気だ。
「スンドゥブ」は韓国では宮廷祭祀で使われ、上流層が食していたという。
8種類のスンドゥブの中でお薦めは「豚キムチスンドゥブセット」(1290円)。鶏ガラと牛骨のスープに、具は手作りの無添加キムチとスンドゥブ、豚肉。唐辛子やニンニクなどで手作りのオリジナルスパイスが食欲をそそる。「チャッチ(春雨)」にブロッコリーなどのナムル3種付き。
札幌市の会社員前田愛さん(25)は「辛さがちょうどいい」と笑顔で話した。
苫小牧市柳町3の1の20、イオンモール苫小牧1階。営業時間午前11時~午後9時(ラストオーダー30分前)。テーブル席は計80席。電話0144(51)3377。