• 本紙小説、8日から新連載
    本紙小説、8日から新連載

       8日に連載開始の新聞小説「カレイドスコープ」は、家族をテーマにした町田そのこさんのこん身の作品です。 物語は、とある地方都市に暮らす家族を捉えます。家父長的な昭和気質が抜けない祖父、わが道を行く祖母、仕事に行き詰まる息子夫婦、独身の娘、小学生の孫。それぞれが生きづらさを抱える中、あることがきっか

    • 2025年5月6日
  • 佐藤 巌太郎 作/《287》/江戸川 南斎 画
    佐藤 巌太郎 作/《287》/江戸川 南斎 画

       終章 不変・蛍鳴く時 伊達政宗は和久家のこれまでの功をたたえて宗友を召し抱えることにした。成実は宗友の身の安全を気に掛け、これまでたびたび獄舎を訪れており、今日の日を迎えた。 阿梅が宗友に語りかける。「宗是殿は、最後の別れ際に『奥羽はよいところぞ』と声をおかけくださいました」 そう聞いて

    • 2025年5月6日
  • 挿絵・金子幸代さん
    挿絵・金子幸代さん

       かねこ・ゆきよ 新潟県生まれ。東京造形大学美術専攻Ⅰ類卒業。パレットクラブ13期修了。イラストレーション青山塾17─19期修了。2019年、MAYA装画コンペMAYA賞を受賞。イラストレーターとして書籍装画、雑誌の挿絵を中心に活動。 このたび町田そのこさんの新聞小説の挿絵を描かせていただくことにな

    • 2025年5月6日
  • お断り
    お断り

       企画「白老で初めの一歩」は休みます。

    • 2025年5月6日
  • 「みしらぬ国戦争」/三崎亜記著/日本の精神風土に迫る
    「みしらぬ国戦争」/三崎亜記著/日本の精神風土に迫る

       三崎亜記が「となり町戦争」でデビューしたのは2004年である。小説すばる新人賞の受賞作だが、三島賞や直木賞にもノミネートされたのは、迫り来る戦争の恐怖という一点をシンボリックに捉えたからだろう。娯楽性よりも象徴性が強い作品で、死体も銃弾もないところで〈戦争〉の恐怖を描ききった。 あれから20年。

    • 2025年5月6日
  • フランスの手厚い出版支援/翻訳の後押し、学生文学賞も
    フランスの手厚い出版支援/翻訳の後押し、学生文学賞も

       「日本の読者にもフランスと同じように作品を受け取ってほしい」と語るジャン=バティスト・アンドレアさん=東京・南麻布のフランス大使公邸日本で翻訳刊行されたフランスの作品 文学作品の翻訳支援や作家の海外滞在、学生主体の文学賞…。フランス政府による出版文化の保護は手厚く、業界支援も多岐にわたる。書籍を「文

    • 2025年5月6日
  • 「なぜ人は自分を   /  責めてしまうのか」/信田さよ子著/苦痛の緩和に向けて
    「なぜ人は自分を   /  責めてしまうのか」/信田さよ子著/苦痛の緩和に向けて

       本書は、著者が顧問を務める心理相談機関でコロナ禍をきっかけに始めたオンラインセミナー「信田さよ子公開講座」の中から、特に反響の大きかった内容を基にまとめられた。 夫婦や親子の関係で悩みを抱える当事者に向け、著者がクライエントの言葉から感じ取り、学び、考え、実践してきたことを伝える。「母はまだ重い

    • 2025年5月6日
  • 「能力主義をケアでほぐす」/竹端寛著/より人間的な選択肢を
    「能力主義をケアでほぐす」/竹端寛著/より人間的な選択肢を

       福祉社会学、社会福祉学が専門の著者は、長い不妊治療の末、2017年、42歳で娘を授かる。子育てを妻だけに押し付けたくないと、分担し始めた。以前は仕事中毒で強迫的に業績を挙げて大学教員になった。一転、出張や講演をキャンセルし家事育児に終始した一日を「今日は何もできていない!」と嘆息する自分に気付き、

    • 2025年5月6日
  • 「ファシズムの教室」/田野大輔著
    「ファシズムの教室」/田野大輔著

       「田野総統」に忠誠を誓い、「制服」の白シャツ姿で団結し、学内の「リア充」カップルを糾弾する。そんなロールプレーを通し、ファシズムの仕組みと危険性を体感させようとした大学の授業の記録。ナチズムを長年研究してきた著者は「なぜ集団は暴走するのか」を明快に解き明かし、今の「ファシズム的な動き」にも警鐘を鳴

    • 2025年5月6日
  • 「子どもの体験       学びと格差」/おおたとしまさ著
    「子どもの体験       学びと格差」/おおたとしまさ著

       体験が不足すると負け組に転落―。親たちは体験の詰め込み教育に駆り立てられ、子どもたちは体験にまで格差意識を刷り込まれる。そんな「体験消費社会」で課金ゲーム化した体験は子どもたちに何をもたらすのか。子どもの本当の学びを取り戻すための啓発の一冊。「子どもは今を生きる生き物」という著者の警鐘をかみしめた

    • 2025年5月6日
  • 「やなせたかしの生涯  /  アンパンマンとぼく」/梯久美子著
    「やなせたかしの生涯  /  アンパンマンとぼく」/梯久美子著

       自己犠牲をいとわない人気キャラクターを50代で世に送り出し、誠実に生き抜いた漫画家の生涯を描く。やなせが創刊した雑誌「詩とメルヘン」の編集者として師事したノンフィクション作家が書き下ろした。両親と別離した幼少期や戦場で飢えに苦しんだ青年期の体験などを掘り下げ、アンパンマンに作者が託した思いを伝える

    • 2025年5月6日
  • 民報歌壇 原始林苫小牧/銀河短歌会/新墾
    民報歌壇 原始林苫小牧/銀河短歌会/新墾

       窓の辺の胡蝶蘭の花咲き盛り春の野原に飛びたち行かむか桐渓 淑子「おばあちゃん今日は僕のおごりだよ」得意顔してほほえむ孫は神成 靖子凍る朝石楠花の葉は固く巻き陽差しを受けてゆるみ始めり岡田 京子ふり返りまたふり返り手をふりて一年生の巣立ちゆく春伊藤 妙子いくたびも深く弥生を呼吸する道央のしばれ

    • 2025年5月6日
  • 民報俳壇 結ひの会/やまなみ俳句会
    民報俳壇 結ひの会/やまなみ俳句会

       まなざしに光ありけり卒業子山田  凡黄水仙朝の光のハイライト小松冨佐子春芝に老犬顎を預けをり坂口 悦子草の芽のぴんぴんぴんと角の如山角 瑞希包む掌の碗の温もり春惜しむ舘崎やよゐ豪快な笑ひは夫よ四月馬鹿高木美代子春夕べかぶりつきにて聴く落語砂田きぬ代ふるさとは思ひ出のなか犀星忌墨谷 

    • 2025年5月6日
  • 老いても元気な口のために 2 虫歯、歯周病を防ぐ バイオフィルムをこすり落とす
    老いても元気な口のために 2 虫歯、歯周病を防ぐ バイオフィルムをこすり落とす

       口の健康には舌、頰、下顎などが重要だと前回お伝えしましたが、かむための武器である「歯」の重要性も、決して忘れるわけにはいきません。 歯を失う主な原因は、歯周病と虫歯です。40代後半からは、これらが原因で歯を失う人の割合が徐々に増えます。歯は失うと二度と戻らない半面、自分で守ることもできます。虫歯

    • 2025年5月6日
  • 広範囲の薄毛 女性型脱毛症 更年期前後に発症
    広範囲の薄毛 女性型脱毛症 更年期前後に発症

       薄毛で悩む女性は少なくない。特に40歳代ごろから「髪の量が少なくなった」「髪が細くなった」と気にする人が多くなるという。女性の薄毛の特徴や対処法について、脱毛症に詳しい西新宿サテライトクリニック(東京都新宿区)の坪井良治院長に聞いた。 ▽原因は不明 女性に生じる薄毛の代表格は「女性型脱毛症」。

    • 2025年5月6日
  • がん女性 肌ケアで前向きに
    がん女性 肌ケアで前向きに

       第一三共ヘルスケア(東京都中央区)によると、がんにかかったことのある女性を対象にした調査で、治療中に肌のケアを行い効果を実感した人の約8割に、前向きな心境変化が見られた。 外見変化のうち、脱毛に悩むがん患者が多いが、バリアー機能の低下などで肌トラブルを訴える患者もいる。 同社は2024年12月

    • 2025年5月6日
  • 月経痛の重症度を示す指標発見
    月経痛の重症度を示す指標発見

       月経痛のつらさ(重症度)を客観的に表す指標(バイオマーカー)を特定したと、京都大などの研究グループが発表した。 研究グループは、健康な女性20人(平均年齢31歳)を月経痛が軽い12人と重い8人に分け、指先から血液を採取。成分を解析し、月経痛の重症度と関連する指標を調べた。 その結果、月経痛が重

    • 2025年5月6日
  • 約8割が生理中に睡眠不足
    約8割が生理中に睡眠不足

       ユニ・チャームの調査で、生理中の睡眠が足りていない、と感じている女性は約8割に上った。 2月、15~49歳の女性500人に実施。 「生理中は朝起きた時の疲労感から、睡眠が足りていない」と感じている人は78・8%。不足している時間は「2~3時間」が39・9%で最も多く、次いで「1~2時間」(35

    • 2025年5月6日
  • 国内外情報ボックス
    国内外情報ボックス

       カトリック系国際慈善団体「カリタス」エルサレム支部は3日、先月88歳で死去したフランシスコ・ローマ教皇から「パパモビル」と呼ばれる教皇専用車の1台を寄贈されていたことを明らかにした。遺志に従ってパレスチナ自治区ガザの子供たちのための移動式診療所に改造し、人道回廊が確保され次第、派遣を始めるという。

    • 2025年5月6日
  • イエメンの/港に報復空爆/イスラエル軍
    イエメンの/港に報復空爆/イスラエル軍

       【カイロ時事】イスラエル軍は5日、イエメン西部ホデイダの港湾や東郊のコンクリート工場に空爆を加えたと発表した。イエメンの親イラン武装組織フーシ派の関連施設だと主張。戦闘機約20機が攻撃に参加し、爆弾約50発を投下したという。フーシ派系メディアは、工場で少なくとも21人が負傷したと伝えた。 フーシ

    • 2025年5月6日