• クリエーター 白山 通平さん(64)
表情豊かな猫を描く表現者 広告業で活躍も帰郷 創作活動励む
    クリエーター 白山 通平さん(64) 表情豊かな猫を描く表現者 広告業で活躍も帰郷 創作活動励む

       何かを言いたげにこちらに訴える猫、うれしそうにほほ笑む猫―。「目は口ほどに物を言う」を体現するかのように、猫たちの豊かな表情が目を引くNYANXI(ニャンクシィ)こと白山さんの絵。苫小牧市錦西町の北洋大学の食堂には、これまでに仕上げた引っかき絵(黒い紙を削ると下地の色が現れるスクラッチペーパーを用

    • 2023年8月12日
  • オランダとキャッシュレス化
奥山(おくやま)由(ゆい)
    オランダとキャッシュレス化 奥山(おくやま)由(ゆい)

       7月の2週目にオランダで開催された自身の研究に関する国際会議に参加してきました。300人以上の研究者が一堂に会する国際会議で、エグモンド・アーン・ゼーという小さな街にあるホテルが会場でした。オランダというと、ミッフィー発祥の街としてユトレヒトを思い浮かべる方が多いかもしれません。今回行った街は、作

    • 2023年8月12日
  • 厚真町主催・シンポジウム 今後の取り組みの展望 【下】 受けた恩を次の被災地に 防災・減災対策しっかり
    厚真町主催・シンポジウム 今後の取り組みの展望 【下】 受けた恩を次の被災地に 防災・減災対策しっかり

       吉田良行氏=町防災担当理事  現在、町の防災を担当しており、今話題の日本海溝・千島海溝沿いの地震、津波対策に取り組んでいる。浸水区域に住む町民を中心に進めているが、厚真町は大きな災害を経験し、町民の防災意識は高い。ただ、防災・減災の意識はもっと高めていかなければいけない。「誰一人命を落とさな

    • 2023年8月11日
  • 真っ暗支笏湖 トラップ仕掛け虫観察
    真っ暗支笏湖 トラップ仕掛け虫観察

       5日に自然ふれあい行事として、親子で参加する「真っ暗支笏湖・夜の園地で生き物探し」を開催しました。  タイトルの通り夜の支笏湖園地で生き物を探すイベントなのですが、今回はターゲットを「虫」に絞りました。事前にスタッフが園地内に3カ所のトラップ(わな)を仕掛けて、そこにどんな虫が集まっているか

    • 2023年8月11日
  • 厚真町主催・シンポジウム 発災後の現地の状況 【上】 翌日ボランティアセンター設置に着手 急ピッチで被災者支援
    厚真町主催・シンポジウム 発災後の現地の状況 【上】 翌日ボランティアセンター設置に着手 急ピッチで被災者支援

       2018年9月6日に発生した胆振東部地震から5年となる日を1カ月後に控え、今月4日に厚真町総合福祉センターで開かれた同町主催のシンポジウム。専門家のほか、震災の復興支援に携わった町民ら4人がパネリストとして登壇し、発災当時の状況や今後の展望などについて意見を交わした。討論の内容を紹介する。

    • 2023年8月10日
  • 寂しさ
磯崎(いそざき)文盛(ぶんせい)
    寂しさ 磯崎(いそざき)文盛(ぶんせい)

       今の子どもたちと接していて、心に寂しさを持っていると感じることがあります。若者に優しくなかったり、親が仕事で忙しく子どもとスキンシップが取りにくかったりする社会が、背景にあるのでしょうか。  そんな世の中になった原因について、身近な「野菜」に目を向けて考えてみました。  野菜を作る時、

    • 2023年8月10日
  • (下)草の根交流、より良い関係模索
    (下)草の根交流、より良い関係模索

       「これで終わりというのはもったいない」  姉妹都市・八王子市での3泊4日のこども研修事業を終えた児童生徒やスタッフらはそう口をそろえた。  苫小牧市は今年度、本研修以外にも姉妹都市50年にちなんださまざまな記念事業を計画。31日まで、八王子千人同心顕彰碑や勇武津資料館など八王子ゆかりの

    • 2023年8月9日
  • 食事風景
    食事風景

       「(おかずを指さし)それ何だった?」「これ、おいしいよ」。楽しそうに会話する児童生徒たち。昨年は見られなかった食事風景に、ひと安心すると同時にうれしく感じた。  7月末、苫小牧市こども研修事業に同行し、東京都八王子市を訪れた。昨年に続き2回目の同行取材だったが、3泊4日の食事場面は大きく違っ

    • 2023年8月9日
  • (中)掛け替えのない直接交流
    (中)掛け替えのない直接交流

       「またね」「苫小牧に行くからね」と名残惜しそうに手を振り合う苫小牧、八王子両市の子どもたち―。  苫小牧市こども研修事業2日目の7月27日、苫小牧の小中学生34人は、八王子上壱分方(かみいちぶかた)小学校で学童保育所の小学1~3年56人との交流会に臨んだ。  6グループに分かれ、地元の

    • 2023年8月8日
  • まちなかイベント
佐瀬(させ)英明(ひであき)
    まちなかイベント 佐瀬(させ)英明(ひであき)

       苫小牧市は、将来の人口減少・超高齢化社会に向けた「持続可能なまちづくり」の実現に向け、2011年「まちなか再生総合プロジェクト」を策定しました。  当金庫も苫小牧市に本店を構える地元唯一の金融機関として、その趣旨に賛同し、まちなかのにぎわい創出に向けた取り組みを一層強化しました。  そ

    • 2023年8月8日
  • (上)市民周知と若年層への継承
    (上)市民周知と若年層への継承

       「未来をつくるのは皆さん。改めてお互いの良さに気付き、これからの(両市の)関係を発展させてほしい」  7月26日、八王子市役所の会議室。苫小牧市こども研修団の表敬訪問を受けた八王子市の安間英潮教育長は児童生徒たちにこう呼び掛けた。  今月10日で姉妹都市締結丸50周年を迎える両市。その

    • 2023年8月7日
  • 苫小牧市明野元町 若者の声を取り入れたい 田中(たなか) 治吉(はるよし)さん(79)
    苫小牧市明野元町 若者の声を取り入れたい 田中(たなか) 治吉(はるよし)さん(79)

       苫小牧市で約2900人が住む新開明野元町町内会の会長です。就任から今年で3年目。コロナ禍で落ち込む雰囲気を変えようと、昨年の夏祭りからキッチンカーを呼ぶなどいろいろな試みをしています。  今年は、地域の中学校の吹奏楽部が演奏を披露したり、高校のボランティア部の学生が協力したりしてくれました。

    • 2023年8月7日
  • 祖父の灯台を訪ねて
    祖父の灯台を訪ねて

       このコラムの第1回に父方の祖父も母方の祖父も灯台守で、北海道の灯台を中心に勤めていたことを書きました。また、高校生から大学生まで、好き過ぎて毎年夏休みに北海道旅行をしていたことも書きました。その中で祖父が勤めていた灯台、すなわち一家が生活していた灯台を訪ねています。その中の二つをご紹介したいと思い

    • 2023年8月5日
  • 元苫小牧桜木郵便局局長 黒川 隆敏さん(74)
郵便一筋 地域に寄り添う プロボクサーとしての一面も
    元苫小牧桜木郵便局局長 黒川 隆敏さん(74) 郵便一筋 地域に寄り添う プロボクサーとしての一面も

       14年間の横浜市勤務を経て久々に帰ってきた第二のふるさと苫小牧は、見違えるように変貌を遂げていた。閑散としていた母校駒大苫小牧高校(美園町)周辺に住宅が立ち並び、中心街は多くの市民でにぎわう。「活気にあふれていた」と懐古する。  両親は平取町で農家を営んでいた。7人きょうだいの6番目で「心配

    • 2023年8月5日
  • 陶芸家の前田育子さん
羽地(はねじ)夕夏(ゆうか)
    陶芸家の前田育子さん 羽地(はねじ)夕夏(ゆうか)

       雪が積もっていた今年の2月ごろ、白老町在住の陶芸家・前田育子さんの工房に初めておうかがいしました。50代の方で、共通の友人に紹介してもらい、3人で育子さんの工房でお茶をすることになりました。  育子さんの作品が並ぶギャラリー兼、上薬を付ける前の器が並ぶ制作場所の一角に座らせていただきました。

    • 2023年8月5日
  • 夏のバードウオッチング 歩く姿が愛くるしい
    夏のバードウオッチング 歩く姿が愛くるしい

       北海道の短い夏。ここ数年は毎年の恒例行事のごとく「今年は暑い」と言っているような。そんな暑い時期のバードウオッチングは、水がある場所かつ日没間際を狙って行動しています。今回は厚真町の海岸線を歩いたときのお話です。  太陽が沈みかけ、きれいなら夕焼けを見ながらの散策。お目当ての野鳥はシギやチド

    • 2023年8月4日
  • 出会えた人生、出会う人
西川(にしかわ)良雄(よしお)
    出会えた人生、出会う人 西川(にしかわ)良雄(よしお)

       災害や不慮の事故などで人生の考え方が変わってしまうことはそうないと思っていたのですが、そんな私が日本人の2人に1人がなるというがんになりました。  発見のきっかけは、2011年4月の健康診断で胃の上部に影があると言われたこと。1年後、内視鏡で健康診断を受けたところ、数カ所調べられました。後日

    • 2023年8月3日
  • 卵

       仕事終わりの夜、近所のスーパーによく立ち寄る。そして、ふと気付く。以前は空っぽだった卵コーナーの棚に、数は少ないが卵が置かれていることに。少しずつ卵が戻ってきていると思うとうれしくなる。  主要産地の千歳市の養鶏場で高病原性鳥インフルエンザが発生した影響で価格が高騰し、品薄状態が続いている卵

    • 2023年8月2日
  • 大好きな母が教えてくれたこと
石澤(いしざわ)ともみ
    大好きな母が教えてくれたこと 石澤(いしざわ)ともみ

       夏は嫌いです。8月生まれなのに暑さに弱く、常に体調不良。そして13年前からは、悲しい季節になりました。親として、何でも話せる親友として、大好きだった母が亡くなったから。  母が倒れたという父からの連絡で実家へ向かい、救急車に搬送される前の母に呼び掛けると、うんうんとうなずきました。救急隊員さ

    • 2023年8月1日
  • 全国大会で入賞を目指す 苫小牧市しらかば町 小田島(おだじま)蒼来(そら)さん(15)
    全国大会で入賞を目指す 苫小牧市しらかば町 小田島(おだじま)蒼来(そら)さん(15)

       苫小牧市内の剣道道場「正心館」で剣道を習っています。父の影響で小学2年生の頃から習い始め、今年で7年目になります。  全国大会につながる大会では特に勝ったときの喜びが大きく、それがやりがい。団体戦は仲間たちと団結して戦うことが楽しいです。  平日の4日、週末の1日の週5回練習に励んでお

    • 2023年7月31日
  • 宇宙少年団苫小牧支部副団長 細川 正直さん(75) 
工作の楽しさ教え続け半世紀 発想力で面白い作品次々と「笑顔見たくて」
    宇宙少年団苫小牧支部副団長 細川 正直さん(75) 工作の楽しさ教え続け半世紀 発想力で面白い作品次々と「笑顔見たくて」

       苫小牧市青少年センター(現市科学センター)の開館と同時に市役所入りし、38年間小中学生向けの工作指導や展示品の製作に精を出した。2006年から2年間は同館の館長を経験。現在も日本宇宙少年団(YAC)苫小牧支部の副分団長として、子どもたちに工作の面白さを伝え続けている。  太平洋戦争の終戦から

    • 2023年7月29日
  • 鳥嶋さん(3)鈴木(すずき)龍也(たつや)
    鳥嶋さん(3)鈴木(すずき)龍也(たつや)

       1997年11月、苫小牧市文化会館大ホール。客席数は約500席。初めてホールで観劇をした。苫小牧の劇団群’73による成井豊(劇団キャラメルボックス)・作、鳥嶋清嗣朗・演出の「ナツヤスミ語辞典」。大きな舞台を駆け巡る多数の出演者、たくさんの照明、大音量の音楽。学校に押し付けられて見た舞台ではなく、観

    • 2023年7月29日
  • 「バンコクは世界の新たな魔都である」
    「バンコクは世界の新たな魔都である」

       コロナ禍がやや小休止のようで、日本ではインバウンド、アウトバウンドともに回復しつつあるらしい。私も今年になってから2度仕事がらみで海外に渡航している。で、直近の訪問先のバンコクにまつわる話題だ。  租界時代の上海が魔都として有名だが、昨今ではバンコクがそのイメージにぴったりのようだ。世界中か

    • 2023年7月28日
  • バンド記念日
加藤(かとう)千昇(ちしょう)
    バンド記念日 加藤(かとう)千昇(ちしょう)

       公営塾「よりみち学舎」に通う生徒との関わり方を悩みながら、自分なりの理想を追い掛けるその中で、時折思い出す先生がいる。高校生の頃に出会った数学の講師。必死に解いた僕の解答を見て「この解き方、渋くていいね」と、俵万智のサラダ記念日みたいに言ってくれた。それがうれしくて、恨んでいたくらい嫌いだった数学

    • 2023年7月27日
  • 目玉メニューは「布袋のザンギ」
アジアンダイニングゴークー 苫小牧市拓勇東町4
    目玉メニューは「布袋のザンギ」 アジアンダイニングゴークー 苫小牧市拓勇東町4

       26日にオープンした、札幌市の老舗中華料理店「布袋」看板メニューのザンギを販売するアジア料理店。ホッコーフーズ(苫小牧市栄町、河村美幸社長)が、カフェレストラン「ベリーズファクトリー」をリニューアルし、外観も真っ赤に塗り直した。  河村社長(59)はもともと「布袋のザンギ」に魅了され、布袋か

    • 2023年7月26日
  • ウオーカブル 
    ウオーカブル 

       24日、苫小牧市まちなか交流センター・ココトマで開かれたパブリックミーティングの取材を行った。中心市街地活性化や市が2021年3月に策定した都市再生コンセプトプランに盛り込まれたウオーカブル(歩きたくなるまち)について、出席者からさまざまな意見が出された。  長年苫小牧を見てきた出席者は「昔

    • 2023年7月26日
  • サークル活動や個人でも
ゼットフットサルスポルト北海道苫小牧スタジアム 苫小牧市木場町1
    サークル活動や個人でも ゼットフットサルスポルト北海道苫小牧スタジアム 苫小牧市木場町1

       フットサル場を全国に9店舗構える「ゼットフットサルスポルト」が道内初出店。MEGAドン・キホーテ苫小牧店3階に26日、オープンする。フットサルやバスケットのレンタルコートを通年で運営し、1人でも気軽に楽しめるプログラムも用意する。  フットサルコートは15×30メートルが三つで、

    • 2023年7月25日
  • 3000円の使い道
川田(かわた)幸香(さちか)
    3000円の使い道 川田(かわた)幸香(さちか)

       私は成年後見人をしている。成年後見人は、預貯金などの財産を管理し、本人の希望、身体・生活の様子などを考慮して、必要な福祉サービスや医療が受けられるようサポートする。金銭管理も役目の一つであるため、本人の思いを第一に考えながら懐事情をみて管理を進めることになる。  自分の金銭を第三者が管理する

    • 2023年7月25日
  • 郷土のために働きたい 苫小牧市三光町 西尾(にしお) 朋哉(ともや)さん(23)
    郷土のために働きたい 苫小牧市三光町 西尾(にしお) 朋哉(ともや)さん(23)

       苫小牧市出身で、ずっと住んでいる郷土のために働きたいと考え、4月に苫小牧市の職員となりました。上下水道部に配置され、今は下水道施設の財務などを担当しています。  社会人になるまで下水道に触れる機会は限られていたのですが、仕事を進める中で、重要なインフラの一つであることを改めて認識しました。分

    • 2023年7月24日
  • <31>昭和50年 不況深刻化、苫東開発に期待集まる
物価高止まりに「産直」人気
    <31>昭和50年 不況深刻化、苫東開発に期待集まる 物価高止まりに「産直」人気

        後の時代の分析では、第1次オイルショック後の景気後退は昭和50(1975)年3月には底入れし、以降徐々に回復したとされる。だが、実感としてはとてもそのようではなかった。内需の減少、燃料価格の高騰で鉄鋼や紙パルプなどは大幅赤字となる。高度経済成長時代の「ぜい肉」を削ぎ落とす減量経営が行われ、苫小牧

    • 2023年7月24日