• コメの統計 抜本見直しへ 作況指数など 実態と乖離も
    コメの統計 抜本見直しへ 作況指数など 実態と乖離も

       小泉進次郎農林水産相は13日、コメの作柄を示す作況指数や収穫量調査などの統計について、「見直しを進めなければいけないという前提で作業を進めている」と述べた。農水省は2024年産米の作況を平年並みとしてきたが、コメの価格は高止まりし、統計が実態と乖離(かいり)しているとの批判は根強い。 農水省内

    • 2025年6月14日
  • 成長経済へ「減税より賃上げ」米関税懸念、財政健全化は後退 骨太方針決定
    成長経済へ「減税より賃上げ」米関税懸念、財政健全化は後退 骨太方針決定

       政府は13日の持ち回り閣議で、経済財政運営と改革の基本方針「骨太の方針」を決定した。「減税政策よりも賃上げ政策」を重視し、経済全体の規模の拡大を通じて「成長型経済の実現」を目指すと掲げた。一方、財政健全化の目標は後退。トランプ米政権の関税措置や長引く物価高による景気後退の懸念から、「経済財政運営に

    • 2025年6月14日
  • 主食用の輸入米入札を前倒し 3カ月早く、価格高騰対策で 農水相
    主食用の輸入米入札を前倒し 3カ月早く、価格高騰対策で 農水相

       小泉進次郎農林水産相は12日、無関税で輸入できるミニマムアクセス(最低輸入量、MA)米のうち、主食用枠のコメについて、入札を今月27日に実施すると表明した。例年は9月に行っているが、コメの価格高騰対策の一環として約3カ月前倒しする。9月には引き渡しが可能と説明した。農水省で記者団の取材に応じた。

    • 2025年6月13日
  • 大企業景況感 5期ぶりマイナス 4~6月期 米関税の影響懸念
    大企業景況感 5期ぶりマイナス 4~6月期 米関税の影響懸念

       財務省と内閣府が12日発表した4~6月期の法人企業景気予測調査によると、大企業全産業の景況判断指数はマイナス1・9となった。マイナスは5四半期ぶり。米高関税政策への影響懸念などから、製造業が2期連続マイナスとなったほか、仕入れ価格の上昇などを受け、非製造業も11期ぶりにマイナスに落ち込んだ。 大

    • 2025年6月13日
  • スイッチ2 世界販売350万台 販売4日で過去最多
    スイッチ2 世界販売350万台 販売4日で過去最多

       任天堂は11日、新型家庭用ゲーム機「ニンテンドースイッチ2」について、5日の発売後4日間で、世界累計販売台数が350万台を突破したと発表した。同じ期間で比較すると、同社のゲーム専用機では過去最多という。 スイッチ2の希望小売価格は4万9980円(日本語・国内専用版)で、公式通販サイトで4月に行っ

    • 2025年6月13日
  • 備蓄米の追加放出 71社申請 21年産、イオンは5000㌧
    備蓄米の追加放出 71社申請 21年産、イオンは5000㌧

       農林水産省は11日、政府備蓄米の追加放出で、大手・中小小売業者向けに随意契約の受け付けを開始した。小泉進次郎農水相は、同日午後2時時点で71社が申請したと明らかにした。対象は、追加で売り渡しを決定した2021年産10万㌧と、5月下旬から中小スーパー向けに申請を受け付けて残っている同年産の約2万㌧を

    • 2025年6月12日
  • 国内外情報ボックス
    国内外情報ボックス

       【シリコンバレー時事】「サーフィン・U.S.A」(1963年)などで知られる米サーフ・ロックバンド、ビーチ・ボーイズのリーダーのブライアン・ウィルソンさんが死去した。82歳だった。家族が11日、ウィルソンさんのホームページで発表した。死因など詳細は明らかになっていない。 カリフォルニア州出身。6

    • 2025年6月12日
  • 備蓄米の追加放出 受け付け開始 随意契約、21年産12万㌧
    備蓄米の追加放出 受け付け開始 随意契約、21年産12万㌧

       農林水産省は11日、政府備蓄米の追加放出で、大手・中小小売業者向けに随意契約の受け付けを開始した。対象は、追加で売り渡しを決定した2021年産10万㌧と、5月下旬から中小スーパー向けに申請を受け付けて残っている同年産の約2万㌧を合わせた計約12万㌧。申込数量が上限に達すれば、20年産10万㌧も追加

    • 2025年6月11日
  • 備蓄米の高値転売禁止 政令改正へ調整-農水相
    備蓄米の高値転売禁止 政令改正へ調整-農水相

       小泉進次郎農林水産相は10日、随意契約で放出した政府備蓄米などについて、高値で転売する行為を禁止する方向で調整していると明らかにした。新型コロナの感染拡大時にマスクや消毒液に適用した転売規制と同様の対応を想定。備蓄米を含む「米穀」全般を規制対象に加える政令改正を週内にも閣議決定する。 コロナ禍

    • 2025年6月11日
  • ホンダ、ラピダスに出資検討 次世代半導体の調達先確保へ
    ホンダ、ラピダスに出資検討 次世代半導体の調達先確保へ

       ホンダが、次世代半導体の国産化を目指すラピダス(東京)への出資を検討していることが10日、分かった。出資額など詳細は今後詰める。自動運転システムなどに使われる次世代半導体を日本国内で調達することで、供給網をより強固にしたい狙いがあるとみられる。 ラピダスにはトヨタ自動車やソニーグループなどが既

    • 2025年6月11日
  • 書店生き残りへ官民研究会 政府 活性化プラン公表
    書店生き残りへ官民研究会 政府 活性化プラン公表

       政府は10日、地域にある書店の減少を食い止めるための活性化プランを公表した。書店の利益を圧迫する返本を削減するため、経済産業省が事務局となり、官民連携の研究会を6月下旬に設立することなどが柱。 業界では、出版社が出版取次業者を通じ、書店に書籍販売を委託するのが慣例。書店は輸送費を負担すれば売れ

    • 2025年6月11日
  • 備蓄米、20万㌧追加放出 随意契約で大手・中小小売りに
    備蓄米、20万㌧追加放出 随意契約で大手・中小小売りに

       小泉進次郎農林水産相は10日の閣議後記者会見で、随意契約による政府備蓄米の売り渡しで、大手・中小小売業者に対し、20万㌧を追加放出する方針を発表した。内訳は、2021年産米を10万㌧、20年産米を10万㌧。21年産米の追加10万㌧と、既に中小スーパー向けに受け付けて残っている約2万㌧については、1

    • 2025年6月10日
  • コメ5㌔4223円 随意契約含まず、37円安 農水省
    コメ5㌔4223円 随意契約含まず、37円安 農水省

       農林水産省は9日、全国のスーパーで5月26日~6月1日に販売されたコメ5㌔当たりの平均価格が、前週より37円安い4223円だったと発表した。2週連続で下落し、下げ幅は拡大した。ただ、前年同時期の約2倍の水準での推移が続いている。農水省によると、今回の調査には、随意契約を通じた政府備蓄米の販売は含ま

    • 2025年6月10日
  • 関税交渉 サミット合意を模索 赤沢担当相、週内にも再訪米
    関税交渉 サミット合意を模索 赤沢担当相、週内にも再訪米

       日米両政府は、カナダで15~17日に開かれる先進7カ国首脳会議(G7サミット)に合わせて首脳会談を開き、トランプ米政権の関税措置見直しで合意することを模索している。ただ、両国の立場には依然隔たりがあり、一致点は見いだせていない。サミットが目前に迫る中、交渉役の赤沢亮正経済再生担当相は週内にも再び訪

    • 2025年6月10日
  • 原発60年超運転可能に GX脱炭素電源法が全面施行
    原発60年超運転可能に GX脱炭素電源法が全面施行

       原発の60年超運転を可能にする「グリーントランスフォーメーション(GX)脱炭素電源法」が6日、全面施行された。東京電力福島第1原発事故後に定めた「原則40年、最長60年」のルールを維持するものの、原子力規制委員会による安全審査や国の行政指導などで停止した期間の分、延長が可能になる。電力需要の増加を

    • 2025年6月9日
  • 4月消費支出0.1%マイナス 食料は8カ月ぶりプラス-総務省
    4月消費支出0.1%マイナス 食料は8カ月ぶりプラス-総務省

       総務省が6日発表した4月の家計調査によると、1世帯(2人以上)当たりの消費支出は32万5717円となり、物価変動の影響を除いた実質で前年同月比0・1%減少した。マイナスは2カ月ぶり。食料が8カ月ぶりに増加した一方、洋服や家庭用耐久財が低迷した。 食料は0・3%増だった。レタスやトマトなどの価格上

    • 2025年6月9日
  • 新商品アラカルト
    新商品アラカルト

       ソニーは、雑音を打ち消すノイズキャンセリング性能を高めたワイヤレスヘッドホン「WH―1000XM6」を発売。搭載した12個のマイクがノイズを拾い、新開発のプロセッサーがノイズを打ち消す逆位相の音を生成する。映画「スター・ウォーズ」のサウンドトラックを手掛けたエンジニアらが音質の調整に携わった。黒と

    • 2025年6月9日
  • 日米関税に一致点見いだせず 次回協議未定 赤沢氏、「進展」強調も
    日米関税に一致点見いだせず 次回協議未定 赤沢氏、「進展」強調も

       【ワシントン時事】トランプ米政権の高関税措置の見直しを求め、赤沢亮正経済再生担当相は6日(日本時間7日)、ベセント財務長官、ラトニック商務長官とそれぞれ会談した。会談後、赤沢氏は5回目となる今回の関税交渉について、記者団に「(日米の)合意の実現に向けた議論がさらに進展した」と強調した。一方、現時点

    • 2025年6月7日
  • 賃上げこそ成長戦略 コストカット型経済から脱却 財政健全化目標は後退 骨太方針原案
    賃上げこそ成長戦略 コストカット型経済から脱却 財政健全化目標は後退 骨太方針原案

       政府は6日、経済財政諮問会議(議長・石破茂首相)を開き、経済財政運営と改革の基本方針「骨太の方針」の原案を示した。日本経済は30年続いた「コストカット型経済」からの終わりを迎えつつあるとの基本認識を表明。その上で「賃上げこそが成長戦略の要」との考えの下で「物価上昇を安定的に上回る賃上げを実現する」

    • 2025年6月7日
  • 中小賃上げ率4%超 今年度、「意識に広がり」 日商
    中小賃上げ率4%超 今年度、「意識に広がり」 日商

       日本商工会議所は4日、全国の中小企業を対象とした2025年度の賃上げ状況に関する調査結果を公表した。定期昇給を含む正社員の月給賃上げ率は4・03%(金額ベースで1万1074円)で、前年調査より0・41㌽伸びた。パート・アルバイトの時給引き上げ率は4・21%(同46・5円)と、前年を0・78㌽上回っ

    • 2025年6月6日
  • ガソリン174円30銭 1年3カ月ぶり安値-経産省
    ガソリン174円30銭 1年3カ月ぶり安値-経産省

       経済産業省が4日発表したレギュラーガソリン1㍑当たりの店頭小売価格(2日時点)は、全国平均で174円30銭と前週比3円30銭値下がりした。2024年3月18日以来、1年3カ月ぶりの安値。原油価格の下落に加え、政府が5月22日に開始した定額補助制度が押し下げ要因となった。 2週連続で全都道府県で値

    • 2025年6月6日
  • 任天堂「スイッチ2」発売 8年ぶり新型ゲーム機
    任天堂「スイッチ2」発売 8年ぶり新型ゲーム機

       任天堂は5日、新型家庭用ゲーム機「ニンテンドースイッチ2」を発売した。2017年の初代スイッチ発売以来、約8年ぶりに投入された後継機の人気は高く、公式通販サイトの予約受け付けに応募が殺到。4月の初回抽選は日本だけで想定を大きく上回る約220万人が申し込むなど、話題を集めていた。 大手家電量販店も

    • 2025年6月6日
  • 大手3行 ATM相互開放検討 平日日中は引き出し無料に
    大手3行 ATM相互開放検討 平日日中は引き出し無料に

       三菱UFJ銀行と三井住友銀行が実施している現金自動預払機(ATM)の相互開放に、みずほ銀行が新たに参画する検討を開始したことが6日までに分かった。大手3行が連携することで顧客の利便性を高めるとともに、ATMの維持・管理を効率化するのが狙い。実現すれば、各行の利用者は3行いずれのATMでも平日の日中

    • 2025年6月6日
  • 石破首相 価格高騰の検証求める コメ閣僚会議を初開催
    石破首相 価格高騰の検証求める コメ閣僚会議を初開催

       政府は5日、コメの安定供給に関する閣僚会議を初開催した。議長を務める石破茂首相は、小泉進次郎農林水産相に対し、歴史的なコメの価格高騰が起きた要因や対応の検証を求めた。その上で、「短期と中長期の対応策を検討することを進めてほしい」と述べた。コメの流通適正化も会議全体のテーマだ。減反廃止後も続く「事実上

    • 2025年6月6日
  • ラトニック商務長官と会談 赤沢担当相、自動車輸出で協力提案
    ラトニック商務長官と会談 赤沢担当相、自動車輸出で協力提案

       【ワシントン時事】トランプ米政権の高関税措置を巡り、訪米中の赤沢亮正経済再生担当相は5日(日本時間6日)、ラトニック米商務長官との会談に臨んだ。日本政府によると、会談では貿易拡大、非関税措置、経済安全保障面での協力などについて「具体的なやりとりを行った」という。赤沢氏は6日にはベセント米財務長官

    • 2025年6月6日
  • 月面着陸、再び失敗 アイスペース 直前で通信途絶、衝突か
    月面着陸、再び失敗 アイスペース 直前で通信途絶、衝突か

       宇宙ベンチャー企業アイスペースは6日、同社が開発した月着陸機の月面着陸に失敗したと発表した。同日午前4時すぎの着陸を予定していたが、直前に通信が途絶した。同社は「月面にハードランディングした可能性が高い」とみている。 着陸機は米スペースX社のロケット「ファルコン9」で1月15日に打ち上げられ、

    • 2025年6月6日
  • ローソン、ファミマに備蓄米 1㌔360円、小分け販売 東京・大阪
    ローソン、ファミマに備蓄米 1㌔360円、小分け販売 東京・大阪

       政府が随意契約で放出した2021年産の備蓄米が5日午前、コンビニの店頭に並んだ。ローソンとファミリーマートが東京都と大阪府の一部店舗で、1㌔360円(税別)の小分けで販売を開始。先行する大手スーパーなどで完売が相次ぐ中、広範な店舗網を持つコンビニに備蓄米の取り扱いが広がり、消費者に行き渡りやすくな

    • 2025年6月5日
  • コメの閣僚会議が初会合 高騰の要因検証、農政課題議論へ
    コメの閣僚会議が初会合 高騰の要因検証、農政課題議論へ

       政府は4日、コメの安定供給に関する閣僚会議の初会合を5日午後に開くと発表した。小泉進次郎農林水産相は4日、首相官邸で石破茂首相と面会後、「なぜ今回のような米価の高騰が起きてしまったのかを検証する」と記者団に述べた。その上で、事実上の「減反政策」とされる生産調整の在り方など、コメ政策の中長期的な課題

    • 2025年6月5日
  • 最賃上げ、自治体に補助・交付金 目安超える都道府県「特別対応」骨太原案
    最賃上げ、自治体に補助・交付金 目安超える都道府県「特別対応」骨太原案

       政府が近くまとめる経済財政運営の基本指針「骨太の方針」の原案に、最低賃金の引き上げを支援するため、都道府県向けに補助金や交付金を支給する方針を盛り込むことが3日、分かった。国が示す「目安」を上回る引き上げを行った場合、「特別な対応」として実施する。 石破政権は、最低賃金を2020年代に全国平均

    • 2025年6月4日
  • コメ高騰 農政抜本改革へ閣僚会議 5日開催で調整 「減反」見直しも焦点
    コメ高騰 農政抜本改革へ閣僚会議 5日開催で調整 「減反」見直しも焦点

       政府は2日、コメの安定供給に関する閣僚会議を立ち上げると発表した。初回会合を5日に開く方向で調整している。コメの歴史的な高騰を受け、補助金で転作を促し、事実上の「減反政策」とされる現行の生産調整の在り方などを議論。食料安全保障の考え方も整理し、農政の抜本改革につなげたい考えだ。 議長を務める石

    • 2025年6月3日