上場企業、最高益見通し 決算ピーク 金融・生成AIけん引 「トランプリスク」警戒も
- 2025年2月10日
3月期上場企業決算【2025年3月期業績見通し】,純利益TOPIX1407社,52兆2960億円(6.7%)【24年4~12月期業績】,純利益TOPIX660社,28兆9387億円(10.4%)製造業 321社,13兆6749億円(4.4%)非製造業 267社,9兆8899億円(6
3月期上場企業決算【2025年3月期業績見通し】,純利益TOPIX1407社,52兆2960億円(6.7%)【24年4~12月期業績】,純利益TOPIX660社,28兆9387億円(10.4%)製造業 321社,13兆6749億円(4.4%)非製造業 267社,9兆8899億円(6
政府は7日の閣議で、次世代半導体の国産化を目指すラピダス(東京)をはじめとする半導体企業を後押しするため、国の出資を可能とする情報処理促進法などの改正案を決定した。法改正で支援手法が拡充される。2027年の量産開始を目指す同社には1兆円弱の国費投入が決定済みで、特定企業への巨額支出には批判が根強い
ホンダと日産自動車が来週に取締役会をそれぞれ開き、経営統合協議の打ち切りを決定することが7日、分かった。6日には日産の内田誠社長が東京都内のホンダ本社を訪ねて三部敏宏社長と会談し、協議を打ち切る意向を伝えていた。両社は取締役会で統合協議を白紙に戻しつつ、電気自動車(EV)開発での今後の協業について
物言う株主(アクティビスト)の攻勢が企業の「人権」対応に広がってきた。米投資ファンドのダルトン・インベストメンツは元タレント中居正広さんと女性とのトラブルへのフジテレビの対応を切り口に、親会社フジ・メディア・ホールディングス(HD)の経営刷新を要求。投資家の視線は厳しさを増し、企業も対応を迫られて
政府は7日の閣議で、次世代半導体の量産を目指すラピダス(東京)への国の出資を可能とする情報処理促進法などの改正案を決定した。政府出資により財務基盤の強化や量産を支援する国の姿勢を明確にし、ラピダスによる民間資金の調達につなげる。政府は2025年度予算案に、同社への支援を念頭に出資金1000億円を計
伊藤忠商事の鉢村剛副社長は6日開いた2024年4~12月期の決算記者会見で、セブン&アイ・ホールディングスの創業家による自社買収計画への出資について「検討していることは事実だ」と明らかにした。一方で「決まっていることは何もない」とも説明した。 伊藤忠側が買収計画への参画検討を公式に認めたのは初め
ホンダと日産自動車の経営統合協議が6日、破談に終わる見通しとなった。日産の内田誠社長が同日午前、東京・青山のホンダ本社を訪れ、三部敏宏社長に協議打ち切りの方針を伝えた。昨年12月に始まった統合協議は日産のリストラ策などを巡って折り合いがつかず、合意に至らないまま2カ月足らずで終了する。 ホンダと
全国農業協同組合中央会(JA全中)の山野徹会長は6日の定例記者会見で、コメの価格高騰を背景にした政府備蓄米の放出指針見直しについて、「生産者の手取りに影響しないようにしていくことも重要だ」と強調、農家への配慮を求めた。 農林水産省は1月、不作や大規模災害時に限っていた備蓄米放出の運用指針を変更し
学校法人森友学園への国有地売却を巡る財務省の公文書改ざん問題で、文書不開示決定を取り消した大阪高裁判決について、政府は6日、上告しない方針を決めた。加藤勝信財務相と鈴木馨祐法相が石破茂首相との面会後、首相官邸で記者団に明らかにした。国側の逆転敗訴が確定する見通しだ。 高裁判決の上告期限は13日。
職場の異なるアルバイトや契約社員らが集まって賃上げを要求する「非正規春闘」が5日、スタートした。全国の28労働組合が参加する非正規春闘実行委員会は、10%以上の賃上げを求める方針で、正社員に比べ交渉力に乏しい非正規労働者の賃上げ実現を目指す。 「首都圏青年ユニオン」の尾林哲矢執行委員長は同日、東
トヨタ自動車は5日、2025年3月期連結業績予想(国際会計基準)を上方修正し、純利益を4兆5200億円(従来予想3兆5700億円)と1兆円近く引き上げた。認証不正やリコール(回収・無償修理)に伴う減産の影響がほぼ解消し生産・販売が堅調に推移するほか、円安も寄与する。 売上高に当たる営業収益は47
経済産業省が5日発表したレギュラーガソリン1㍑当たりの店頭小売価格(3日時点)は、全国平均で前週比50銭安い184円60銭だった。原油価格の下落で12週ぶりに値下がりしたが、政府が石油元売り会社に支給している補助金の縮小で依然として高水準で推移している。 地域別では37都道府県で値下がり、横ばい
次世代半導体の国産化を目指すラピダス(東京)に対し、北洋銀行(札幌市)が最大50億円を出資する方向で調整していることが5日、分かった。出資が決まれば北海道内企業では初となる。 ラピダスは道内の千歳市に工場を建設中で、4月に試作ラインの稼働を控える。2027年の量産開始までに、5兆円規模の資金が必
日産自動車は5日、ホンダとの経営統合に関する基本合意を撤回する方向で調整に入った。関係者が明らかにした。ホンダ側が日産の子会社化を提案したことについて、日産社内には経営の独立性を維持する観点から反対意見が拡大。統合協議が白紙に戻る可能性が濃厚となった。 日産は同日の取締役会でホンダとの経営統合に
厚生労働省は5日、パートや派遣など非正規労働者と正社員との不合理な待遇差を禁じる「同一労働同一賃金」の浸透に向けた制度の見直し議論に着手した。非正規社員の待遇改善や正社員への転換支援策を検討し、年内にも取りまとめる。 同一労働同一賃金は働き方改革関連法に盛り込まれ、2020年4月に施行された。5
フジ・メディア・ホールディングス(HD)は5日、企業統治の改善策などを検討する「フジテレビ再生チーム(仮称)」を2月中に設置すると発表した。法令順守体制の確立や業績の立て直し、今後の経営戦略など、元タレント中居正広さんの女性トラブル発覚後に指摘された課題を協議し、対策を立案・実行する。 先週、フ
ホンダと日産自動車の経営統合協議を巡り、ホンダが日産の株式を取得して子会社化する案を打診していることが4日、分かった。経営への関与を強め、日産の再建を迅速に進める狙いがあるとみられる。ただ、対等な経営統合を目指してきた日産側には強い反発があり、実現するかは不透明だ。 ホンダと日産は昨年12月、経
トランプ米大統領がメキシコとカナダに対する25%の関税発動を決定し、両国に進出する日本の自動車メーカーに衝撃が広がっている。関税分を上乗せすれば販売減は避けられず、生産拠点の移転といった抜本対応を迫られる可能性もある。部品など関連企業も多く、影響は幅広い分野に及びそうだ。 完成車メーカーでは、メ
日本将棋連盟は3日、2024年の獲得賞金・対局料ベスト10(金額は推定)を発表した。藤井聡太七冠(22)=竜王・名人・王位・王座・棋王・王将・棋聖=が1億7556万円(前年比1078万円減)で3年連続の1位。 2位はタイトルを初獲得した伊藤匠叡王(22)の4364万円、3位は永瀬拓矢九段(32)
ソフトバンクグループ(SBG)は3日、対話型AI(人工知能)を手掛ける米オープンAIと合弁会社を設立すると発表した。日本の大企業を対象とした最先端AIの開発・販売で連携。企業で資料作成などを代行する「エージェント」として活用し、業務効率化につなげる。 SBGの孫正義会長兼社長は同日、東京都内で講
コメや野菜の価格高騰を受け、石破茂首相が物価高対策の加速を指示することが3日、関係者の話で分かった。生活必需品の値上がりが家計を圧迫し続けており、低所得者向け給付金の支給や生活者支援の迅速化を自治体などに促すのが狙い。4日の閣議後、関係閣僚に指示する。 政府は2024年度補正予算に約1兆1000
3日の東京株式市場は、日経平均株価が寄り付きから大幅に下落している。トランプ米大統領がカナダなど3カ国に関税を発動する大統領令に署名し、米国主要株価指数が下落したことなどが影響。日経平均株価は一時、前週末比1100円超安となるなど3万9000円台を割り込んで推移している。 トランプ米大統領がカナ
大手銀行5行は、2月の住宅ローン金利を発表した。全行が代表的な固定期間10年の基準金利を引き上げた。長期金利の上昇傾向などを考慮した。 契約者の7割が利用する変動型の基準金利については、全行が据え置いた。ただ、日銀が1月に追加利上げに踏み切ったことを受け、各行は変動型の指標となる短期プライムレー
スターバックスコーヒージャパン(東京)は、全国にある約2000店舗のうち3割ほどの店で、立地に応じて価格を変える「立地別価格」を2月15日に導入すると発表した。「ドリップコーヒー」や「スターバックスラテ」など定番飲料を対象に、立地や商圏の特性を踏まえ価格を引き上げる。 サービスエリアや空港などの
森永製菓は、粒の大きさが通常品の約1・5倍で食べ応えのあるラムネ「大粒ラムネ Refresh〈すっぱいレモン味〉」を発売。脳のエネルギー源になるとされるブドウ糖を80%配合し、酸味の強いレモン味に仕上げた。シャリシャリとした食感のキャンディーチップ入りで、リフレッシュしたいときなどにお薦めという。
国土交通省が発表した2024年の新設住宅着工戸数は前年比3・4%減の79万2098戸と、2年連続で前年を下回った。建築資材価格の高騰などを背景に、消費者マインドの低下が続いた。持ち家、貸家、分譲住宅のいずれも戸数が減少した。 注文住宅などの「持ち家」は2・8%減の21万8132戸と3年連続で前年
長引くコメの高騰を受け、農林水産省は政府備蓄米の放出に向け準備を始めた。店頭からコメが消えた昨夏の「令和の米騒動」でも慎重姿勢を崩さなかったが、その後も価格は高止まり、ようやく重い腰を上げた格好だ。ただこの間、家計の痛手は続き、コメ離れが加速する恐れもある。見通しの甘さは否めない。 「健全な状態
雪印メグミルクの新しいロゴマーク(右)と現在のマーク(同社提供) 雪印メグミルクは、ロゴデザインを一新する。シンボルマークの雪の結晶や北極星はそのままに、よりシンプルで丸みのあるデザインに変更する。前身の北海道製酪販売組合の創業から100周年を迎えるのを機に、4月から順次、新しいロゴに切り替える。