• 《8》 還暦野球 渡辺臣章 道選手権5連覇来年こそ挑戦
    《8》 還暦野球 渡辺臣章 道選手権5連覇来年こそ挑戦

       渡辺臣章(67)は、還暦・古希軟式野球チームを持つ苫小牧シニア倶楽部の還暦部門で選手兼任監督を務める。チームは昨年、北海道選手権4連覇を達成し、旭川布袋クラブを8―4で下した決勝で捕手として3打数3安打2打点と勝利に大きく貢献した。10月の全日本選手権(宮城県)ではベスト16入り。新型コロナウイル

    • 2020年7月3日
  • 足環付きのオオジシギ 番号確認…右脚を上げてくれた!
    足環付きのオオジシギ 番号確認…右脚を上げてくれた!

       5月中旬、苫小牧市在住の日本野鳥の会(以下当会)会員の奥山博美さんから、「勇払原野に足環(わ)の付いたオオジシギがいた」というメールがありました。添付された画像には、右脚に無地の青いフラッグ(プラスチックの板)、左足には金属製の足環が付いたオオジシギが写っていました。これは寿命や長距離の移動につい

    • 2020年7月3日
  • (17)行く末 幼少期にスポーツ多種経験を 本場カナダで知った当たり前
    (17)行く末 幼少期にスポーツ多種経験を 本場カナダで知った当たり前

       指導者人生最後の舞台は、2020年1月に帯広市で開かれた全国高校総合体育大会。苫小牧東高は選手数17人と決して潤沢ではないチーム状況に加え、本番前に主力のけがも多発したが、5年ぶりの全国8強入りを果たしてくれた。  続く南北海道新人大会は、10人の少数精鋭ながら何とか2勝1敗1分けの3位に入

    • 2020年7月2日
  • (16)リンクづくり グラウンドに氷都光景 天候を予測、試行錯誤し水まき
    (16)リンクづくり グラウンドに氷都光景 天候を予測、試行錯誤し水まき

       小学生のころ、苫小牧東高のグラウンドで毎冬、スケートリンクづくりに精を出す父の正をまねて、兄の正志と家の庭にリンクをよくつくった。「水道代がもったいない」と母の元子に叱られながら台所の蛇口につないだホースを延ばして水まきをした。ひと滑りしてから登校するのが日課だった。  苫東高在学時に記憶し

    • 2020年7月1日
  • (6) オンライン申請 3密回避も浸透には時間
    (6) オンライン申請 3密回避も浸透には時間

       オンライン申請がにわかに注目されている。インターネットの専用サイトなどで極力人を介さずに申し込みができるため、新型コロナウイルス感染予防の3密(密閉、密集、密接)の回避策として推奨されている。国の緊急経済対策で全国民に一律10万円が支給される「特別定額給付金」でも、郵送かオンラインの申請かを選べる

    • 2020年6月29日
  • (15)定期戦 伝統校の苫東VS北海 OB戦交え親睦の輪つくる
    (15)定期戦 伝統校の苫東VS北海 OB戦交え親睦の輪つくる

       教え子たちが高校を卒業するとき、決まって言うせりふがある。「もう一回このチームでアイスホッケーがしたい」。支え合い、時に衝突しながら苦楽を共にした仲間たちとの別れを惜しむ気持ちはよく理解していた。でも以前なら、私は彼らに「10年、20年後も同じメンバーでホッケーができればこんなに楽しいことはない。

    • 2020年6月29日
  • 7 保育士 触れ合いから愛情伝える 子どもの成長に必要なこと「変えない」
    7 保育士 触れ合いから愛情伝える 子どもの成長に必要なこと「変えない」

       「保育現場は密集、密接をなくしては成り立たない職場」―。約100人の園児を受け入れている苫小牧市拓勇西町の認可保育園、拓勇おひさま保育園の遠藤明代園長(72)は力を込める。新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、人と人との接触をできるだけ避ける社会に変容しようとしている今も、子どもと密着し、肌のぬ

    • 2020年6月27日
  • (14)共闘 外部コーチの人間力実感 常に相談しチームづくり
    (14)共闘 外部コーチの人間力実感 常に相談しチームづくり

       「先生にぴったりな人がいるんですけど」―。苫小牧東赴任2年目の2008年、アイスホッケー部の外部コーチを務めてくれていた元王子製紙FWの飯塚祐司さんがおもむろに声を掛けてきた。彼はその頃から女子日本代表の指導で多忙になり、練習を満足に見られなくなっていた。  私は苫南、苫西の両校で計19年、

    • 2020年6月27日
  • 6 介護職員 不安を一つ一つ解消 クラスター化阻止に全力
    6 介護職員 不安を一つ一つ解消 クラスター化阻止に全力

       入所者の生活を手助けする中で、「密」の回避が難しい介護現場。発熱など感染の疑いがあったり、実際に感染者が出たりした場合の初動対応、シミュレーションに力を注ぐ。苫小牧市植苗の特別養護老人ホーム陽明園の尾野清一施設長(57)は「持ち込まず、持ち出さないための対策を徹底し、あらゆる状況に応じた準備を進め

    • 2020年6月26日
  • ▶下 一人も取り残さない支援 未来託す人材を養成
    ▶下 一人も取り残さない支援 未来託す人材を養成

       2018年9月に発生した胆振東部地震からの復旧復興をはじめ、早急に取り組まなければならない課題が山ほどある中、宮坂尚市朗町長の4期目がスタートする。  震災から1年9カ月が経過し、自宅を失った町民が暮らす仮設住宅の入居期限が刻一刻と迫っている。町内では生活再建に向けて一定の見通しがついた人も

    • 2020年6月26日
  • 5 僧侶 慣例よりも対策重視  法話は紙で 焼香も中止
    5 僧侶 慣例よりも対策重視  法話は紙で 焼香も中止

       日差しの強さが夏の到来を告げる昼下がり。苫小牧市高砂町の正光寺の広々とした本堂は、風通しが良く涼しさを感じさせる。中高年ら約20人が1メートル以上間隔を空けて座り、僧侶のお経に心静かに聴き入る。新型コロナウイルスの感染予防策で、僧侶がお経を上げる「お勤め」や教えを説く法要も変わりつつある。

    • 2020年6月25日
  • ▶上 復旧復興に高い評価 住まい再建急ぐ
    ▶上 復旧復興に高い評価 住まい再建急ぐ

       任期満了に伴う23日告示の厚真町長選で4選を果たした宮坂尚市朗氏(64)。3月6日に出馬を正式に表明し、この間告示日まで対立候補は出ることなく、無投票で4選が決まった。3期12年の豊富な経験と実績に加え、2018年9月に発生した胆振東部地震からの復旧復興に力を注いできた取り組みで高い評価を得たこと

    • 2020年6月25日
  • カムイ  ▶3「森のノンノ」
    カムイ  ▶3「森のノンノ」

       花はアイヌ語でノンノという。美しく、かわいらしい言葉の響きをそのまま形にしたような、ピンクの花をポロトの森で見つけた。清流のそばでひっそりと咲くその名はクリンソウ。アイヌ民族の物語が残るポロト湖の辺りの森でも古くから自生し、初夏の訪れを告げる草花だ。花言葉は「幸せを重ねる」。アイヌ民族の女の子たち

    • 2020年6月24日
  • 2003年誕生「ラムート君」 公式フェイスブックのアイコンに
    2003年誕生「ラムート君」 公式フェイスブックのアイコンに

       突然ですが、ウトナイ湖野生鳥獣保護センターの公式キャラクターをご存じでしょうか。2003年、当センター開館1周年記念事業として、ボランティア市民団体によってデザインされたキャラクターで、苫小牧市のシンボルのハクチョウをモチーフとし、アウトドア・ブーツとベストを身にまとい、手には双眼鏡を持っています

    • 2020年6月24日
  • 4 美容師 心のやりとり「密」に スタッフの感染対策も徹底
    4 美容師 心のやりとり「密」に スタッフの感染対策も徹底

       落ち着いた雰囲気の中でゆったりと過ごせるカットスペース、エステルームなどを備えた苫小牧市見山町の美容院「STYLE(スタイル)」。マスク越しでも、来店客への感謝の気持ちを込めた笑顔を忘れない。換気のため窓を開ける際には「寒くないですか」と声掛けするなど、従来以上の気遣いを見せる。  スタッフ

    • 2020年6月23日
  • (13)スマイルジャパン 女子部員「文武両道」かがみに クラブチームと活動掛け持ち
    (13)スマイルジャパン 女子部員「文武両道」かがみに クラブチームと活動掛け持ち

       2007年の苫小牧東高赴任と同時に、4人の1年生女子生徒がアイスホッケー部に仲間入りした。その中にダイヤモンドの原石のような選手がいた。大澤ちほ、鈴木世奈、米山知奈。14年ソチ(ロシア)、18年平昌(韓国)の両五輪女子アイスホッケーに出場した日本代表「スマイルジャパン」の主力だ。  大澤は王

    • 2020年6月23日
  • ④仲間との再会楽しみ 巣ごもり「あっという間」、スクラップ、読書、手芸に料理
    ④仲間との再会楽しみ 巣ごもり「あっという間」、スクラップ、読書、手芸に料理

       「そろそろ仲間たちと会えるのがうれしい」。苫小牧市本幸町の能登智江子さん(83)は独り暮らし。新型コロナウイルスの感染拡大防止策で、道や国の緊急事態宣言、外出自粛、札幌や道外との往来自粛などが続いた間、友人らと会うのを控えていた。ほぼ全ての規制が解除され、「仲間と話し、笑うのが健康に一番だから」と

    • 2020年6月22日
  • (5) 結婚相談所 お見合い件数激減 コロナ禍「仕方ない」
    (5) 結婚相談所 お見合い件数激減 コロナ禍「仕方ない」

       結婚を望む男女が出会い、距離を縮め、愛を深める機会を新型コロナウイルスが妨げている。苫小牧信用金庫の結婚相談所「Love Love Bridal(ラブラブブライダル=LLB)」は3~5月に業務の休止を余儀なくされた。今月、部分的に活動を再開させたが、「お見合い」の件数は激減。感染防止やソーシャルデ

    • 2020年6月22日
  • 言葉と知恵で議論  「チャランケ」▶4
    言葉と知恵で議論  「チャランケ」▶4

       イランカラプテ(こんにちは)。前回のチキサニ通信でご紹介した物語『臼の婆さん』の最も重要なテーマは、人間が作った道具であってもカムイ(神)として尊ぶということです。しかしながら、主人公の一家が夜襲に遭うという物騒な出来事や、それに対する復讐など、内容がショッキングで、記憶に残りやすい物語であると思

    • 2020年6月22日
  • 《6》 みかみ歯科・矯正歯科医院 「苫小牧の歯周病を撲滅」 メーカーとデンタル製品開発も
    《6》 みかみ歯科・矯正歯科医院 「苫小牧の歯周病を撲滅」 メーカーとデンタル製品開発も

       三上格(いたる)院長(61)は、日本歯科大学新潟歯学部の歯周病学教室で非常勤講師を務め、1991年3月に帰苫して開業。今では多くの人が知る歯周病に早くから着目し、日本歯周病学会認定医・歯周病専門医として活躍する。  地域の歯科医療に携わりながら、生活用品メーカーのライオンと共同で歯ブラシや歯

    • 2020年6月22日
  • 3  洋服販売員 安心できる環境づくり 距離意識した接客心掛ける
    3 洋服販売員 安心できる環境づくり 距離意識した接客心掛ける

       「来店してくれる人がいることが『頑張ろう』という活力になっている」。苫小牧市双葉町のセレクトショップ「Loobloom(ルーブ・ルーム)」の代表、長尾祐太さん(38)がマスク越しに笑顔を見せた。  新型コロナウイルスの感染拡大防止策に試行錯誤しているが、徐々に戻る客足に勇気づけられている。「

    • 2020年6月20日
  • 農研百姓塾社長 鈴木孝則さん(80) おいしい物作り続ける 安心・安全で体に良い こだわりを持って
    農研百姓塾社長 鈴木孝則さん(80) おいしい物作り続ける 安心・安全で体に良い こだわりを持って

       「安心・安全であること、体に良いこと、おいしいこと、喜んでいただけること」にこだわり、農畜産物や海産物の加工品作りに取り組んでいる。若い頃からのさまざまな経験を得て1次産業と関わることを決め、農畜産施設の施工管理と有機肥料の生産・販売、農畜産品の販売を行い、道外の物産展にも積極的に出展している。

    • 2020年6月20日
  • 2 眼鏡接客販売 距離は保ち心を寄せる マスク着用での試着にも対応
    2 眼鏡接客販売 距離は保ち心を寄せる マスク着用での試着にも対応

       「いらっしゃいませ」  自動ドアのように店舗の入り口が開いた。苫小牧市住吉町の眼鏡店「オプティークヒダカ」。事前予約のあった常連客が店舗前の駐車場に車を止めたのを確認すると、店主の日高浩一さん(56)または妻の一枝さん(54)が明るく出迎える。  ドアノブなどに不特定多数が触れる機会を

    • 2020年6月19日
  • (12)OB会づくり 年代越えたつながり生む 親睦深め現役部員支援
    (12)OB会づくり 年代越えたつながり生む 親睦深め現役部員支援

       苫小牧東高在学時代の1学年上の先輩、池田正幸さん、細田秀夫さんら1975(昭和50)年卒業組が、当時の1、2年生にも声を掛けて結成した仲間内のOBグループ「50(ごーまる)会」があった。97年ごろから毎年夏に父の正、母の元子も参加して家族ぐるみの道内旅行や苫小牧市内のリンクを貸し切りにして、アイス

    • 2020年6月19日
  • 1 ネイリスト 「快適な空間」大切に 予約制限し1人ずつ接客
    1 ネイリスト 「快適な空間」大切に 予約制限し1人ずつ接客

       指先の爪を手入れし、装飾するネイルサロン。施術者と利用客の距離は「密」になりがちで、新型コロナウイルスの感染予防策を模索する日々が続く。苫小牧市緑町の「Nail House Q’(ネイルハウスキューズ)」もそんな店舗の一つ。「密」の回避へ予約数を絞り込んでおり、売り上げに大きな影響が出

    • 2020年6月18日
  • (11)母校東高へ赴任 部活動存続危機にも直面 試合後に「勝った節」歌声響く
    (11)母校東高へ赴任 部活動存続危機にも直面 試合後に「勝った節」歌声響く

       教員人生始まって以来の緊張感にさいなまれながら、2007年4月に苫小牧東高へ赴任した。創部2年目から携わった苫小牧南、23年ぶりの男子部復興を果たした苫小牧西ではたくさんの支えもあって自分の思い通りにアイスホッケー指導ができた。ただ、母校には歴史と伝統が詰まっている。どこか神経質になっている自分が

    • 2020年6月18日
  • 《7》社会人野球 WEEDしらおい 桐木孝司 救援登板いつでもOK49歳現役
    《7》社会人野球 WEEDしらおい 桐木孝司 救援登板いつでもOK49歳現役

       社会人野球クラブチームのWEEDしらおいで投手兼コーチを務める桐木孝司(49)。ヴィガしらおいやシダックスで活躍した右腕は2020年も現役登録を続行中だ。シーズン入りを前にして新型コロナウイルス禍が起き、公式戦が次々と中止となった中、黙々と個人練習を進めてきた。ベテランに心境や展望を尋ねた。

    • 2020年6月17日
  • ③外出自粛で得たもの 子どもとじっくり関わる、家族と貴重な時間
    ③外出自粛で得たもの 子どもとじっくり関わる、家族と貴重な時間

       「まだ100%元の生活に戻ったわけではない」。苫小牧市宮の森町の主婦、岩崎梨奈さん(32)は気を抜かず、平穏な日常が完全に戻ることを願う。新型コロナウイルスの感染拡大で、2月から5月にかけて「巣ごもり」を心掛けた。夫の裕樹さん(32)、長男の力也ちゃん(3)、長女のおと花ちゃん(1)と4人暮らし。

    • 2020年6月15日
  • (4) 支笏湖地域 感染防止に工夫凝らし誘客
    (4) 支笏湖地域 感染防止に工夫凝らし誘客

       多数の宿泊施設や飲食店を抱え、国内外の観光客を受け入れてきた千歳市支笏湖温泉地域。新型コロナウイルスの感染拡大で、外出の自粛や諸外国の渡航制限が続き、観光客が大幅に減っている。国の緊急事態宣言解除後、観光客は少しずつ増えているが、「コロナ前」の水準には全く届いていない。関係者は戻り切らない観光地の

    • 2020年6月15日
  • (10)連盟にチーム登録 男子部を旗揚げし再び活動 苫西高23年ぶり公式戦出場
    (10)連盟にチーム登録 男子部を旗揚げし再び活動 苫西高23年ぶり公式戦出場

       1998年春、7人の1年生が男子アイスホッケー部の門をたたいて、当時3年になった佐藤章一ら初期メンバーを含めた部員数は2桁の大台に乗った。同好会から部への昇格とともに、23年ぶりの苫小牧アイスホッケー連盟登録をして苫小牧西高男子部が再び歩みだした。  復活を願っていた部の男子OBをはじめとし

    • 2020年6月15日