清川(きよかわ) 洋子(ようこ)さん(49) 苫小牧市植苗
- 2021年10月4日
苫小牧市の道の駅ウトナイ湖でバッグなどの手作り品を販売しているハンドメード作家です。 今年1月、人気の野鳥シマエナガのグッズで道の駅を盛り上げたいと特設コーナーを設けたところ、人気となりました。現在は市内の作家9人で幅広い商品を展開し「ハンドメイド苫小牧」の名でインターネット通信販売も始め
苫小牧市の道の駅ウトナイ湖でバッグなどの手作り品を販売しているハンドメード作家です。 今年1月、人気の野鳥シマエナガのグッズで道の駅を盛り上げたいと特設コーナーを設けたところ、人気となりました。現在は市内の作家9人で幅広い商品を展開し「ハンドメイド苫小牧」の名でインターネット通信販売も始め
「負けるけんかはするな。人にだまされても人はだますな。これが人生の教訓」と語るのは岸邦俊さん(82)。研究者や商売人、経営者とさまざまな職種を経験し、自身の半生を「波瀾(はらん)万丈。損得勘定よりも自分のやりたいことを徹底してきた」と振り返る。 1939年、6人兄弟の4男として岡山県津山市
医療スタッフが毎朝受講する研修の講師を務めたのは、米国人のリチャード・バール氏。恰幅(かっぷく)のよい気さくな性格の「リック」は、国際オリンピック委員会(IOC)から命を受けたBMXの会場責任者で、2016年のリオ・デジャネイロ五輪など世界規模の各種大会にも携わってきたエキスパートだ。 通訳と
第62次南極地域観測隊(2020年11月~2022年3月)に参加している東胆振出身隊員による月1回の現地リポートは、今回で最後。4月から元小学校教員柴田和宏さん(46)=苫小牧市澄川町=と久保木学さん(56)=安平町早来=の2人に昭和基地での暮らしを伝えてもらった。最終回の第6回は、久保木さんが太
医療スタッフの朝は早い。毎日午前7時半から始まる研修を目がけてBMX会場の有明アーバンスポーツパーク=江東区=に向かう。30分ほどの座学や実地訓練、当日の役割分担などを確認する会議を経て、午前8時45分ごろには競技場での業務が始まる。 医師と看護師をベースにした4人一組の救護班を編成し、レ
閑静な住宅街をエリアとする山手北光町内会。松島茂夫会長が「住民同士が交流できる場をたくさん設けるようにしている」と話すように、夏祭りやクリスマス会など、多種多様な行事を開催している。 昨年12月、町内会区域で幼い子どもの命が失われる痛ましい事件が起きた。再発を防ぐべく、子どもを見守る環境づ
Q…北海道にキリギリスはいないと聞きました。本当でしょうか? A…北海道にキリギリスは生息していません。北海道に生息しているのは、寒冷地に適応したハネナガキリギリスとカラフトキリギリスです。また、カラフトキリギリスは道東周辺にしか生息していません。 本州
今回の五輪は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、選手ら大会関係者が外部との接触を断つ「バブル方式」下で行われた。PCR検査は毎朝ホテルの自室で実施。検体(唾液)は競技会場内の回収所に届ける。 結果は五輪・パラリンピック組織委員会に集約される仕組みで個別の通知はなし。最初こそ不安を覚えたが
東京五輪の医療スタッフを志したきっかけは、2014年の国民体育大会(長崎県)自転車競技で北海道代表として共に戦った医師からの誘いだった。作業療法士の資格を持ち、当時は苫小牧市内の病院に勤務していた自身の経歴を踏まえ「力を貸してほしい」と声を掛けられた。 五輪出場は選手時代からの夢。学生時代には
少子高齢化と社会情勢の変化に伴い、世帯数や町内会への加入率は減少しているものの「家族全員が楽しめるイベントを企画している」と板野勝会長は語る。8月の納涼盆踊り大会は毎年2日間、延べ400人以上が参加するビッグイベント。ほかにも9月に運動会、10月はハイキングと、身体を動かせる行事が目白押しだが、新
8月の全国高校選抜アイスホッケー大会で起きた新型コロナウイルスの集団感染に、小生らスポーツ部記者が巻き込まれた。期間中に取材で会場を出入りしていたことから、濃厚接触者に認定され自宅待機となった。 それぞれPCR検査は陰性で一安心したが、連日大会関連の感染者増加を見聞きするたび不安が募る。取
むかわ町穂別地区で発掘されたハドロサウルス科の植物食恐竜「カムイサウルス・ジャポニクス」(通称むかわ竜)。町は2018年9月に発生した胆振東部地震からの復興を目指すシンボルとして位置付け、恐竜化石を生かしたまちづくりを進める。観光面はもちろん、地域経済の活性化といった多くの取り組みに活用していく。
全国の都市・企業の熱気と誇りがぶつかり合う都市対抗野球大会。1974年の第45回大会、大昭和製紙北海道が黒獅子旗(優勝)を白老町に持ち帰った。初めて津軽海峡を渡った黒獅子旗に、まちは歓喜に包まれた。「まちの人が大勢応援してくれましてね。今でも感謝の気持ちでいっぱいです」。三塁手として体感した興奮は
アイヌの人々が村を守る神として「コタンクルカムイ」と呼んだ鳥、シマフクロウ。 フクロウ目フクロウ科に分類され、全長約70センチ、翼を広げると2メートル近くにもなる世界最大級のフクロウで、かつては北海道に広く生息していましたが、森林破壊による営巣木の消失や河川環境の悪化で餌の魚類が乏しくなり
Q…鳴きながら飛ぶ野鳥の群れをよく見掛けます。何という野鳥でしょうか? A 鳴きながら群れで飛んでいる野鳥は、ムクドリやコムクドリだと思います。日本で見られるムクドリの仲間は、ムクドリとコムクドリ、ホシムクドリ、シベリアムクドリの4種類ですが、普通に見られるのはムクドリとコム
樽前地区は開拓が始まってから2022年で130年、樽前小学校は開校100年を迎える。1992年には樽前開基100年記念誌「風雪百年」を発刊した。浜部敏明会長は「50年前は160戸ほどあった世帯も現在では80世帯を切ってしまった」と話し、少子高齢化と空き家の増加が年々目立つ。 そんな中、樽前
2018年9月に発生した胆振東部地震の特徴的な被害でもある山腹崩壊。最も土砂崩れによる被害が大きかった厚真町では、対策工事を進めているが、治山の復旧状況はいまだ全体の3割ほどにとどまる。その傍ら、幌内地区の日高幌内川周辺など一部は震災遺構として残し、後世に語り継いでいく資源として活用する考えも示す
オホーツク管内遠軽町で生まれた。古里のことを聞かれたら、胸を張って「自然豊かで、食べ物がおいしい良い町」と言える。苫小牧で生まれた自身の子どもたちにも故郷を誇りに思ってもらいたい―。苫小牧市職員として働く傍ら、苫小牧レクリエーション協会の創設や運営にも携わるなど地域活性化に尽力した。「活動で得た交
―震災から3年たった今の心境は。 「忘れてはいけない、忘れることのできない、皆さまにも忘れられては困ることとして捉えている。復興計画と地方創生の総合戦略を融合した第2次まちづくり計画を策定し、今年度から歩み始めた。 一方で音や振動に敏感な方もいる。新型コロナウイルス流行で精神的にめ
「支笏湖を一望できるところはどこですか?」 観光案内所でお客さんによく聞かれます。 正直返答に困ってしまいます。なぜなら、車で行けるところに、支笏湖の全景を俯瞰(ふかん)して一望できる場所がないからです。もちろん湖と山々のきれいな景色が見られるポイントはありますので、ご案内はさせて
―震災から3年がたった町の受け止め方は。 「復興計画の大きな課題であった早来小、中学校の建設工事が7月に始まった。学校の統合など説明を続けていかなければならない。児童生徒や保護者だけでなく、地域の方にも使っていただける施設になることを発信する。2022年度中に完成し、3学期から使える予定。
苫小牧市中心部に位置し、市役所や警察署、裁判所などが徒歩圏内のため「とても住みやすい地域」なのが自慢。市民会館や市文化会館に近い旭町総合福祉会館は、吹奏楽コンクールの本番を直前に控えた中・高校生に練習場所として提供することも多い。 9月に厚真町でジャガイモ収穫と調理をして交流を深める「イモ
「雲をとおる波」―。そんなタイトルの本作りのきっかけに少し携わった。著者は衣斐大輔さん。記者と同じ小学校だった彼は長年、脊髄小脳変性症という難病を患いながら、趣味の音楽活動を続けていたが、昨年7月に亡くなった。その彼が書き残した小説を読んだ母親から今年1月、「本にしたい」との相談を受け、制作できる
2018年9月の胆振東部地震発生から6日で3年を迎えた。大きな被害を受けた厚真、安平、むかわ3町の町長に現状や今後の課題などを聞いた。 (胆振東部支局・石川鉄也が担当します) ―震災から3年を迎えた今の受け止めは。 「置かれている立場でさまざまだが、取り残されている感を拭えな
厚真町観光協会は、2018年9月に発生した胆振東部地震から3年を迎え、これまで来町する団体を対象に行ってきた被災地ツアーに段ボールベッド作りや避難所運営体験を組み合わせた厚真版「震災学習プログラム」を作成する。早ければ年内に形にし、実施したい考えだ。 同協会は、地震発生の翌年に被災地ツアーを
厚真町で最大震度7を観測するなど、道内全域を襲った2018年9月の胆振東部地震から6日で3年を迎えた。被害が大きかった厚真、安平、むかわの3町では、全ての被災者が新居での生活をスタートさせた。インフラ整備も今年度中におおむね完了するなど、復旧作業は加速している。一方で、新型コロナウイルス感染拡大に
厚真町表町の住宅地近くに広がる田んぼや畑を毎日のように訪れ、虫捕りをしたり、走り回ったりする斉藤花ちゃん(3)。生後1カ月半で胆振東部地震を「経験」したが、当然ながら地震の記憶はなく天真らんまん。毎日が「楽しい」と元気いっぱいで、父で町職員の烈さん(33)、母の直美さん(38)が笑顔で見守る。
安平町早来大町の認定こども園「はやきた子ども園」は、2018年9月に発生した胆振東部地震の記憶を後世に伝えるため、地震で斜めに傾いた木製のサイロを震災の遺構としてそのままの状態で保存し、室内をアトリエや被災資料の展示に活用する。園内で行っていた「お泊まり会」の真っただ中に震度6強の地震に襲われたと
皆さんは、春から初夏にかけて「ズビャーク、ズビャーク……ゴゴゴゴゴ」といった音を聞いたことはありますか? その音の正体は、環境省のレッドリストで準絶滅危惧の野鳥、オオジシギのオスが求愛や縄張りの主張で出す声と羽音です。 主な繁殖地の北海道と越冬地のオース
「あづま成吉思汗」で知られる市原精肉店(厚真町表町)はこの3年間、胆振東部地震で大きな損害を出し、売り上げが回復したと思ったら新型コロナウイルス流行に見舞われ、不可抗力に翻弄(ほんろう)されてきた。それでも「自分が被災者と言われるのはおこがましい。厚真のために恩返ししていかないと」と3代目の市原泰