がん10年生存率54% サバイバー予後も初集計 国立センター
- 2025年2月13日
国立がん研究センターは13日、2012年にがんと診断された患者約39万人の10年生存率が54・0%だったと発表した。前回調査(11年診断)は53・5%で、ほぼ横ばいだった。診断から1~5年が経過した患者について、その後の経過を示す「サバイバー5年生存率」も初集計。進行がんでも診断から1年以上が経過
国立がん研究センターは13日、2012年にがんと診断された患者約39万人の10年生存率が54・0%だったと発表した。前回調査(11年診断)は53・5%で、ほぼ横ばいだった。診断から1~5年が経過した患者について、その後の経過を示す「サバイバー5年生存率」も初集計。進行がんでも診断から1年以上が経過
東京大と早稲田大が開発した人の培養筋組織を使用したロボットハンド。腕の部分に筋組織を束ねた装置が五つ取り付けられている=12日、東京都文京区 東京大と早稲田大の研究チームは13日、人の培養筋組織を使用したロボットハンドを開発したと発表した。5本の指が独立して動く仕組みで全長18㌢あり、同種のロボット
文部科学省は12日、2024年度の学校保健統計調査の結果を公表した。虫歯がある子どもの割合は、幼稚園、小中高校でいずれも過去最小となった。同省によると、学校での歯磨き指導などが効果を挙げたとみられる。 調査は1948年度から実施。今回は全国の幼児や児童生徒から抽出した約319万人を対象とし、健
埼玉県八潮市の県道交差点で道路が陥没し、トラック1台が転落した事故で、県は11日、現場下流の下水道管内で見つかった金属の塊について、転落したトラックの運転席部分と確認されたと明らかにした。内部には人影のような姿も映っており、安否不明になっている男性運転手(74)の可能性があるという。 大野元裕
北極圏の沿岸や海氷上に生息するホッキョクグマ(シロクマ)の体毛に氷が付着しにくい謎を解明したと、アイルランドのダブリン大トリニティ・カレッジなどの国際研究チームが11日までに発表した。毛穴近くの皮脂腺から分泌され、毛に広がる皮脂の成分を分析したところ、「スクアレン(スクワレン)」と呼ばれる炭化水素
【ワシントン、カイロ時事】トランプ米大統領は10日に公開されたFOXニュースとのインタビューで、パレスチナ自治区ガザを米国が所有し、住民を近隣諸国に移住させる構想を巡り、域外に出た住民がガザに帰還する権利はないと明言した。構想が「強制移住につながる」として協力を拒否するエジプトやヨルダンなどアラブ
首相官邸に入る石破茂首相(中央)=10日、東京・永田町 石破茂首相は初の日米首脳会談を終え、中国訪問に向けた検討を本格化させる構えだ。石破政権内では早ければ5月の大型連休に合わせて訪中する案が浮上している。首相は習近平国家主席との2回目の会談に臨み、日中関係改善の流れを確かなものにしたい考えだ。
【ワシントン時事】米政府は11日、ロシアで拘束されていた米国人男性が解放されたと発表した。トランプ政権がロシアとウクライナの停戦実現に向けた働き掛けを強める中、解放はロシアのプーチン政権との信頼醸成につながる可能性がある。 トランプ米大統領は11日、ホワイトハウスで記者団に対し、「ロシアから非
4月13日開幕の大阪・関西万博を契機に、全国各地の住民と参加国の交流を促す政府の支援事業「万博国際交流プログラム」が進められている。万博に合わせて交流プログラムが全国展開されるのは初めて。これまでに92自治体(17府県75市区町村)による計146件の計画が登録された。各自治体は若者同士の交流に加え
林芳正官房長官は6日の記者会見で、「北方領土の日」の7日に行われる北方領土返還要求全国大会に石破茂首相がビデオメッセージを寄せると発表した。例年は首相が出席するが、今回は日米首脳会談のための訪米と重なったため。林氏は「ビデオメッセージを通じ、北方領土問題の解決に向け国民世論の一層の高揚を図っていく
開催中の「第75回さっぽろ雪まつり」のすすきの会場(札幌市中央区)で5日深夜、展示していた氷像1基が強風で倒壊した。主催する実行委員会によると、けが人の情報は入っていないという。 「すすきのアイスワールド2025」のタイトルで、4日から開催中のイベント。倒壊したのは展示されている氷像60基のう
函館市元町の国指定重要文化財「旧相馬家住宅」(東出伸司代表)が、不動産クラウドファンディング(CF)事業を行う「LEVECHY(レベチー、東京、高将司代表)」に売却したことが分かった。レベチーは同市内でホテルを運営する企業と協業するとともに、同住宅の運営資金を一般投資家から集めて住宅の取得費や維持
恵庭市は6日、2025年度予算案を発表した。一般会計の総額は前年度比13・4%増の360億6300万円。7特別会計と公営企業会計を含む総額は前年度当初比9・1%増の574億6540万円でともに過去最大。原田裕市長は、次世代半導体製造のラピダス社、記録的集客が進むボールパークなど近隣市の動きに触れ、
今季の道南スルメイカ漁が1月末で終了し、函館市水産物地方卸売市場での生鮮スルメイカ取扱量(昨年6月~今年1月末)は、前年度比83トン増の400トンとなった。漁期ごとの統計を取り始めた2005年度以降で過去最低を更新した23年度(317トン)を上回ったものの、過去2番目に少なかった。一方、1月に小型
胆振総合振興局主催の「いぶりフェア」が5日、JR札幌駅西側改札口前の北海道どさんこプラザ札幌店で開幕した。開催中の第75回さっぽろ雪まつりの期間中の11日まで、胆振管内の特産品を国内外の観光客らにアピールする。 道内を代表する「雪まつり」に合わせ、毎年この時期に開催している。今回は胆振管内の19
帯広市の帯広三条高校の校舎に隣接する野球部屋内練習場が4日、大雪の影響で倒壊した。けが人はいなかった。 同日午前9時半ごろ、近隣住民から音と土ぼこりがあったとの連絡が寄せられた。学校関係者が確認したところ、雪の重みで押しつぶされたような状況で練習場が倒壊しているのを確認した。 帯広署へ通報後、
次世代半導体の国産化を目指すラピダス(東京)に対し、北洋銀行(札幌市)が最大50億円を出資する方向で調整していることが5日、分かった。出資が決まれば北海道内企業では初となる。 ラピダスは道内の千歳市に工場を建設中で、4月に試作ラインの稼働を控える。2027年の量産開始までに、5兆円規模の資金が必
「第75回さっぽろ雪まつり」(4~11日、中央区の大通公園が主会場)の開催に合わせ、道は4日から、大規模改修工事中の道庁赤れんが庁舎をライトアップすると発表した。 国の重要文化財でもある赤れんが庁舎は老朽化したため、2019年度から大規模改修に着手。工事は6年がかりの長期にわたり、今年7月25日
北海道労働局は1月31日、昨年12月の道内雇用失業情勢を発表した。求職者1人当たりの求人数を示す有効求人倍率は1.01倍となり、21カ月連続で前年を下回った。 12月の新規求人数は前年同月比7.1%減の2万4720人となり、22カ月連続で前年を下回った。 主要産業別では、宿泊業・飲食サービス業が前年
道内のIT企業などでつくる北海道IT推進協会は、「北海道ITレポート2024」を発表した。23年度の道内IT産業の売上高は前年度比4・4%増の5566億円で、過去最高となった。24年度も同3・3%増の5747億円と推計され、さらに最高を更新する見込みだ。 23年度の業績については、「増収」が全体
政府は30日、「防災庁」の設置に向けた有識者会議の初会合を開いた。防災庁の体制や役割のほか、国が強化すべき防災施策の方向性について議論を本格化。今夏までに提言を取りまとめる。 初会合で赤沢亮正担当相は「人命人権最優先の防災立国を早急に実現する必要がある。日本社会の実情にふさわしい組織を皆さん
フジテレビの清水賢治社長は30日、同社と親会社フジ・メディア・ホールディングス(HD)が開いた定例取締役会後、記者団の取材に応じた。元タレントの中居正広さんと女性とのトラブルが起きた会について、週刊文春が女性はフジ幹部社員に誘われたとした昨年末の記事を、今月28日に中居さんから誘われたと訂正したこ
「今まで苦労してきたことが報われた気がする」。森友学園を巡る問題で、大阪高裁は30日、財務省が検察に任意提出した文書の不開示決定を取り消した。原告の赤木雅子さん(53)は判決後、亡くなった夫の俊夫さん=当時(54)=の写真を手に報道陣の取材に応じ、笑顔を見せた。 この日の朝、俊夫さんに「きょ
軽量薄型で折り曲げ可能な「ペロブスカイト太陽電池」について、京都大や英オックスフォード大などの研究グループが、高性能の多層型構造を作成する新手法を開発した。発電層の膜を塗る際の添加剤を改良して高品質の結晶を作ることに成功し、膜を複数重ねることで従来のシリコン型(26%程度)を超える発電効率を達成し
海外のカジノサイトで賭けをしたとして、千葉県警が賭博容疑で、2021年東京五輪の卓球男子団体で銅メダルを獲得するなどした丹羽孝希選手(30)=苫小牧市出身=を書類送検したことが30日、県警への取材で分かった。任意の事情聴取で容疑を認めたという。 書類送検は20日付で、容疑は23年夏、オンライ
衆院予算委員会は30日、自民党旧安倍派の裏金事件で有罪が確定した会計責任者(当時)の参考人招致を野党の賛成多数で議決した。自民は反対し、公明党は退席した。同委の安住淳委員長(立憲民主党)は2月10日をめどに実施したい考えだが、議決に強制力はなく、会計責任者が応じない可能性もある。 参考人招致
石破茂首相は29日午後、参院本会議での各党代表質問で、所得税が発生する年収ライン「103万円の壁」を123万円に引き上げた場合、2025年度の個人消費が0・1㌽程度上昇するとの見込みを明らかにした。働く人の報酬総額である「雇用者報酬」が0・1兆円程度増加するとの試算も示した。 国民民主党の川
「新幹線のお医者さん」として長年、東海道・山陽新幹線の安全運行を支えてきた点検用車両「ドクターイエロー」のうち、JR東海が保有するT4編成が29日、最後の検測を終え、東京駅に到着した。西日本保有のT5編成も2027年をめどに見納めとなる予定。 ドクターイエローはJR東海と西日本が1編成ずつ保
鹿児島県・奄美大島で、ウミガメの産卵回数の低迷が続いている。同島は一年を通じてシュノーケリングなどでウミガメが泳ぐ姿を見ることができるが、昨年の産卵回数は集計を始めた2012年以降で2番目に少なかった。生息数の減少などが影響しているとみられ、研究者は「中長期的な分析が必要だ」と指摘している。
衆院は28日の本会議で、石破茂首相の施政方針演説など政府4演説に対する2日目の各党代表質問を行った。社会保険料負担が生じる「年収130万円の壁」見直しを巡り、手取りの減少分を給付で補う立憲民主党提出の法案について、首相は「実務上の負担が大きく、慎重に検討する必要がある」として否定的な見解を示した。