災害時の 対応策など学ぶ むかわでPTA 連合会研究大会

災害時の 対応策など学ぶ むかわでPTA 連合会研究大会
防災意識を高めたPTAの研究大会

 胆振東部PTA連合会(広地紀彰会長)とむかわ町PTA連合会(須藤正人会長)は22日、むかわ町のむかわ四季の館で研究大会を開いた。胆振東部消防組合鵡川支署の安藤義浩支署長の講演会「家族で考える防災~子供の命を守るために~」を行い、参加者が災害時に必要な心構えや対応策を学んだ。

   安藤支署長は、津波災害時に逃げ遅れる人間の心理として、多少異常なことが起きても心を正常に保とうとする正常性バイアス(偏向)や周囲の人に合わせて行動しようとする同調性バイアスが影響することを指摘。「災害時は命を守る判断が大事。津波が来なくても練習と思い、避難することをやめないように」と呼び掛けた。

   災害時の安否確認の方法を家族で共有することや最低3日分の食料を確保することなど、日ごろから備えておく重要性を強調し、「大人の防災意識が高まると、子どもの命を守ることにつながる」と訴えた。

   むかわ町や厚真町、苫小牧市などの教育関係者44人が会場とオンラインで参加し、熱心に耳を傾けていた。

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