白老町消防本部は27日、文化財防火デー(1月26日)に合わせ、町陣屋町にある仙台藩白老元陣屋資料館の防火体制を点検する立ち入り検査を行った。
消防本部職員2人が午前9時ごろ、資料館を訪れ、火災報知器や消火器、避難口などをチェックした。仙台藩が幕末に造営した陣屋の貴重な資料約800点を収蔵する施設の防火管理体制を調べた結果、目立った問題点はなかったという。
同館は関連事業として、職員と町民ボランティアからなる「友の会」会員を対象に避難・通報訓練と心停止の人を救命する自動体外式除細動器(AED)の講習を24日に実施した。
文化財防火デーは1949年1月26日に起きた世界最古の木造建築物・法隆寺(奈良県斑鳩町)の金堂火災を受け、国が制定した。