ウポポイ・ミュージック・フェスティバル 来月4日から「ムックリざんまい」 特別公演、製作体験も 白老

ウポポイ・ミュージック・フェスティバル 来月4日から「ムックリざんまい」 特別公演、製作体験も  白老

 白老町の民族共生象徴空間(ウポポイ)を運営するアイヌ民族文化財団は2月4日から11日まで、ウポポイ・ミュージック・フェスティバル2025「ムックリざんまい」を開催する。アイヌ民族の伝統楽器ムックリ(口琴)をテーマに、ウポポイ内の各施設を使ってトークや公演、体験、展示を繰り広げる。

   初日の4日は午後2時から、体験学習館でオープニングイベントを予定。ウポポイPRアンバサダーで俳優の森崎博之さん(53)を迎え、スタッフとのトークや演奏体験が楽しめる。

   8~11日は体験交流ホールで海外の演奏者を含む特別公演が予定されている。8日はキルギスの口琴と弦楽器のトリオ「ウスタトシャキルト」、9日は釧路市阿寒湖アイヌコタン出身の姉妹ユニット「カピウ&アパッポ」、10日は南インドの鉄製口琴奏者らでつくる「モールシンの波」が来日する。11日は弦楽器トンコリ奏者のオキさんと歌手のレクポさんが登場する。

   時間は8~10日が午後1時、11日は同2時。11日同3時からは、全演奏者と阿寒口琴の会が一堂に会し、グランドフィナーレを迎える。いずれも当日にエントランス棟や会場近くで整理券を配布する。

   週末の8、9両日は工房でムックリの製作体験もできる(有料)。10日午前11時からは体験学習館で、イベントに協力する日本口琴協会の直川礼緒代表と国際口琴大会出場者4人が出場エピソードや生演奏を披露する。体験学習館の別館3では4~11日、直川代表が集めた口琴コレクションの特別展示もある。

   広報担当者は「アイヌ文化に興味がある人だけでなく音楽好きな人にも、口琴の多様性やムックリの奥深さを感じていただければ」と話している。

こんな記事も読まれています