白老町でこのほど、胆振総合振興局主催の「第3回いぶりウポポイ活用促進プラットホーム」が開かれた。胆振管内の行政機関や経済団体、観光協会などの関係者ら約60人が町中央公民館に集まり、商品開発などウポポイを生かした企業の取り組み事例などを学んだ。
同プラットホームは、ウポポイ経済波及効果を取り込む方策について官民が情報共有を図る場として、昨年7月に初会合を開催。3回目となった今回は、食品卸業・国分北海道(札幌市)のマーケティング部開発課グループ長を務める田口静恵氏が「商品開発」をテーマに講演した。
田口氏は、「白老牛カレー」などレトルト食品やアイヌ民族の伝統食チェプオハウ(サケの汁物)の缶詰といった同社開発のウポポイ応援商品について説明。ウポポイ開業前の4月から売り出し、好評を得ている状況を話した。
この他、白老町内の仕出し店などで設立したシラオイ・イペの堀田尚史専務が、アイヌ伝統料理を取り入れたウポポイ団体客向け弁当の開発、販売を報告。白老観光協会の千葉勝宏事務局長が、管理運営する駅北観光商業ゾーン(ポロトミンタラ)の今後の展開について説明した。