安平町は13日、町役場総合庁舎で職員研修を行った。NHK室蘭放送局の菅井賢治局長や現役アナウンサーらが講師となり、よりよい情報の伝え方や職場間のコミュニケーションについてアドバイスした。
シティプロモーションの観点で安平町を取り上げているNHK札幌放送局内のチーム「北海道ソリューション」とのつながりから実現。研修は全3部構成で行われ、職員がそれぞれ希望するプログラムに参加した。
第1部は菅井局長がオンラインで講演し、情報の伝え方についてレクチャー。第2部では若手職員から企画番組の組み立て方などを学んだ後、「わが町の推し」について実際にグループでプレゼンテーションを体験した。
3部では、職場内のコミュニケーションについて、アナウンサーの伊林毅暁さんが講話。「口がうまい、目立ちたがり、笑いを取るのがうまい、イコール仕事ができる、コミュニケーション能力が高い、というわけではない」と指摘し、職場環境の良い例と悪い例、日常の心掛けや言葉の使い方などを上司や先輩、若手職員ごとに紹介した。
商工観光課の河合凜さん(24)は「気を付けなければいけないこと、新たにやれることを知ることができた」と話していた。