空手「最強塾」 木戸さんと阿部さん 全国V・入賞を報告  

全国大会2連覇を引っ提げ、表敬訪問した木戸さん(左) =安平町

 厚真町を拠点にする空手道場「最強塾」に所属する北海道栄高校3年の木戸翔太さん(18)=安平町在住=、苫小牧東高校3年の阿部リノアさん(18)=むかわ町在住=が昨年末、それぞれの故郷で全国大会優勝、上位入賞を報告した。

   木戸さんは昨年12月18日に愛知県で開かれた全日本ジュニアチャンピオンシップ空手道選手権大会の高校生男子重量級の部(65キロ以上)で2連覇を達成したほか、11月に催されたIBKOインターナショナルコンベンション空手道選手権(東京)で準優勝、JKJO全日本ジュニア空手道選手権大会(同)で3位に入った。

   阿部さんはIBKOのアンダー18女子48キロ未満で優勝し、JKJO、全日本ジュニアチャンピオンシップで、いずれも3位に食い込んだ。

   昨年12月26日に安平町役場を訪問した木戸さんは「試合が連続していたのでけがやダメージが残ったまま試合に臨んでいた。連覇が懸かっていたのでプレッシャーは大きかった」と回顧。今月下旬にも大会を控え、「けがを治しながら、自主練習で追い込んでいく」とさらなる高みを誓った。及川秀一郎町長は「来るたびに強く、大きくなっている。プレシャーの中で勝ち切ったのは自信になったのでは」とねぎらいの言葉を掛けた。

   同28日にむかわ町役場を訪れた阿部さんは「負けるたびに練習がきつくなったが、全国大会で結果を出せてうれしい」と喜びを語った。春からは札幌市で消防士として就職が決まっているが、「空手は続け、一般の部で優勝を狙っていきたい。女性消防士としても市民の安全を守り、職員として輝けたら」と話した。

   竹中喜之町長は「町民に希望と感動を与えてくれて感謝している。さらに精進して上を目指して」とエールを送った。

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