内田さん講演でウポポイ語る アイヌ文化振興調査官 白老

内田さん講演でウポポイ語る アイヌ文化振興調査官 白老
講演する内田さん

 白老町の民族共生象徴空間(ウポポイ)の中核施設、国立アイヌ民族博物館で15日、文化庁アイヌ文化振興調査官内田祐一さんが講演し、町民らが耳を傾けた。

   同館で2月12日まで開催中の第3回テーマ展「ウアイヌコロ コタン アカラ」の関連事業。

   内田さんは、ウポポイができるまでの年表や計画内容を示しながら、ウポポイや同館の設立経緯を解説した。この中で、津波などの災害対応のために、施設の基礎部分に1メートルほど高く盛り土をしたことや、2階パノラミックロビーの窓を斜めに設置して野鳥が光の反射で衝突する事故を起こさない対策を施したことを説明。「多くの人たちの関わりや力添えがあって生まれたことを知って」と呼び掛けていた。

   テーマ展では、ウポポイ開設の構想、計画、誕生に至るまでを60点の資料や映像で紹介。28日から2月5日までの午後2時からは同館1階交流室で、ワークショップ「博物館のアイヌ語表示を探してみよう」を開く。参加無料で定員は各日4組20人(先着順)。(1)イベント名(2)希望日(3)参加する児童の氏名と学年(4)保護者の氏名を明記してメールで申し込む。宛先は同館 アドレス(information@nam.go.jp)。

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