むかわ町の鵡川高校(三村素道校長)で19日、3年生が後輩に受験勉強や就職活動の体験談を発表する進路体験報告会が開かれた。3年生が自身の経験を踏まえ、1、2年生に「最後まで目指す道を諦めないで」とメッセージを送った。
進路指導の一環として先輩の生の声を聞き、本格的な進路活動に役立ててもらおうと開催した。
報告会は大学、短大・専門学校、公務員、一般就職のグループごとに教室を分けて行い、参加した1、2年生97人は、希望する進路に進む先輩がいる教室で説明を聞いた。
グローカル総合入試(総合型選抜)で国立小樽商科大学に合格した岩倉アキラさん(19)は書類提出が締め切り直前になったことなどから事前準備の大切さを伝えたほか、「諦めかけた時には、先生方が支えてくれた」と話した。
また、釧路公立大学に合格した高橋諒汰さん(18)は、小論文を書くに当たり、夏休み以降、町内の公営塾に通うなどした経緯を振り返った。試験では「落ち着いて、時間に余裕を持って試験に臨むこと」や「毎日、少しでもいいので継続して学習すること」をアドバイスしていた。