ポットに高山植物の種 アポイ岳再生プロジェクト 様似中

ポットに高山植物の種 アポイ岳再生プロジェクト 様似中
プランターに種を植える1年生

 様似中学校(松田陽一校長)の1年生33人がこのほど、コハマギクなど様似町内に生育する高山植物3種類の種をポットに植えた。学校内の6グループで観察しながら種を育て、育った苗は春に町内のエンルム岬周辺に移植する予定。

   アポイ岳再生委員会のドリームプロジェクトの一環。アポイ岳ファンクラブ(田中正人会長)と同校が連携して高山植物の種植えをするなど自然再生に取り組んでおり、今年で8年目。

   同校では、ユネスコアポイ岳ジオパークに指定される豊かな町内の自然や希少な高山植物を知り、郷土愛を育む授業として、総合的な学習の時間に実施している。

   この日はアポイ岳ファンクラブの会員8人が来校。静岡大学の増沢武弘客員教授はアポイドリームプロジェクトの意義や現在のアポイ岳の植物の現状などを説明し、「皆さんが扱う種は貴重な命です」と話した。

   この後、生徒と会員で昨年12月に冷湿処理したコハマギク、アポイクワガタ、ヒメシラネニンジンの種をポットに敷いた土の中に慎重に植えていった。

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