苫小牧市在住の粘土工芸作家で、教室「夢色粘土」を主宰する浅野史乃さん(47)が21日、白老町若草町の民泊「POROTO BASE(ポロト・ベース)」で、ワークショップ付き宿泊イベントを開いた。町内外から親子5組14人が参加し、浅野さんの指導で粘土人形を作った。
同民泊に1泊2日して粘土工芸を楽しむ「親子で泊まれる粘土教室」。
浅野さんは、軽量粘土を使った工芸「DECOクレイクラフトアカデミー(東京)」の認定講師。町内での教室開講を模索していた昨年12月、共通の知人を介して民泊関係者と知り合い、今回のイベントを企画した。
SNS(インターネット交流サイト)でイベントの開催をアピールし、呼び掛けに応じた参加者が民泊に泊まり、粘土でシマエナガやウサギを成形するひとときを過ごした。
浅野さんは「制作に時間をかけられたので、納得がいく作品ができたのでは」と笑顔。「いろんな企画を開くことで民泊活用の可能性も広がれば」と話していた。