パラオの児童と交流  オンラインで英会話 厚南中生徒  

パラオの児童と交流  オンラインで英会話 厚南中生徒  
厚南中とパラオをオンラインでつないで行われた交流

 厚真町の厚南中学校(石崎和昌校長)の2年生17人は25日、パラオ共和国のコロール州にあるコロール小学校の児童とオンラインを通じ、英会話で交流した。両国の子どもたちが国境を越え、互いの文化やまちの魅力を紹介し合った。

   今回の企画は、国際交流を通して互いの国を身近に感じてもらおうと、国際協力機構(JICA)の海外協力隊として、パラオに派遣されている厚南中の山本有紗教諭が両校をつないで行われた。

   同国は日本の南に位置し太平洋に浮かぶ人口約1万8000人の小さな島国。小学校は8年制で、コロール小には約600人の児童が在籍しているという。

   厚南中の生徒は日本食を紹介したほか、「日本のアニメを知っている?」などと質問。コロール小の児童から「『ドラえもん』は知らない」と意外な回答が返ってきて驚いたり、キャラクターの話で笑いが起きる場面があった。

   一方、コロール小の児童たちは、健康増進のために年に2回開催されているウオーキングイベントや家族の日、バレーボールやバスケットボールで他校との対抗戦があることを紹介。また、伝統的な文化として木やココナツの殻などで作った衣装があることや男女別に伝統舞踊があることを伝え、「ダイジョウブ」など現地で使える日本語や簡単なパラオ語のあいさつを紹介した。

   厚南中の北島未聖さん(14)は「パラオの小学生は日常から英語を使っていて、やり取りする難しさを感じた」と振り返りながら、「衣服を木で作ったり、日本語を使っていることなど新しく分かったことがあってよかった」と話していた。

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